デンジャラス・アトム日記


8月26日(日):アトム前夜

こんにちは、アトムのはま中です。 この日記は、 アトム型研究員としての 私の経験を赤裸々に!綴ることによって アトムとはどんなもんで、 どんなうれしいことがあって、 どんな悲しいことがあるのかを 紹介するために書かれる予定のものです。 この日記は一応、今後アトムになろうか と考えている方々に何らかの参考になれば と思い、始められたものですが、 実際はほとんど愚痴か、訳の分からん行動記録か、 暗い回想録になったりするかもしれません。 日記など一度も書いたことのない者なので 面白いものが書けるかどうか不安ですが、 どうかよろしくお願いします。

せっかくなので今日はアトム直前の流れをクローズアップしてみます。

アトム直前(土曜日)、荷物(段ボール1箱)を北白川学舎に送る。 北白川学舎に事前に電話したところ、預かってくださるとのこと。 土曜日に慌てて送った。そしたら案の上、靴下とか忘れ物続出! 京都で買い足そう。

素研の冷蔵庫の特製麦茶製造スーパーボトルはちゃんと持って帰った。 SIのときは忘れてしまい、帰ってきたときにはかなり腐ってた。 しかし今度は明治ブラックチョコを忘れてしまった! 卵置き場にあるので、適当に食ってください。(特にT嶋さん、どうぞ。)

こういう慌ただしいときに限って、 眼鏡のフレームが折れたりする。 土曜日は水道橋で速攻、検査&購入。 今風に楕円型にした。 見られると恥ずかしいなあと思いつつ 研究室に帰ったら、すでにあまり人がいなかった。 帰る途中に、春日ですごい確率でKさんと出くわす。 T嶋さんとはすれ違いになったようだ。 お土産のゴーフルごちそうさまでした!

私の滞在は1ヶ月タイプのもの。 あれもこれもやれる期間ではない。 何をしようかな? とか考えているうちに寝てしまった。


8月27日(月)

いよいよアトムの始まりである。 僕はちゃんとアトムになれるのであろうか? ドキドキ。

11時に基研に到着。今回はSIのときみたいに ZURU浦に観測されることもないので、 そのときの自分の表情については書きようが ないが、まあ終始クールであった(と思われる)。 心の中は「ウッヒョー」の連発であったが。

まず事務手続きを済まさなければならない。 共同利用事務室のU田さんの指示に従い、 部屋と建物の鍵の受け取り、北白川学舎の宿泊代の支払い、 図書室の利用証の発行など完了。 すべてスムーズに行われる。 文具、コピー機なども自由に使えるようだ。

そのあとH道さんとセミナーの相談。 基研インフォーマル・セミナー をやることが確定。 ちなみにタイトルは ``Don't Panic! ADHM/Nahm Duality''にした。 (cf.) これは、新しい論文のインパクトのあるタイトルについて ダベリアンしていたときに、N崎さんが提案されたもの。 論文のタイトルに使うのは、さすがにやばいと思ったが、 ここで活かせました。N崎さんありがとうございます! まあインフォーマルだし問題はなかろう。

このあと昼食軍団に加わる。 ちなみにアトムというのは何と日当が出る!!! しかも2300円!!!!! 何に使うねん? 悩み悩んだ末、ここでは一切の付き合いに参加して 学問交流?ということでこの日当を 最低限使おうと決意していた。 というわけで早速実行である。 M川さん、K友さん、N尻さんとスタッフの方 もいらっしゃっているではないか? 早速自己紹介して、ダベリアン。 「今本郷では何が流行っているんだい?」 ああ、当然聞かれる質問だ! 「実はADHM構成法なんですよ。」 と答えたい誘惑にかられまくったが、 初対面なので、今回はちゃんと答えておいた。 それにしても京大食堂のメニューの多さ、安さは 魅力的すぎる。 ちなみにK友さんに自己紹介したら、 「ああ、茶坊主1号だっけ、2号だっけ?」と ちゃんと覚えて下さっていた。

午後は理学部にも挨拶に行く。 Y野さんがAtiyah-Wittenのゼミをされていて 学生の方はほとんどいなかった。 それでK後さん、Hさん、K合さんに挨拶した。 なんか普通はアトムで理学部まで挨拶にくることは ないようで、K合さんとかとても 困っておられた様子だった。 しかし 「君もしかして基研インフォーマル セミナーをやる人かい?」みたいなことを きかれて、戸惑っていると、どうも あの``Don't Panic! ''の案内はスタッフにも流れていたらしい。 ああ、えらいこっちゃ、こっちがPanicだ! さっそくやらかしてしまったらしい。 ちなみにHPには普通のタイトルしか載っていない。

京大理学部でもセミナー をやらせていただくことになった。 こちらは普通のタイトルにした。 理学部にもちょこちょこ顔を出す予定なので、 理学部のみなさま、どうかよろしくお願いします。

夕方には北白川に行って、check in. 部屋は異常にきれいすぎ!!! 詳細についてはまた追々書くことにしたい。 とにかく素晴らしい!

夜はまた基研軍団と食事。 今度は学生、PDのみであった。 金曜日にS井さん達の送別会があるそうなので (もちろん)出席することにした。 リンクを少し増やした。

他にもいろいろなハプニングがあったが、また今度書きます。 ともかく、こうしてアトムライフが始まってしまった! 楽しい予感、超々ありありである! (ワクワク)


8月28日(火)

今日は北白川学舎について少し書こうかな。

北白川学舎は昨年の冬に改修され、とてもきれいになった。 私の部屋は、昔2人部屋だったものを、一人分のベッドをなくして、 そこにユニットバスを取りつけた構造である。 だから全体的に広さにゆとりがある。 ちなみに宿泊費も全額基研から出た。 (一泊約2500円。)

北白川には多くのビジターが滞在されていることが多い。 京大数理解析研究所(数理研)のビジターの方も多い。 アトムを考えている人はビジターもチェックして、 お目当ての人と重なるように期間を選ぶのがいいと思われる。 今回は私と全く同じ期間にE.Corriganさんが滞在されている! E.Corriganさんは(僕の中では)ADHM構成の貴公子、 モノポールの鉄人である。 今の自分の興味とドンピシャだ!!! I見さんも今週北白川に滞在されるそうで、基研の部屋も 実は同じである。 僕は(自分で言うのもあれだが)いつも運がいい、良すぎる。

そんなわけで朝食を1階の居間でとると、他の滞在者と 話をする機会に恵まれる。今日は科学哲学御専攻の M田さんと長話をした。昔は数学基礎論も勉強されていたそうで、 数学、物理にも詳しい。故、広重 徹さんのことを「てっちゃん」と 呼ばれていた。いろいろためになる話を聞かせて頂いた。 こっちの専門のことを聞かれて、いろいろストリング理論だの ブレーンだの説明しているうち、「時空は10次元ですから」みたいな ことを言ったら、かなりインパクトを与えてしまったようだ。 でも理解のあるお方であった。

今日もいろいろあったが詳しくはまた今度。 夜のことだけを書こう。

今日は私のために!?基研軍団5人プラスH柴さんで飲みに行くことになった。 H柴さんは待ちきれんとばかり基研の一階にすでにいらっしゃっていた。 一次会は「しゃらく」。M浦氏とH柴さんに囲まれ、ひたすら飲まされる。 最近肝臓が機能していないので、ポン酒のおちょこ連打(ごとき)ですでに 酔ってしまった。そのあと今 I さん御登場!ここから私の記憶が 失われてしまったので、日記は書けません。一次会は私の支払いは 免除していただいた。みなさまどうもごちそうさまでした! 2次会はビートルズ系 or リンゴ系の店で反省会。 みんな本当にいい人だ、とだけ言っておこう。 なにぶん記憶がないもので…。


8月29日(水)

今日は研究室の部屋のことについて書こう。

私の部屋は404号室で、私の他に、イギリスからこられた 学振PDの方とI見さんと今日からアトム2号?として KO大からこられたT田さんの 4人がビジターとして滞在している。 初日はイギリス人の方だけであった。この人はサッカーがしゃれにならない ほどうまいらしく、机の下に若草色のサッカーボールがおいてある。 当然基研サッカー部が歓誘にあたったそうだが、現在故障中とのことらしい。 早速自己紹介。``Hello, I am Atom Hamanaka. I am from univ. of Tokyo...'' とか言っていると、向こうは「こんにちは、イギリスから来ました。...」 って感じで全部日本語だ。それでもこっちが英語で話し続けていると ちょっと英語を使い始められた。そうすると全く聞き取れなくなって、 おろおろしているうちに、「よろしくお願いします」と日本語で締め括られて しまった。しかしそれでもこっちはなぜか英語だった。 それ以来挨拶は、僕が``Hello''といって向こうが「こんにちは」という 奇妙なやりとりになっている。 なんかいつもそれでさわやかに何もなかったように 時が流れているが、 挨拶直後のあのぎこちない空気はなんとも言えないものがある。 しかしさわやかな方である。 名前は英語だったので聞き取れなかった。 分かり次第匿名で紹介しよう。

