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Linux Memo (gentoo)

このページは基本的に私個人の端末(gentoo linux 端末)の設定に関する備忘録です。 同じ問題を共有している方の役に立てば幸いですが、 at your own risk でお願いします。 (2006/07/14)

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acroread からの出力で白黒反転になる場合の対処方法

(2006/07/14)
cups を使っていて network につながった Epson LP8700PS3 に出力する場合、 acroread からの出力で図の部分が(あるいは scan した pdf だと全体が) 白黒反転してしまうことがありました。 Vine linux でも同じ現象が起こっていましたので、 gentoo 特有の問題ではないかもしれません。 私の取った対処方は、以下の通りです。
  1. cups のかわりに lprng を使う。
  2. 両面印刷する場合には、filter を自分でかく。
具体的には以下の作業を行います。
# /etc/init.d/cups stop
# emerge -C cups
# emerge lprng
# vi /etc/printcap
# vi /usr/local/bin/duplex
# chmod +x /usr/local/bin/duplex
# mkdir /var/spool/lpd/epson
# mkdir /var/spool/lpd/epsonS
# chmod 700 /var/spool/lpd/epson
# chmod 700 /var/spool/lpd/epsonS
# chown -fR lp:lp /var/spool/lpd/epson
# chown -fR lp:lp /var/spool/lpd/epsonS
# /etc/init.d/lprng start
# rc-update add lprng default
ここで、/etc/printcap/usr/local/bin/duplex は、リンクのようにしておきます。 また、/etc/hosts に epson の ip address があることが前提です。

tgif で kochi-substitute font を使う

(2006/07/29)
参考 URL: (1) [mld-ml:6260] Re: Tgifで日本語が化けます
(2)anthy について --- Gentoo 暮らし

tgif は linux (unix) で簡単な図を作るときに重宝しているのですが、 日本語フォントには苦労します。 基本的には参考 URL (1)等のようにすればよいのですが、 東風substituteフォントを使いたいときには .Xresources の
Tgif.SquareDoubleByteFonts: \n\
-jis-fixed-*-*-*--%d-*-*-*-*-*-jisx0208.1983-*,H,Ryumin-Light-EUC-H\n\
...
にある -jis-fixed.... の部分をどのように書けばよいか最初は分かりませんでした。 まあ単に知識不足だったのですが、結論は簡単で「xlsfonts から情報を得ればよい」でした。
% xlsfonts | grep kochi
-misc-kochi gothic-medium-r-normal--0-0-0-0-c-0-adobe-standard
-misc-kochi gothic-medium-r-normal--0-0-0-0-c-0-ascii-0
...
-misc-kochi gothic-medium-r-normal--0-0-0-0-c-0-iso8859-9
-misc-kochi gothic-medium-r-normal--0-0-0-0-c-0-jisx0208.1983-0
-misc-kochi gothic-medium-r-normal--0-0-0-0-c-0-jisx0208.1990-0
...
この出力の中で、jis と入っているものをいくつか試してみると、 今のところうまくいっています。 .Xresources (tgif に関係する部分のみ) を用意して、 .xinitrc 等の中で xrdb -merge $HOME/.Xresources として読みこんでおけば、tgif で東風substitute font が使えます。

ptex のインストール

(2006/07/14, 2007/01/19 追加)
参考 URL: TeX Wiki Linux/Gentoo
上記、奥村氏の URL が大変参考になります。 ただし、ghostscript は、
「ghostscript-esp が必要で、しかも ghostscript-esp-8.15 はだめ」
というきつい制限がある(2006.06現在)ので、 /etc/portage/package.mask に、
>=app-text/ghostscript-esp-8.15
app-text/ghostscript-gnu
を付け加えておきましょう。 また、acroread の日本語版がインストールされるように、 /etc/make.conf に、
LINGUAS="ja en"
を加えて(あるいは書き換えて)おきます。 そうすると、あとは一直線です。
# emerge ptex dvipdfmx ghostscript-esp acroread acroread-asianfonts
# ln -s /usr/share/ghostscript/Resource /usr/share/texmf/dvipdfm/
# mktexlsr
# updmap
通常、最後の updmap は必要ないのですが、 何かの map file を書き換えたときに必要でした。
(どこを書き換えたときか覚えていません。 cmap 等を手で変更して、動かなくなったときに updmap をためしてみる価値はある、 という程度に理解しています。)


(2007/01/19 追加): acroread7 をいれた後で、dvipdfmx で

** ERROR ** Could not find encoding file "H".
という有名なエラーがでる場合には、
/usr/share/texmf/web2c/texmf.cnf
の最後の行を書き換えてみてください。 変更前が、
CMAPINPUTS = .;/opt/Acrobat5/Resource/Font//;/usr/share/xpdf//
であるものを、
CMAPINPUTS = .;/opt/Acrobat7/Resource/CMap//;/usr/share/xpdf//
とします。(dvipdfmx-20040411.ebuild の場合)。 acroread5 から acroread7 に update されたとき、 CMap を置く directory 名が変わったようです。 (ebuild の対応する場所を変える方がよいのかも知れません。 その場合にはどちらにも対応できるように、
CMAPINPUTS = .;/opt/Acrobat7/Resource/CMap//;/opt/Acrobat5/Resource/Font//;/usr/share/xpdf//
とするとよいかな。試していないので不明です。 )

(2008/01/04 追加): ptex-3.1.10 への update
dvipdfmx が ptex に含まれるようになったので、dvipdfmx を取り除いてから ptex をインストールします。

# emerge -C dvipdfmx
# emerge ptex
# mktexlsr
# updmap
dvips, xdvi が、それぞれ pdvips, pxdvi になっているので 注意して下さい。

css.vim の問題

(2007/06/14)
参考 URL: vdrめも
vim6.4 で html file を編集するとき、
Error detected while processing /usr/share/vim/vim64/syntax/css.vim:
line   41:
E16: Invalid range
E475: Invalid argument: cssIdentifier "#[A-Za-z性濱][A-Za-z性悪9_@-]*"
というエラーが出ました。 上記 URL にあるように、「性悪」部分は À-ÿ のことで、 文字コードによっては変な形に変換されてしまいます。 (UTF 以外でないと無理でしょうね。)
上記 URL に従って、À-ÿ 部分を消します。
line 41 in /usr/share/vim/vim64/syntax/css.vim
syn match cssIdentifier "#[A-Za-z性濱][A-Za-z性悪9_@-]*"
-> syn match cssIdentifier "#[A-Za-z_@][A-Za-z0-9_@-]*"
これで大丈夫。


Akira Ohnishi <ohnishi <-at-> yukawa.kyoto-u.ac.jp>