Brief Summary of Each Supplement
Progress of Theoretical Physics Supplement No. 191
Statistical Physics and Topology of Polymers with Ramifications
to Structure and Function of DNA and Proteins
Proceedings of the YITP Workshop: a Satellite Meeting of STATPHYS24
出口 哲生、早川 尚男、下川 航也、Andrzej Stasiak、津留崎 恭一 編集
この巻は 2010 年 8 月 2 日から 6 日にかけて京都大学基礎物理学研究所において
開催された国際会議 ``Statistical physics and topology of polymers
with ramifications to structure and function of DNA and proteins'' の
会議録である。この会議は、2010 年 7 月 19 日から 23 日にオーストラリア
のケアンズで開催された 第 24 回 国際統計力学会議 （Statphys24, IUPAP）
のサテライト会議でもあった。
最近、高分子統計力学のトポロジー効果が、物理学、生物学、化学など幅広い
自然科学の領域において注目されている。
ＤＮＡの結び目やタンパク質の結び目、そして合成高分子でつくられた結び目
などが、理論的方法だけでなく実験的方法によって活発に研究されている。
トポロジーの効果がどのようにこれらの高分子の統計力学的性質やダイナミクスに
影響をおよぼすのか、高分子のスケーリングの振る舞い、高分子の形態、
そして拡散など、多様なテーマが多くの研究グループによって活発に研究されている。
この国際会議では、生体高分子や高分子一般の統計力学に関する
これらの話題や他の多くの話題が議論された。
ここには
この会議で行われた招待講演やポスター発表などに関する 24 編の論文が
収録されている。その内容に従って、1. 生物学、2. 生物学と数学、
3. 高分子物理、4. ＤＮＡ模型、5. 数学、の順番に掲載されている。
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