T田さんは可積分系がご専門で、 2月の京大会館での私の発表を 聞いて下さっていたそうで、覚えてくださっていた。 「うっひょー」と(うれしい電流の)針がまた振れてしまった。 話をして良かったかなと少し思った。 私のホームページも見てくださったそうだ。 ちなみに I 見さんには 7月の基研研究会の発表を「分かりやすかった」と 誉めて頂いた。「うっひょー」(ピコッ)。 ちなみに僕は最近針が振れやすい。 実は僕は来週の数理研の研究会 ``Geometry of Moduli spaces and Integrable Systems'' も意識して滞在期間を選んだ。それもあってか 可積分系の人が多いのかもしれない。 いずれにしてもいろいろ面白い話がきけそうだ。 (ワクワク、ピコッ!) T田さんの滞在期間は私とほぼ重なっている。

僕はずうずうしくも窓際のとてもいい席に座らせて頂いている。 京都の空は東京と違って澄んでいる。東京には空がない。(テへ) 日差しもすこしヒリヒリする感じ。 東京はスモッグで紫外線が届かないようだ。あんまり焼けないし。 京都はふだんはうだるように暑いが、ここ数日はとても涼しくからっとしている。 日本中そうなのかもしれない。しかし非常に過ごしやすいのは事実だ。 いいアイデアが浮かびそうな気配がするのは気のせいかな。(ドキドキ、ピコッ!)

今日は酒 I さんがおいでになられた。また新たな予感が…。


8月30日(木)

だんだん朝起きるのが遅くなってきた。これは単に寝るのが遅くなってきたことの トコロテン効果であるが、これでは一人前のアトムにはなれない。 (なんのこっちゃ。)まあしかしようやくバタバタすることもなくなって 研究に落ち着けてきた。早くやらねば。 (しかし「朝」と「起きる」が続けて書かれているとは、 なんてナイスサウンドなんだろう…。すごいぞアトム!)

今日の昼飯は可積分系の方々にお誘いしていただき、理学部方面の 門を出たところのつき当たりの店に入った。ここには一度 Mr.MIM と来たことがある。 Mr.MIM 曰く、リンゴ似のウエイトレスはもういなかった。ちなみにメンツは S々木さん、稲 M さん、Lさん、T田さん、そしてCリガンさんだ!!! つまり英語だ!!!!!早速S々木さんからCリガンさんに紹介していただいたが、 ``I review your paper next week, but I am sorry I speak in Japanese.'' などとがっかりさせることを言ってしまった。板書は英語かなどと聞かれたので Yesと答えたが、恐らく来てくださらないだろう。もっと早くこのことが 分かっていれば、SIあたりから英語トークの準備をしていっただろうに。 うーん、残念!まあ個人的にいろいろ質問することにしよう。それから昔の アメリカ日記に書いてあった、来年イギリスで走る予定のモノポール のプログラムのことを聞きたかったが、これもタイミングをのがしてしまった。 しかしここはいろいろな人との交流が楽しめるところだ。 これは大変貴重なことだと思う。 昼飯後は基研4階のサロンで、ダベリアン。S々木さんにコーヒーを ごちそうになった。どうもありがとうございます。 なおサロンの机の上には U 原氏のトラペンコピーがずっと置かれている。

京大図書館の利用証が出来たとのメールが入っていた。 月曜に手続きしたときには、1ヶ月ほどかかると言われていたが、 速攻じゃないか!早速引き取りに行って、和英辞典を借りた。 こんなものまで借りることが出来るというあたりが素晴らしい。 しかもこの利用証、めちゃくちゃかっこいい(ピコっ!) さらに図書館の人がわざわざ和英辞典を探してくださって、 この本面白いんですよ、といろいろ勧めて下さった。でもこれって 全然和英辞典じゃないんですけど、と思いつつもご親切なアドバイス に超感謝(ピコっ!)。

言い忘れていたが、京大生協の組合員に月曜に加入していた。 手続きは北部食堂の上の購買部の奥でやってもらえる。 期間が短いので仮組合証を発行していただいた。 これをやっておかないと北部食堂でとても割高な値段をとられてしまう。 ただしここに来てから、まだこの組合員証を使ったためしがないんだけども。

京大アイテムがどんどん増えてきた。 気分はもうすっかり、アトムだ!(よう分からん)


8月31日(金)

早くも8月が終わろうとしている。うおっ、これってヤバイんじゃないか! 今日はもりもりやろう。 なお 阪大でもセミナーをやることが決まった。

昼飯は人が少なかったが、今日はO野木さんがいらっしゃっていた。 O野木さんって、名前の響きから訳もなく年配の方かと勝手に思い込んでいたが めちゃくちゃ若い方だった。しかもめちゃくちゃさわやかである。 表面1ミクロンと言われている僕のさわやかさとは大違いだ。 ちなみに僕は自分でさわやかだと思ったことは一度もない。 実は0ミクロンです。O野木さんも7月の基研研究会のトーク のことを覚えていてくださって(ピコっ!)、 非可換の話など少し紹介したりした。 それにしてもここにいると知り合いの方々がどんどん増えていく。 もともと人見知りなど、これまで一度もしたことのない人間であるが、 そもそも普段の本郷生活では人と出会うチャンスがないのである。 このようなささいな変化だけでも、何かいい刺激になるのかも知れない。

夕方はバトミントンのお誘いがきた。勝負系スポーツは 一切やるまいと本郷では決意していたが、アトムの使命だ、 学問交流?のために、一切の付き合いに参加しなくてはならない。 アトムの道は厳しいのだ!まあそれはどうでもいいとして、僕は バトミントンコートに向かった。実は基研の目の前にあり、 もう何人か、やっていた。 実に6年ぶりの球技である。というか6年ぶりの運動である。 死ぬんじゃなかろうか、とも思ったが、アトムで死ぬなら本望だ!… とか訳の分からないことで葛藤しているうち、 もう試合に取り込まれていて、ポコポコ羽を打ってました。 生まれてはじめてのバトミントンで、ルールとか全然分からず困った。 そのうちメンバーも増えてきて、H 柴さんもついに 御登場!しかもうまい!!! 他の研究室の人や秘書さんまで参加しているあたり新鮮であったが、 交流という点でアトムの使命はとりあえず果たしたと言えよう。(ウム!)

夜はそのまま 酒 I さんと K 厶さんの送別会。寿司が死ぬほど出た。 全然減らないので僕も死ぬほど食った。いろんな人と話をしているうち、 このアトム日記が基研や理学部でかなり読まれているということを知った。 しかもなんでこの方まで読まれているんだあ、Y 沢さん! でもチョコケーキめっちゃうまかったっす!!!(謝謝、ピコッ!) ここにきて、 アメリカ日記 学級日記 との違いを悟った。アトム日記はデンジャラスだ! うかつなことは書けない! しかも周りの方々も 「うかつなことは言えないな、アトム日記に書かれてしまう。」 と恐れていらっしゃるそうだ。 しかしめげないぞ! 僕は一人前のアトムになるんだ!(涙)


9月1日(土)

部屋が同室のイギリス人の名前が分かった。J ames B leach さんだ。 あれ、匿名にならないな。Jムス Bリーチさんだ。Bリーチさんとは まだあまり話をしていないが、この前突然「大丈夫ってどんな意味ですか」と 聞かれた。しばらく考えて、「That is ``No problem''」 と答えた。 どうも金閣寺にいったときに、おばあさんに席を譲ったら「大丈夫、大丈夫」と 言われたらしい。これを``No problem、No problem''に置き換えたら 意味が全然ちがってしまうなあ。まあ適当に補足しておいたけども…。 せっかく同じ部屋だし、いろいろ話をしたいこともあるんだけども、 この英語ではなかなか苦しい。アトムは英語も出来なければならない。

今日は4階談話室の端末でtgifを使っていたら、すごい凍らせ方をしてしまい 再起不能となった。こういうときは2階の超敏腕(想像)秘書さんの K 藤 さんに相談することになっているそうだが、残念ながら今日はすでにいらっしゃら なかった。そんなわけで復旧は早くとも月曜になります。基研のみなさま どうもすみません。

アトムで一つ不便に感じていることは、キーボードの位置が違っていることである。 これはだれが悪いわけでもなく、ただの言い訳にしかならないが、 タイプ速度が異常に遅い。それになかなか慣れない。 Yatexも入っていないように思われる。自分で設定すればいいのかもしれないが…。 しかし画面は異常に大きくて非常に見やすい!

