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● Gnuplot で描いたグラフを Webpage に載せてみよう (Lesson08)

さて、課題その2の問題設定の最初に作ったプログラムで もとめた軌道をグラフをかいて調べてみましょう。 そして、皆さんのホームページにのせてみましょう。

赤い文字の部分を打ち込んで下さい。
(コマンド・プロンプトの部分 (ap1 xx: の部分)は login のたびに異なります。)

詳しい説明については gnuplot についての説明のページ を見て下さい。


  1. プログラムの結果出力
    θ = π/4, v0 = 20, a = 0.1, γ = 1 として プログラムを実行し、 結果を prog081.dat に 出力して下さい。
      ap1 xx: f90 prog081.f
      ap1 xx: a.out > prog081.dat
      
    出力が 2 回目以降であれば、a.out >! prog081.dat とすれば上書きできます。

  2. Gnuplot script の作成
    gnuplot の scipt file (prog081.plt) を mule などで作って下さい。
      ap1 xx: mule prog081.plt &
      

    今週は Postscript (PS) file をまず作ってみましょう。 prog081.plt の中で set term post... の行が PS file を作ることを表しています。 Postscript ではいろいろな font を試せます。 (gnuplot の中から "help postscript" で調べてみて下さい。)

    prog081.plt の中身 (ぬいてあるコメント行があります。)
    set title 'v0=20, a=0.1, g=9.8'
    set xlabel 'x'
    set xrange [0:41]
    set ylabel 'y'
    set xzeroaxis
    v0=20.0
    g=9.8
    theta=45.0*pi/180
    f(x)=tan(theta)*x-g*x*x/2/(v0*cos(theta))**2
    #-------------------------------------------------------------------
    # 改行のマーク"\" は処理系によって¥にみえたりバックスラッシュに
    # みえたりしますが同じです。改行のマークの後にはスペースをいれないように
    # してください。
    pl f(x) title 'theta=45, gam=0' with lines\
    ,"prog081.dat" using 1:2 title 'theta=45, gam=1' with lines
    
    pause -1
    
    #
    # eps だと画像ファイルのサイズが変になるので、
    # 普通の ps file とします。
    # (センターの convert コマンドが変わったようです。)
    # (2003/12/14)
    #
    set term postscript color solid "Helvetica-Bold-Italic" 35
    set output "prog081.ps"
    
    replot
    
    

  3. グラフの描画とファイルへの出力
    この scipt file を使ってグラフを描き、ファイルに出力します。 グラフが画面で見えてから、コマンド・ウィンドウに戻って Enter Key を押すのを忘れないで下さい。
      ap1 xx: gnuplot prog081.plt
      

  4. グラフの画像 (png) ファイルへの変換
    グラフを Homepage に公開するには、 画像 (png 等) ファイルに変換する必要があります。 この変換には convert コマンドを使うと便利です。
      convert 入力ファイル名 出力ファイル名
      
    convert コマンドでは、 ファイルの拡張子で出力フォーマットを指定することにより、 様々な形式の画像ファイルのフォーマットを変換できます。 例えば下の例では eps ファイルを png ファイルに変換します。
      ap1 xx: convert prog081.eps  prog081.png
      

    (2003/12/14) グラフの出力形式を eps から ps へ変更したので、 回転させないと向きがおかしくなります。

      ap1 xx: convert -rotate 90 prog081.ps  prog081.png
      
    のようにオプションをつけて変換時に回転して下さい。
    eps からきちんとしたサイズの画像ファイルを作るには、 display コマンドを使う方法があります。
      ap1 xx: display prog081.eps &
      
    としてグラフを表示させてから、
    1. マウスを左クリック → Transform → crop
    2. 変換する領域をマウスで囲む → crop ボタンを押す
    3. File → Save → ファイル名を "prog081.png" として Save
    4. File → Quit

  5. グラフを公開する
    Unix コンピュータ上のファイルは他の人が見れるとは限りません。 他の人が見れるように file mode を変更しましょう。 このために使うコマンドは chmod (CHange MODe) です。 同じ group の人とその他 (other) の人に 読める (read) できるようにします。 そして、各自の www directory にコピーして下さい。
      ap1 xx: chmod go+r prog081.png
      	(誰でも読めるようにファイルの状態を変更)
      ap1 xx: cp prog081.png ~/www
      	(ホームページに載せる)
      

  6. 公開の確認
    さて、皆さんのグラフは web page で見えていますか?
    各自の Homepage から見えるようにするには、 HTML の中に <IMG SRC="prog081.png"> というタグをいれて下さい。