今日の昼飯はだれも誘いに来てくださらないので、 おいてけぼりにあったかと思った。が、どうも 土曜日の昼は基本的にみんなバラバラに食べるそうだ。ホッ。 晩飯もひとが少なく(普段はもっと多いらしい)基研軍団3人で おしゃれ系のハンバーグを食いにいった。そしたらはたまた H 柴さんと遭遇!結局4人でダベリアン。 寮の話などで盛り上がる。ちなみに僕は駒場寮出身で、今は 本郷の学寮、向ヶ岡寮というところに住んでいる。 ここは家賃が月5000円!!!なので、北白川学舎は15倍リッチである。 北白川学舎の優雅な暮らしぶりについては明日にでも書こう。 それから丁度店を出たとき、 今 I さん& O橋氏とも衝撃のタイミングで遭遇! あまりに早くすれ違ってしまったので、ほとんど何も挨拶とか 出来なかったが、来週あたり理学部にも行こう。 今週は自分の仕事につきっきりで、他の人との議論とかが ほとんど出来ていない。 これではアトムに来た意味がないではないか! 来週はDiscussion 強化 Weekにするぞ!!!


9月2日(日)

北白川学舎の優雅な暮らしぶりを(アトム N 号のために) 少し報告しよう。

設備は、冷暖房1、ベッド1、机1、椅子1、電気スタンド1、ロッカー1 with ハンガー4、棚1、コンセント2、目覚まし時計1、懐中電灯1、 って感じで、この辺は 一度昔北白川に泊まったことのある人なら想像できる、あれである。 しかしこれにユニットバスが加わっている!これが素晴らしい。 (個人的には冷暖房の存在もでかい。 私の東京の寮は冷房取りつけ禁止で、暖房も800Wでブレーカーが 落ちる可能性が十分にある。それで六畳2人!まさに地獄である。 さらに木造築50年!) このユニットバスは結構広くて、シャワーの水がとなりのトイレゾーン に入ったことはまだ一度もない。 またビオレボディーソープとリンスのいらないメリットシャンプー がおいてあった。手ぬぐいとバスタオルもあって、交換したいときは 管理人さんに渡せばよい。歯ブラシと髭剃りはなかった。 湯もちゃんと出る。赤錆びはまったく出てくる気配すらない。 とにかくきれいすぎる!!!僕はそこに体洗い用人工へちまタオルと 固形石鹸とLUXリッチなんちゃらリンスを加えてフル装備化させた。 ちなみに部屋の掃除は管理人さんがやってくださっているようだ。 したがってトイレも含めて部屋のすみからすみまで超ビューテホーだ!!! 出るもんもちゃんと出るし…、日々爆睡、すべてが快適!!! 洗濯機も1階に乾燥機能のついたナイスガイがいる。 ただし時間が5時間もかかってしまうのが少し欠点か? しかし基研と北白川は徒歩5分の位置関係なので 5時間後にとりに戻ればよい。この前は少し遅れて、 すでに洗濯は終わっていたんだけれど、管理人さんがとなりの 袋に取り出してくださっていた。ちなみに管理人さんのお二人は とても親切である。洗剤は自分で買わなければならない。

1階の居間にはトースター、レンジがあり簡単な料理はできる。 ガスコンロは取り外されたようで、本格的な自炊はできないが、 冷蔵庫も(居間)にあるので、軽い朝食をとるには十分な設備だ。 ちなみに居間にはでかいテレビもある。新聞も置かれてあった。 ごみの分別は空き缶とペットボトル以外は一緒くたでよいらしく とても楽ちん。

朝は備え付けの目覚まし時計に起こされるが、これはすごい。スイッチを 押しても全然止まらない!しかもめちゃくちゃうるさいやんけ! となりの部屋の人が目を覚ましてしまうではないか! それで毛布だのまくらだの 目覚まし時計にかぶせて格闘しているうちに完全に目が覚めてしまう。 これこそ真の目覚まし時計だ! いったん目が覚めればモーニング風呂(ムヒョッ)である。 冷房を効かせてから入れば湯上がりに汗ばむこともない。 そのあとは朝食をちゃんと「朝」に食べて出動。 こんな感じで一日が始まる。 まさにこの世の極楽だ! やる気も沸々と出てくるもんだ。 火曜日はADHMで京都のハートをとらえてやるぞ! 目標は大きく、感動10発、笑い100発だ!!!!!

(事務連絡:火曜日の基研インフォーマルゼミは、 何とかこの日だけで終わらせることができるよう準備します。 したがって非可換の話([Nekrasov-Schwarz], [Gross-Nekrasov]) は翌週の水曜の京大理学部のゼミに統合しようかと思っております。 簡単な話をしますので、どうか気軽にご参加ください。)

今日は昼、夜とも、おいてけぼ状態であったが、多分日曜だし 個人で食べることになっているのであろう。金曜日の送別会の写真が できたらしい。その日の日記にリンクしておいた。O櫛さん、お疲れ様っす!


9月3日(月)

いよいよアトム第2週に突入!早いもんだ。今日はさすがに明日の 発表準備をやらねばならない。しかし笑い100発は厳しいなあ…。

昼飯は宇宙の人(=宇宙論専門の人)と食った。Jr.発見、やはり似ている。 昼飯後はSS倉さんがもう日本に戻ってこられていたので、ご挨拶。 僕の名前を知っていてくださっていたりして超うれしい (ウッヒョー10連発&余韻24時間)! SS倉さんは少し自分と興味が近く、いろいろ話をすることができた。 何か具体的な問題があれば、これから何かと議論できるかもしれない。 ADHMにも興味をお持ちらしい。明日は頑張らねば!

夜は基研軍団で漫画の多い店にいく。ボケーとしていてメニューを 決めるのを忘れていて、適当に他の人につられて手を挙げたらカレーで あった。しかも「サラダドレッシングなし」といつものように注文したら 通じてなくて、「サラダなし」ですか?と聞き返された。それもそのとき 聞き取れなくて、「じゃあそれで」とか答えてしまった。しかも辛かった。 セミナー準備のことで頭がいっぱいなのら…。(ぐるぐる)

今日から新しいビジターの方が私の部屋にいらっしゃっている。 P eter W eiszさんという方だ。明日 基研のフォーマルセミナー でお話をされるようだ。1週間ほど滞在されるらしい。

明日は頑張るぞ!


9月4日(火)

朝からセミナーのことで頭がいっぱいである。 何と5時半に起きてしまった。 8時ごろW eiszさんに、「早いねえ」と(英語で)言われてしまった。 今日はW eiszさんのセミナーもあるので、頑張って早く準備を仕上げて しまおう。僕はなぜいつもこう、せっぱ詰まってしまうのであろうか?

しかーし、全然準備が終わらない!もう昼じゃないか! まだレジュメが半分しかできていない。しかも洗濯物を北白川に (手帳にまで書いて)取りに行っている場合ではないぞ。 しかもまた管理人さんが取り出してくださっているし! (どうもすみません…。)

しかもそんなあわただしい中ショッキングなことが起こる。 昼飯の北部食堂で、理学部の H さんにばったりお会いしたところ、 ニコニコと何かいいたげそうな気配で近寄ってこられて、 こう仰せられた: 「北白川の職員の方は ** じゃないよ。」 うおーっ、えらいこっちゃ、もうアトム解体か?北白川追い出しか? というか、どうしてそんなことを、H さんからコメントいただいたり するんだあー!!!やはり日記はつらいっす、 アトムはつらいっす。(でも読んでもらっていて、ちょっと嬉しい。) さりげなく変更しておいた。もう証拠はない。でも助かりました。 どうもありがとうございます。

W eiszさんのセミナーは丁寧でとても分かりやすそうであったが、 自分の発表の ことで頭が200パーセント埋め尽くされている、何も頭に残っていない。 どうもすみません、というか残念でならない。 このセミナーが終わったのが、2時35分、そして3時25分にようやく 準備が終わった。なんでいつもこうなんだ!!!

セミナーには非常に多くの方々が参加して下さった。 どうもありがとうございます。 ウッヒョー、笑い千発とろうかな!と意気込んだものの、 セミナー発表は久々で緊張気味。そして何と全然笑いがとれない! うおーっ、万事休す。しかし、(予習不足のはずの)物理の方が好調気味。 質問もかなり出て、興味を持ってくださっていたような気配を 感じた。(気のせいかもしれませんが…) というかやっぱりADHMは面白いのだ。 なんたって、Atiyah, Drinfeld, Hitchin, Manin っすよ! 物理でいえば、Witten, Gibbons, Coleman, Weinberg って感じじゃないか!(あり得ない組み合わせだが…。) 理学部のO田(K)さんの送別会が6時半からあるので、 6時には終わると予告して6時5分に終わった。いい感じ。 しかし、お手付きを2、3回してしまった。岸 M さん、どうも ありがとうございます。H 道さん、どうもすみません。

晩飯の前に基研の一階で細 T さんとバッタリ会って、ダベリアン。 他にも筒 I さん、岩 S さん達がいらっしゃっていた。 私のことを覚えてくださっていただけでなく、 再来週の阪大のセミナーのことも知ってくださっていた。 (ウッヒョー!頑張ります!) 細 T さん、筒 I さんには 昨年の12月の基研研究会の時に 大変お世話になった。今年も楽しみだ。

セミナー後は酒 I さんのインフォーマル送別飲み。 喉が異常に乾いていて、サワー2杯をクイッと開けたら、 M 浦氏がぐいぐいついでくる。それでもってかなり酔ってしまった。 酒 I さんもかなりいってしまわれていたし、H 道さんが結構 酔っておられたので、びっくりした。しかし基研はすごい! みなさんすごいっすよ、まじで。 アトムって学ぶことが多いなあ。 さらに途中で セミナーの話になったとき、全然笑いがとれなかった という話をしたら、F 田 氏、曰く「京都を見くびってましたね。 どこで狙ってたのか分かりませんでしたよ。あれかなあ、でも記憶にないぐらい ですね。」 うおーーーーーっ、がびーーーーーん。何を隠そう、僕は真の関西人 (本場河内出身)である。(「自称」って何?Ey徳。) 2時間半も時間が与えられたならば、 最低でも30発は笑いがとれなくてはならない。10発も とれないようでは、とっとと荷物まとめて故郷へ帰れ、ってもんだ。 それが0発とは!!! おおっ、東京にいたので気付かなかったが、自分のギャグレベルは ここまで落ちていたのだ! 全く話にならん。準備不足のせいかな?ということにして、 来週の京大理学部セミナーで挽回だ!

今日は疲れた。


9月5日(水)

昨日の発表で大量に発生したアドレナリンと 大量のアルコールが、肝臓機能低下のため すごい化学物質となって体内に残っている。 とても絶妙にだるい。それで昨日の発表を 一通り復習(なぜ笑いがとれなかったかの反省もかねて) していたら、もう一つお手付きが見つかってしまった。 しかもこれまたH 道さんの質問に関係しているところじゃないか! 僕はすっかり萎えてしまった。しかも昼食の帰り道、 岸 M さんから「あれで本郷では笑いがとれるんですか? あれじゃあ笑えないですよ。」とだめ押しの一発もくらった。 もう荷物でもまとめてしまおうか…。

いやいや、こんなことでくじけてはならないぞ。 お手付きをしたならちゃんと謝罪して訂正するしかないし、 笑いがとれなかったのなら 理学部で千発とって挽回すればいいのだ。ちなみにお手付きの訂正は 基研インフォーマルセミナーのHPに正式に近々掲載致します。慎んでお詫び 申し上げます。(お手付きの部分だけ申し上げておきますと、一つ目は BPST解のサイズゼロリミットで曲率Fがデルタ関数に近づくと申しましたが デルタ関数の4乗ではなく2乗です。(次元から明らかでした。) それで、インスタントン数はサイズゼロリミットで発散しません。 それをスモールインスタントン特異点と呼ぶ理由は、場の配位が特異となり、 方程式自体が特異となるからです。 二つ目は、Myers effectの説明のところで、Nahm構成の境界条件から 球面の式 (タウの二乗)の和=1が出るといいましたが、右辺は ``1''ではなく``(1/3)(k^2-1)掛ける1''です。(1はk行k列の単位行列) kにもちろん依存します。) H 道さんにはもちろんあやまりました。

午後は眠いし、HPのカウンターは壊れているし、晩飯はおいてけぼだし、 今日は厄日かな?夕方にちょっとうれしいことがあったが、どうなることやら…。 最低やらねばならないことだけを終わらせて今日は早めに帰った。


9月6日(木)

大爆睡した。11時間ぐらい寝た。実はアトムになってから、 これまで平均6時間ぐらいの睡眠時間で暮らしてきていた。 ハードなアトムライフにはすこし少ない。恐らく知らず知らずの うちに疲れがたまっていたのであろう。だいぶ回復した。 もちろん快適な北白川スリープは眠りが深く、睡眠時間のわりに すっきりはしていたのだが…。

冷静に考えるとやはりあのトークでは本郷でも笑いがとれない。 (まだ引きずってます。)そう、あのときは感動をとるのに 躍起になっていたので、笑いは二の次だったのだ。感動と笑いは 同時にはとれない。感動は10発はとったに違いない。 だからそれでいいであろう。と納得し復活した。 (ムクムク)

研究会 ``Geometry of Moduli spaces and Integrable Systems'' のHauselさんの講演を聞きに行った。ちょこっと部屋から抜けて このような話が聞けるというのも、アトムの特権だ。 Hauselさんは、今年博士号をとったばかりの人で、ジャイアン系の 体格にジャイアン系の顔であったが、やさしい感じであった。 話も細かいところには入り込まずに、分かりやすいものであった。 来週も聞きに行こう。 会場には、N 島 H さん、G 藤さん、T 部さんたちがいらっしゃっていた。 S 水さんもいらっしゃっていたので挨拶したら、覚えていて下さっていた (ウヒョッ)。 S 水さんにはSIの時にいろいろ教えて頂いた。T 橋 A さんにも挨拶したが、 議論中だったので早々と引き下がった。部屋に帰ると、 そのT 橋 A さんから飲みのお誘いがきていた。アトムは飲みも 激しいようだ。

今日はいろいろ論文も読んだ。いいペースかなあと思っていると、 M 浦氏曰く「今日、酒 I さんの第3次送別会やから。もう人数に 入ってるからな、7時に1階に来てくれ。」って感じで、また 飲みである。すごいペースだ。本郷の2年分をこの2週間で飲んでいる。 もちろん参加した。当然っすよね、寺パチ先生!

寺パチ先生との付き合いは長く、思い出を語っているとこの画面100メートル分 ぐらいになるので書かないが、とてもお世話になった。もうオランダに 到着されているはずだが、オランダはどんなもんであろうか?

酒 I さんの第3次送別会はスパゲッティー屋の2階である。 (もちろん)H 柴さん、そして、 SS倉さん、F 間さんもいらっしゃっている。ちなみに 僕は酒 I さんとは初対面であるが、3回フル参加である。 でもなぜか酒 I さんのことは、風のうわさのせいか、 H 柴さんのHP の写真(今はない)のせいか、何となく知っている。 そして想像していた通りの方であった。 酒 I さん、命にはくれぐれも気をつけてください。 イスラエル日記の1行目に「撃たれました」とか書かれてたりしないように して下さいね。(エール!)


9月7日(金)

議論強化週間といいつつ、これまではほとんど議論できなかったが、 今日は阪大で議論する約束があるので、ちょっと 意気込んで出発。僕がアトムでこの時期を選んだ理由はいろいろあるが、 SIの議論で芽生えたアイデアを発展させるのにちょうどいい時期 かと思ったのもその一つである。SIでは残念ながら基研の人達と あまり議論できなかったが、阪大の方々と少し話が持ち上がったので、 今日こうして出かけているのである。ちなみにアトムの申し込みの 時に「周辺大学の研究者とも積極的に議論したい」などと書いていたので それも果たしたことになる。まあ、そんなことはどうでもいいが、 議論の発展に期待するところグレートである。

K 野さん、N 村真さんに阪大への行き方を教えて頂いたので、 2つのルートにチャレンジ。行きは、阪急南茨木からモノレールに 乗り換えるルートにした。北白川学舎からは「KFC通り」(名前が分かりません) の「5番」のバスに乗り、 河原町まで出る。ほんで阪急の急行に乗った。(南茨木は特急とかは止まらない ので要注意。)モノレールに乗り換えて柴原で降りると、徒歩5分で理学部に着く。 今日は全て飛び乗り接続で、これ以上早く着くのは不可能なくらいのいいペース であったが、北白川学舎から阪大のオフィスまで1時間55分!遠い!

阪大での議論はまあまあ充実していたと思う。今後どうなっていくのかは まだ良く分からないが、方向性はある程度決まった。 これからは時間が幾分できそうなので、じっくり調べていこう。 阪大のサロンでいろんな方々に挨拶をした。スタッフの方々、特に H 谷さん、窪 T さん、N 津さん、O田さん達と結構話をした。 アトム経験のある方が多くて驚いた。やはりたいていD1かD2の頃 いかれていたらしい。旧世紀アトム(本物)と新世紀アトム(製造中)が 一堂に会した!衝撃の対面だ!と密かに喜んでいたのは僕だけであろうか?

学生の人とも少し非可換のことなど話をした。僕の基研研究会トラペンを 持っていてくれてたりして針が振れ続けていたが、なんとなく いい雰囲気でアクティブな印象を受けた。再来週のセミナーが 楽しみだ!

朝11時前に着いたが、結局夕方までいることになって、夜は 阪大軍団で食べに行くことになった。それにしても SIで部屋が同じだった M 上さんは、いつもニコニコされている。 普通の人にとっては超激怒系か超ブルー系のことでも、 「ウッヒャッヒャ」と死ぬほど笑いながら話してくださる。 とてもいい感じの方だ。

帰りは阪急石橋駅ルートにした。こちらは電車賃は安いが、 阪大からの徒歩が今日のように雨だとつらい。かかる時間は 2つのルートでほぼ同じだが、どちらかと言えばモノレール ルートの方が少し早い。石橋ルートは阪急一本で、 石橋-十三-河原町と全て特急も止まる。 結局基研に戻ったのは九時半過ぎであった。疲れた…。 しかしこんな感じでアトムは周辺の大学にも 行くことができる。アトムは活用しないと損だ。 ちなみに、 京大総合人間学部のセミナー もやることになった。実にアトムセミナー計4回である! ちと多すぎか?

四条河原町に降り立ったのは実に8年ぶり。あのころと違って ギターマンがあちこちで歌いまくっている。 最近路上バンドが流行っているらしい。 歌ってる人ときいている人の距離の近さがいい。 やっぱり京都は最高!


9月8日(土)

論文を投稿した。hep-th/0109070 で来週火曜日に出る。 この論文の表紙の右肩に、``September, 2001''とあるが、 最初は``May, 2001''と書かれていた。なかなか個人的には 思い出深い論文だ。多くの方々にお世話になったため 謝辞が長くなってしまった。それから、アトム中に成果を出した場合、 所属に「基研」も記入しなければならないことになったらしい。 (アトム中の成果だけれど、投稿が間に合わなかった場合は アトム後に投稿する際、謝辞にその旨記入すればいいそうだ。その 場合は所属に「基研」を書く必要はない。) プレプリ番号も秘書さんから頂いた。所属が2つあって なんとなく嬉しいっす、K 沢さん!乞うご期待ください。

内容について少しコメントしておこう。 この論文は、非可換ソリトンの2大構成法である、 ADHM/Nahm構成法といわゆる``Solution Generating Technique'' の関係を調べたものである。 ``Solution Generating Technique''で生成される非可換特有の ソリトンをこの論文では``Localized Solitons''と呼んでいる。 そんなわけでタイトルは、 ``ADHM/Nahm Construction of Localized Solitons in Noncommutative Gauge Theories''という、とても長くてマニアックなものとなってしまった。 インスタントンについては 古内さん(hep-th/0010119) や Nekrasovさん(hep-th/0010017) がこれまでに少し議論している。 私はそれを少し違った考察から再構成し、それを他のソリトン(フラクソン、 周期的インスタントン、二重周期的インスタントン)に応用し、 実際に厳密解を構成したのである。 周期的インスタントン、二重周期的インスタントンは新しいソリトンで ある。 特に二重周期的インスタントンは非可換トーラスを研究している方々に とっては、なかなかの曲者であった。(たとえば [梶浦さん、松尾さん、高柳さん] (hep-th/0104143) では Morita同値(というすばらしく高尚な概念)を用いて議論されている。) それが実際に(出来てしまえば)トリビアルな形で具体的に構成されている。 そこが微妙でノントリビアルなところであろう。 この微妙さに私は悩まされ続けた。(正確には私の作った 解は[(非可換2次元トーラス)直積(非可換2次元ユークリッド空間)] 上のインスタントンであって、(非可換2次元ユークリッド空間)の存在が crutialに効いている。この(非可換2次元ユークリッド空間)がなければ、 Morita同値といったものを使わざるを得なくなるのであろう。) そして最後に周期的インスタントンの周期ゼロ 極限の解をフーリエ変換(ほぼT-dual変換)して、ちゃんとフラクソン が出ることを確かめた。昔、可換空間上でインスタントンを周期的に 並べて周期ゼロ極限を取るとモノポールができてしまうという不思議な 話があったが、これはその非可換版である。

この論文の仕上がりがあまりにも遅くなってしまったため、 アトムの貴重な時間を無駄に過ごしてしまったのだ。 ああ、でもこれで一段落だ。議論しまくるぞっ! お世話になった方々、どうもありがとうございました。

あとは、この論文をもう一度だけ読み直して最終の最終確認を しつつ来週のセミナー準備をしよう。(火曜日に出るものは 火曜日の朝8 or 9時まで推敲 OKでバージョンが上がらない。) それからお手付きのデルタ関数の引き数を明らかにして、 非可換ソリトンの散乱を見るため測地線を出して、 イチロンを``careful reading''?して、非可換トーラスと 非可換ナームを勉強して、Nahm変換の代数幾何的取り扱いと 微分幾何的取り扱いの関係を理解して、…。やること多すぎ(爆)!!!

基研のプリント方法についてちょっとコメントしておこう。 基研でも、もちろんプリンターを指定しなくてはならない。 僕は4階にいるので4階のプリンターにプリントすることになる。 だから、たとえばメールをプリントアウトしたければ ``a2ps * | lpr -Pps4''とすればよい。(``a2ps * | lpr''だけだと デフォルトで2階の計算機室のところに出てしまう。) 5階に出したければ、``a2ps * | lpr -Pps5''って感じで 最後のプリンター名の指定を変えれば良い。 そんなわけで一昨日の木曜日に議論用にメールをプリントアウト していた。``a2ps * | lpr -Pps4''の * の数字を一つずつ 変えていって全部のメールをプリントしていた(はずだった)。 しかーし、変えていたのは * の数字ではなく、最後の``-Pps* '' の数字だったのだ!しかも4から7まで気付かずにプリントしてしまい、 しかも全部通ってしまった!!!即自主回収にあたるも、 6、7のものが見当たらない。基研は5階までしかないのだ! くれぐれも M 川さんの部屋あたりでプリントされていないことを 願うが、なにしろ一行目が「こんにちは、東大本郷のはま中です!」 だから、そうなったらどうしようもない。アトム解体だ!

もしもどこかでプリントされていた場合、それはひとえに私のミス(上記の マヌケなミス)によるものですので、深くお詫び申し上げます。解体だけは どうかお許し下さいませ…。


9月9日(日)

今日は生活臭いことを(アトム N 号のため)紹介しよう。

京都は東京と違って店が少なく、やはり不便な面もある。 特に「赤札堂」(京都だと「イズミヤ」に相当)がここにはない。 もっとも近いデパートは「KFC」通りを(ペンション北白川を前にして) 右側に5分ぐらい歩くと見つかる。これが H 道さんに紹介して頂いた 「大黒屋」である。ここはちょっとおしゃれ系の建物をしていて 値段もはっきり言って高い。僕は土曜か日曜に、ビヒダスヨーグルトとか をまとめ買いしていた。郵便局はその途中にあり、土、日も手数料なしで 引き出せる。今日はその郵便局近傍にディスカウントショップ「セイバーズ」 を発見した!絶対こっちで買うべきである。 「大黒屋」で買ったあとで気が付いた。 来週からは、ここで買おう。なお自転車があれば「イズミヤ」などで 安い買い物ができるが、まあ「セイバーズ」で十分であろう。

土、日に困るのはメシである。土曜の昼は生協があるのでノープロブレムで あるが、それ以外は外食になる。これがまた(「KFC」通りには) あまり見つからない。僕は今のところ「大黒屋」近傍のお好み焼き屋と 喫茶店を利用したことがある。お好み焼き屋では「モダン焼き」を 頼んだが、その完璧な丸さといったら、円周率3.14がでてきそうなもの であった。外食も結構高い。

あまり紹介になっていないが、今日はこの辺で。

夜は同室の T 田さんが河内出身であることが判明!!! そんなわけでまたまた新たなるドラマが待ち受けていたのである。

(今日は超忙しいので、またの機会に詳しく書きます。アイムソーリー。 それにしても、TOMBOW の OHPペン油性細字の緑が切れているではないか!!! 明日は四条まで買いに行かねば!)


9月10日(月)

朝の北白川1階の食卓では、滞在している方々と一緒に 食べることが多い。数学史の J 地さんとはよく話をした。 今は Iノ瀬 S さんも滞在されている。C リガンさんとも よくお会いするが、いつも挨拶のみであった。 今日はC リガンさんが一人、(いつも通り)電気もつけずにパンとコーヒーを 悠々ととっておられた。C リガンさんは何となく無口な方で、 このように一人で C リガンさんが(暗闇の中)朝食をとっているというの は、哀愁ただようものがある。かといって僕の英語では会話にならないので 暗闇の中、二人無口に食っている。気まずい! でもC リガンさんはADHMの貴公子だ!ちょっと質問したい気持ちが 込み上げてきた。それで、ちょっと失礼かなと思いつつも、引用論文の ことで質問したところ、そのままいろいろ1時間ほどお話することになった。 C リガンさんは最初は実は Dual Model を研究されていたらしい。 だから、インスタントン、モノポールのあとCFTに移られたのは 若い頃の興味の延長であるらしい。しかしそれにしても このつたない英語でも耳を傾けて下さるC リガンさんはやはり 貴公子だ。僕がADHM構成はとてもきれいでこの式が特に気に入っているんだ と言ったら、どこを調べてもきれいで面白い式なんて至るところにあるよ、 とおっしゃっていた。 とても楽しそうだった。(暗闇の中)一人で朝食をとっている C リガンさんとは大違いである。 英語がひどくてすみません、と(いつもの決まり文句のように) 謝ったら、僕はそんなことないと思うよ、自信をもって、毎日(一人ででも) 訓練すれば大丈夫さ、といわれた。G ボンズさんとお話した時もそうであったが、 やはりイギリスは真のジェントルマンが多いのかなと思った。

以上はアップトゥ僕の英語力 with (行間は)僕の空想、である。 本当のところC リガンさんは何と話されていたのであろうか… でもホワイトボードに書かれている式は本物である。 ちゃんと物理の話もできたのだ。ああ、もっと早くから 議論しておくべきだった…。

そんなわけで(充実した)時間を過ごして、朝食も食べず、 そのまま数学科へ直行。今日は ``Seminars on Hyperkaehler Geometry'' があるのだ。 アトム直前に急にアナウンスが流れてきた。 本当に僕は運が良すぎる! 最初の講義は N 島啓さんで箙多様体のイントロであった。 これはD-braneとかADHM構成の具体例を思い浮かべていると 非常に良く分かる。(といっても後半はデカップル気味であったが。) 昼食は、結局ハイパーケーラー軍団 で一緒にとることになった。 G 藤さんと議論しているうち に紛れて込んでしまった。他にも、今 N さん、I 藤さんもおられて、 そして僕の目の前はあの H アウゼル さんだ。 ほとんど英語で苦しかったが、H アウゼル さんにも、今やっている仕事の話や非可換の話をすることができた。 (興味をもってもらえたかどうかは疑問であるが…。) Senの予想(タキオンではなくモノポール系の方)の微妙な点 についてG 藤さんが話されていたので、物理の人はS-duality を信じているから、その微妙な点も(ポジティブに)信じているんでしょう、 とコメントしたら、即、「私は信じない」という声が上がって 楽しかった。 量子コホモロジーの話題になって話がもめてきたときも、 N 島啓さんが「それって結局、空間が先かコホモロジーが先か」という ことなんじゃない?とかおっしゃって、 (やっぱり「数理科学」の N 島啓さんだ!と)嬉しくなった。 午後はG 藤さんのハイパーケーラーの話をきいて、(理学部を経由して) 基研に戻った。

論文の英語の校正が意外に大変で今日は本当に忙しかった。 しかし議論が非常に充実していて、やはり積極的に 議論を持ちかけるべきだなと思った。 そういえば理学部の黒板のスケジュール表に 僕のセミナーのことが書かれてあったが、僕の名前の 下に、「エナリカズキ」 とか名前が書いてあった。 僕と似ている人でもいるのかな?と思いつつ ''Who?''と落書きして帰った。 あさってはどうかよろしくお願いします。


9月11日(火)

本郷の人達からのアトム日記の応援メッセ−ジが多数届いているらしい。 それをまとめて N 崎さんが送ってきて下さった。 ウッヒョー、読んでくれてるやん!(ピコピコッ!)昔「アトム日記の アクセス解析は、見ている人の名前だけでなく、音声やその付近の 状況も分かってしまう、ナウスガイなんですよ。」とおどしたもんだから、 恐れて読んでいないのかと思ったが、どれどれ、

ガガガーン!これって一つも応援メッセージじゃないじゃないっすか? ちゃんとプライバシーを尊重して匿名で書いているんですけど…。 N 崎さんと書いたぐらいじゃ、布崎さんかもしれないし、野茂崎さんかも しれないし、全然分からないと思うんですがね…。(あっ、N 崎さん 今「分かるじゃねえか」と言いましたね。(by アクセス解析))

今日 論文がhep-thに出た が、よりによって こんな日に出てしまうとは…。しかしあの事件はしゃれになっていない。

午前は``Seminars on Hyperkaehler Geometry''に出て、 午後は 岸 M さんに貸して頂いた自転車「酒 I さん号」で、京大人環に挨拶に行く。 人環は結構遠かった。 U 松さん、S 山さん、Y 口さんとお話したあと、 Y 田氏とダベリアン。 人環はいろいろなことをやっているようで、強いて言えば QCD 的色彩が何となく強い印象であった。 しあさってはまたよろしくお願いします。

しかーし、TOMBOW のペン(緑)がない!!!


9月12日(水)

昨日は、TOMBOW のペン(緑)がないため?トラペンを書く気が起こらず 今日の朝から怒涛の仕上げに入った。完成したのは12時5分前。 これで昼食にも間に合って、そのあと理学部の「速報」に出られるぞ。

理学部の「速報」というのは、いわゆるジャーナルクラブのことで 東大本郷で言えば、金曜日の(S)デュアリティーゼミに相当する。 京大理学部ではいつも、水曜日に研究室の話し合いが昼過ぎから あって、そのあとに(1時ぐらいから)開かれているようだ。 僕はアトムをこんな日程にしてしまったもんだから、これまでは 速報夏休み期間に重なってしまったのだ。アトムはこの辺りも 要チェックすべきであった。なお今日の発表者は K 後さんである。 京都の雰囲気を味わうにはもっともふさわしい方だ!これまた僕は運がいい!

しかし話し合いが長引き、始まったのは2時から。シャーク、シュワルツ メカニズム関連のお話であった。要点だけをしっかり押さえた明快な発表で 一時間半で終了。学生とスタッフの距離がとても近く、打ち解けた 雰囲気があった。

自分の発表は、マニアックであった。自分で話していてそう感じた。 しかも、最初の非可換の基礎のレヴューが知っている人には だるい話で、「だるい(眠い)&マニアック&分かりにくい」の 三拍子そろった駄目トークであった。質問は普通には出たが、 話す前に人から聞いていたほどは出なかった。しかももっと悪いことに C ャウドーリさん(女性)がいらっしゃっていたのに、僕は(もちろん) トークも、そしてトラペンも日本語だったのだ!しかーも、その C ャウドーリさんから最後質問が出て非常に恐縮してしまった。 (質問の最初に「ナイストーク」とかいう言葉が入っていたが、んな アホな、分かるわけがないじゃないですかと思いつつ)「アイムソーリー、 アイ キャン ノット スピーク イングリッシュ」とか深々と(まじで) 謝ったら、そこが一番うけた。まあ笑いがとれたから、その点は 前の基研のときよりはいいかもしれない。しかし反省すべき点が 山ほどあった。こんなていたらくではアトムはおろか、 エナリカズキにもなれない。理学部のみなさまどうもすみません。

そのあとは、多国籍系の飲み屋で晩飯&飲み。しかも支払い 免除であった!!!(感動、キューッ。ごちそうさまです!) 18人も来てくださって、いろいろ気を遣ってくださった。 (恐縮っす!)僕のテーブルはK 後さん、 河 M 氏、篠 H 氏で、いろいろな話で盛り上がった。(ちなみに 奥のテーブルは、O 櫛さん、今 I さん、森 Y さん、百 T さん であった…。)理学部もすごい!理学部は基研とだいぶ違う雰囲気があった。 上下の壁がここにはまったくない。それをいいと思うかどうかは 人それぞれかもしれないが、打ち解けて明るく、いい雰囲気だと思った。 飲みのあとは、H 柴さんの「もちろん5階でしょ」の一言で、 理学部サロンでダベリアン(K 後さんもいました)。 研究室の印象は本郷に近い部分が かなりあった。ちなみに今本郷の環境は最高に素晴らしく、とても アクティブで明るい。そしてこの理学部にもそれとなくそんな 気配を感じた。もちろんこんな数時間で分かるようなもんではないが…。

今日はやらねばならない計算があったので、控え目に飲んだ。 寺パチ先生とA 野さんが勧めていた「いいちこ」が最近気に入っている。 これは飲むと一瞬でアルコールが分解されてしまって、全く後に 残らない。それとももともとアルコールが入っていないのかな。 「いいちこ」と書いてあったが、水だったのかもしれない。 しかしなんやかんや12時までいることになってしまった。

疲れ果てました…。


9月13日(木)

今日も、アドレナリンとアルコールが絶妙に化合して絶妙にだるく眠い。 いいちこは水ではなかったようだ。しかし今日は計算をやらねばならない。

昼は再び可積分軍団でとることになった(つまり英語)。 はたまた例のごとく「アイ キャン ノット スピーク イングリッシュ」 (これだけは流暢にしゃべれるようになった) と最初に断ったら、「今しゃべったじゃないか」と SS木さんとCリガンさんから同時突っ込みがはいった。貴公子なのに 「つっこみ」ができるとは、やはりCリガンさんはただもんではない。 (なんのこっちゃ。)

昼飯後、国 T さんの部屋が開放されていたので、ちらっと見たら コンピューター画面にピンクのネットスケープが!別にじろじろ見るつもりは 全くなかったんだけど、思わずみてしまい、「その画面は、も、も、もしや」 と訪ねたら、「ああ、アトム日記見てますよ。 朝来たときにちゃんと更新されていないと困るんだけどなあ…。」 と言われてしまった。どうもすみません。 今書いている分は間に合ったようです。

午後はCリガンさんのセミナー。サインゴルドン模型を題材に 境界条件についていろいろ議論されていた。とても分かりやすい 説明で、やはり「つっこみ」のできる貴公子は違う。しかし Cリガンさんは見た目では年齢が全然分からない。50才ぐらいに見えることも あれば15才に見えることもある。本当のところ何才なのであろうか? (注:もちろん15才では絶対ないです。)

セミナー後は、 どうしてもあきらめがつかないTOMBOW のペン(緑)を「酒 I さん号」をぶっ飛ばして 買いに行った。(ちなみに僕はどうでもいいことを絶妙にこだわる男です。) そしたら製造中止とのこと。どうりでないわけだ。僕は打ちひしがれて 基研に戻った。

基研では「お茶会」が開かれていた。今週から毎日15時に4階のサロンに 集まって、議論(ダベリアン)をしようということらしい。素晴らしい 提案だ。僕もダベリアンに加わる。いろいろな話が出る。百 T さんと F 田氏は物理の話をしていた。基研は話の中の「NS」率と「くりこみ」率が 高い。(ちなみに本郷は「カラビ」率が高い。)やはりスタッフの影響が あるのであろう。お茶会のお菓子代は今のところスタッフの方が出しておられる ようだ(今日はSS倉さんであった。どうもごちそうさまです。)。 したがって今後どうなっていくかは何とも言えない。しかし、 このようなささやかな集まりが、結構重要であったりするものだ。

晩飯は一人で生協で食いにいったが、今 I さん、黒 K さんと遭遇。 理学部軍団と一緒になった。TV の前の場所で食ったので、全員(僕も) TVに釘付けであった。きしめんうまいっす!

明日はまた、京大人環でセミナーである。(しかし without TOMBOW のペン(緑)…)


9月14日(金)

疲れがたまってきて目覚めが悪い。しかし今日もセミナーである。 前回の理学部の反省を活かしてトラペンを改良。言うべきことも 洗練させて臨むことにした。

人環のセミナーは通常は13:30からで、その前にスタッフの方々、学生の 方々と京大会館で昼食をとることになっている。 京大会館のレストランは豪華系で、僕らはかなり浮いていた。 スタッフの M 田さん、U 松さん、青 Y さんと学生の方々でダベリアン。 アメリカテロの話題が続き、笑いの壷が見抜けなかった。万事休す! でもおごっていただきました。ごちそうさまでした。(うるうる)

セミナーは今回は順調で、面白いところ、重要なところは、それなりに 伝えることができたという手ごたえはあった。理学部のときは やっぱり話が未整理であった。「ADHM」は何の略かと聞かれて、 「物理で言うと、Witten, Gibbons, Coleman, Weinberg って感じです」 とか用意していた無難ギャグで無難な笑いも何個かとった。 今日はまずまずだ。

セミナー後はサロンでずっとダベリアン。Y 田氏が caloron (キャロロン)をとても良く知っていて! 「Gross-Pisarski-Yaffe のあの式さあ、…。」 とかマニアック指数300000000の会話で盛り上がったりもした。 結局夕方までいることになって、そのあとさらに S さん、Y 口さん と晩飯ダベリアンズ結成となった。これでもかと言わんばかりにいわし が出てきたが、パクパク食いつつ、学会の話などで盛り上がる。 しかもこれまた(個人的に)おごって頂いた。どうもごっつあんです! ちなみに S さんもアトム日記を読まれているそうな。おそるべし…。

やっと少し時間ができたので、たまっていた返事メールをポコポコ書いた。 今日は浅 K さんのセミナーに出ることができず、とても残念! 今度駒場でもお話してくださるそうなので、そのときにでも聞きに行こう。 明日は JAL のバーゲンフェア(11月15日から11月21日の分、東京-大阪だと7000円) 発売日なので、 九時半には大学に行かねば!


9月15日(土)

寝坊。やはり疲れている。しかし今日もやらねばならないことが 不可能の3乗分ぐらいある。まずJASをGETせねばならない。しかし 10時半には JAS にはアクセス出来ず(超こみ)、 昼過ぎに朝早い便をなんとかGETできた。やれやれ。 なおアトム中ではないが、 東工大でセミナー をやることが決まった(10月19日(金)16時から)。

午後はふと思い立って、Cリガンさんに質問にいく。 Cリガンさんの部屋は自分の部屋の丁度真上で、 訪ねたときは、窓の外の雨景色を悠々と鑑賞されておられた。 これまた何かしら哀愁を漂わせていて入りずらかったが、 僕の英語がそれを打ち砕いた。「イクスキューズ ミー バット アイ ハブ ア クエスション オーケー?」 「OK(流暢)」 「ディス イズ アバウト インスタントン」 「ハァハ(流暢)」…

こんな感じでいつも僕は遠慮がない。人見知りをしないにも ほどがあるってもんだ。そもそもこの英語で、貴公子に質問とは 何事か!失礼きわまりないんじゃないですか?と誰もが思う。 しかし例によってまたやってしまったのだ。 ところが C リガンさんはちゃんと耳を傾けて聞いてくださる。そして答えてくださる。 おお、しかも解決されているような気がする(英語が聞き取れない部分 に不安があるが…)。さらに補足が加わりまくり! しかも非可換のことを解説するはめに!そしたら量子論にこだわって こられて、難しい質問連発!「ザッツ ディフィカルト」で終了…。 しかし非常に勉強になった。僕は実は来年の String 2002 の前後に イギリスに(ちょっと)滞在する計画を前々から立てている。 それについてもいろいろ聞いてみた。PDアプライ関連の 話も出ていたようだ!しかしほとんど 聞き取れず残念!それにしても有益なダベリアンであった。 最後にC リガンさんから「I have learned much …(流暢)」 みたいなことを言われて一瞬で針が振れた(コッ)。

晩飯は同室のT田さんと一緒にお好み焼きを食いに行った。 楽しいエピソード連発、ためになるアドバイス連発! そして何と全部おごってくださった! (いちおう出世払いということにしましたが) どうもごっつあんです!!! イギリス作戦(表、裏)のことや、ハイジャック(されたときの) 作戦について熱く議論した。僕の沖縄オーシャンダイビング脱出計画は けちょけちょに粉砕された。うまく指先から海面に入り込めば ナイスダイヴになると思うんだけどなあ…。 T田さんは非可換に興味を持ってくださっていて、 またの機会に是非何か議論できればと思う。 部屋でケンブリッジ ブックしおりを頂いた。 どうもありがとうございますゅ。(ポチャポチャ:涙のしたたる音)

そのあとは約束の飲み(with T 橋 A さん)である。 これまたおごりであった!(ありがとうございます!) ちょっとおごられすぎじゃあないですか?と思いつつも 一応昔コピーをお送りしたお礼ということだそうなので、 お言葉に甘えさせて頂いた。T 橋 A さんは数学系の 方だが物理系にも詳しく、ストリング デュアリティーが森理論とかのおいしい部分をごそっと 解決してもっていってしまうんじゃないか、 とかおっしゃっていたりして、とても新鮮で面白い。 イギリス作戦についてこれまたためになる(裏)情報などもGETした。 ここでも沖縄オーシャンダイビング脱出計画は粉砕されてしまった。 しかしまじでやばい可能性あるからなあ。

今日からダイビングの訓練を始めよう。(シュワッチ、ザブッ)


9月16日(日)

今日も寝坊。でも全く休む暇がない。 結局、京都観光などは夢のまた夢となってしまった。 京都の街並みとか文化に興味があってこの日記を 読んでいる方には申し訳ないです。(というかそんな センチ(=センチメンタル)なことを僕に期待してる 人など、そもそもいないかな。ザッツ ライトだ!)

H 道さんが韓国の研究会から帰ってこられていて、 昼飯を一緒に食った。(名目は)ソリトンの研究会 だったので、内容的にちょっと浮いていたらしい。 でもH 道さんのことだから、また拍手喝采、笑い連発を GETしたに違いない。どうもお疲れ様でした。 シッケを探してくださっていたらしく超感激っす(ポロポロ)。 チョコごちそうさまでした。トラペンどうもありがとうございます。

午後は相変わらず眠い。明日からまた超ハードなので、 今日やらねばならないが、 しかしすでに不可能な域に達してません? ハードすぎるぜアトム!なんでこんなハードなんだ! そうこうしてるうちにカラスがカアカアないている。 コオロギも鳴き出した。もうすっかり秋だ。

京都の夜は、夜らしい。 京都の街は佇んでいる。 京都での飲みはこれまでたいてい一次会で終わっていたが、 それも何となくうなずけるような気がする。 こうしんみりと落ち着かれると、 もう帰ろうかなという気分になってしまう。 東京の街は眠らない。ネオンライトが若者の フィーバー欲を煽り立てる。 夜はいつまでも続くのだ。 京都は景色に横の線が長い。 そして背景に山がある。 それだけでだいぶ違う。 空は透きとおって近く、手を伸ばせば届きそうだ。 澄みやかな雲に夕日があたって黄金色にまぶしい。 山際は紫色にかすんで、やがてフェードアウトしていく。 霧の深い夜は幻想的で、どことなく懐かしい。 この街とも、もう離れなければならない。 そう思うとちょっと寂しい気もする…。

残すところあと4日!!! 早いもんだ。 果たして僕はアトムになれるのか? ドキドキの最終週へ突入だ!


9月17日(月)

今日はちょっと回復。やり残しのないよう頑張るべ。

朝、今 I さんが部屋に突然来られた。 なにやら、先週の僕のセミナートラペンをコピーするのを 忘れていたとのこと。先週は駄目トークだったので、 HP掲載拒否かと思っていたが、そうではなかったらしい。 ちょっと書き換えてしまったが、今 京大理学部セミナーHPに掲載されている。 今 I さん、どうもお疲れ様です。ちなみに 僕には今 I さんの「すごさ」がまだあまり実感できていない。 「真の今 I さん」を知ることのないまま帰るのも残念だ。

そのあと、 ここにしかない(超)マニアックな文献を地下書庫でコピーした。 基研は文献のそろい方がただごとではない。ここと数理研を 合わせれば手に入らないものはほとんどないであろう。 逆にここで手に入らないものは(おそらく)日本には ないと考えていいかもしれない。基研の方々の本に対する 熱意はすさまじいそうだ。なお貸し出しは、期間一ヶ月、 冊数無制限!である。コピーは自由にできる。コピー機は 至るところにある。素晴らしい!共同利用事務室にもぐらたたきが あるとは知らなかった。

基研では毎月一回月曜日(たいていは第一週)に、 全員が集まってケーキとかを食べる そうだ。そこではビジターの人も自己紹介することになっている。 なんと(もちろん)英語で!幸か不幸か今月は来週に行われることに なってしまった。うーん、嬉しいような悲しいような…。 ちなみに毎週金曜日の昼飯は基研2階に集まって、弁当を食べることに なっているそうだ。これまた先週あったのだが、僕はセミナーで 出ることが出来なかった。ちなみにこれまでは夏休みでそのほとんどが 開かれてなかったのだ。 この期間にアトムを選ぶ人が少ない理由も分かってきた。 やはりもっと落ち着いた時期に滞在するべきである。 アトムは秋頃(特に11月)が人気らしい。 幸い僕は存在感だけは(これまでのアトムの中では)ダントツにあったらしいが…。 いろいろ経験できないこともあったようだ。滞在期間は悔いの残るところだ。 ただしこの期間はたまたま数理研の研究会がベリーグッドに重なっていて、 重なりすぎていて、参加したくてもできないほどの過密ぶりであった。 この前紹介した可積分系、ハイパーケーラーの研究会の他に 超ビッグプロジェクト ``Invariants of Knots and 3-Manifolds'' もあったりして、F さんが僕だったら毎日針が振れ続けまくりで 気を失ったかも知れない。僕もサーストンさんとかサウォンさんの 講演に出たかったが、日程的に全く不可能であった。本当に残念! 楽しいことがちょっと多すぎるのだ。 なお岸 M さんから「ピコッ」について激励を受けた。

夕食は2軍団に分裂してしまった。こういうとき僕は本当に駄目だ。 おろおろ遠慮しているうちに必ずあとに残ってしまう。 ちょっと気まずい思いをして(させて)しまった…。

明日はセミナー&ディスカッション@阪大だ。 議論が進展するよう、悔いの残らないよう、頑張るぞ!


9月18日(火)

ウッヒョー眠い!7時起きっす!今日は阪大で共同研究&セミナーだ。 阪急石橋駅でたこ焼き補充。理学部へ向かう。

セミナーは15時半から湯川メモリアル ルームで行われた。 思ったほど豪華な感じではなかったが、古びた気配が歴史を感じさせた。 僕のセミナーは長すぎた。完了したのが17時!トラペンは表紙含めて 23枚だったんだが、ずいぶん間延びした説明をしてしまったようだ。 本当に申し訳ありませんでした。ちなみにここでも「アトム日記」 読者を発見!

セミナーの後はなんと飲み!スタッフの方々も3人いらっしゃって 様々な話が出まくりであった。途中で終わりそうな気配が流れたものの、 約一名さらに御参加されて、結局終わったのは9時40分! そしてなんとなんとこれまたおごって頂きました!!! (いいのかアトム!)どうもごちそうさまでした。爆弾発言の多い飲みでした。

帰りも阪急である。石橋駅は商店街の一つの店って感じでさりげなく 改札を構えているが、特急も止まるんだからなんかすごい! 乗った人なら誰でも分かることだが、 阪急は紳士の乗る電車である。僕は完全に浮いている。 僕は営団地下鉄丸の内線が良く似合う。僕は丸の内線が超好きなのだ。 僕ほど丸の内線が好きな人はこの世の中にいないであろう。 理由はもう眠いので書かない。帰りの阪急でジェントルマン N 津さんに 河原町乗り換えのレクチャーをして頂いた、おかげさまで速攻で 京阪に着きました。どうもありがとうございます。(バスはすでにない 時間だったのだ。)なお、 2001年2月の非可換の研究会のプロシーディング が公開されている。世話人のみなさま、どうもお疲れ様でした。

今日は I 川大明神により謝辞テーションナンバーが一つ増えた。 謝辞テーションナンバーはセルフ謝辞テーションできないということで、 重要かつ客観的な指標であり、 今本郷でとても流行っている!(かも…)。


9月19日(水)

僕は実は明日の午前でアトムを終える。 今日が実質アトム最終日である。 本当に早いものだ。なお 筑波大でもセミナー をやることになった。

最後の昼飯を基研軍団と一緒に食べる。やっぱり北部食堂は世界一だ。 ちなみにここで生協の組合員証を提示して活用したのは一度しかない。 つまりわざわざ組合員になる必要はなかったようだ。まあアトムの気分 が味わえたし、良しとしよう。午後は最後の速報にでる。今日は黒 K さんが 曲がった空間でのNブレーン系の作用導出の話(hep-th/0108161) をされていた。でもやっぱり難しいようだ。そのあと、最後のお茶会にでる。 全てに「最後の」がついてしまい、思わず涙があふれてしまいそうだ。 早くも夕暮れになってしまった。もう終わりが本当に近づいてきてしまった。

僕はアトムのことは M1 の頃(小学生かな?) から知っていて、チェック入れまくっていた。 本当はD1の2月に来る予定だったのだが、北白川学舎の改修工事が 重なり、今年度に回されたのである。待ちきれない思いがあふれまくりで、 予定入れすぎまくりで、あまりにも気合いを入れすぎてしまった。 しかしこれで僕も晴れてアトムになったのであろう。もう9万馬力ぐらいには なったかな?ためしにちょっとそこの本棚でも持ち上げてみるか。 あ、あれ、動かない。足の裏には噴射口でもできあがっているであろうか? く、くさっ!何もないじゃあないか。おお、何も変わっていない! 僕はアトムになれなかったのだ!

思い返せば、僕は失敗ばかりしている。やはり、北白川学舎の職員の 方々を**と勘違いして、しかもそれが H さん経由で伝わってしまった からであろうか? 「ピコッ」が寒すぎたからであろうか?基研イン フォーマルセミナーで笑いが取れなさすぎたからであろうか? プリンターの指定を間違えたからであろうか? いいちこを水だと言ってしまった からであろうか? 共同利用事務室のもぐらをたたき出してしまったからであろうか? とにかく僕はアトムになれなかったのだ。僕は底なしの悲しみの淵に 沈んでいった。なんてこった、 アトムの心で日々頑張ってきたのに…。

ん、アトムの心? アトムの心って、別に基研にいなくたって 持ち続けることができるんじゃないか? と、ふと思い付いた。 僕はここに来てかなり 自分なりに特別な努力をしてきた。しかしそんなことは普段から 別にやれるはずなのだ。その努力は今の自分にとってどうだったのだろう? もちろんマイナスな面もあったかもしれないが、プラスの面の方が ずっと大きかったのではなかろうか? ここにきて、そんな当たり前の ことに気が付いた。とても重要なことを学んだのだ。アトムは心の中に ずっと前から誰の中にも存在していたのだ!「フォッフォッフォッ、 やっと気付きおったか…。」突然後ろから、聞き覚えのある声が聞こえた ような気がした。そ、その声は、お、お、お茶の水!

大学出身のO櫛さんであった。「晩ごはん、行く?」

かくして、最後の晩飯は基研軍団で「ケニア」出陣。ここは BGMに、はやり系の音楽ラジオを流していて居心地がよい。 いつものように食べ終えて、いつものように一日が終わっていく。 しかし明日にはもう僕はいない。長かったような短かったような、 不思議な滞在であったが、とても楽しかった。もっと多くの人と いろいろな議論をしたかった。願わくば共同研究の芽ぐらいに なる程度のことはしたかった。しかしそんなことはそもそもよっぽど運が 良くなければ無理なのかも知れない。少なくともセミナーは非常に 多くさせていただいて、自分の興味や存在は十二分にアピールできたと 思う。それだけでも非常に重要なことだと思う。議論もそれなりに いろいろな人とできたと思うし、そうでなくとも、このほんの1ヶ月という 期間にさまざまな人と知り合えたことは、かけがえのない財産である。そう、あの 最初は読み方の分からない 難しい言葉、「一期一会」なのだ。(どうでもいいが僕は一期一会と聞くと ある湯飲みを思い出してしまう。面白い話ではないのでこれ以上は書かない。) 7、8月頃しきりに寺パチ先生がこの言葉を持ち出していたが、 そう、今まさにその心境なのだ。(ちなみに寺パチ先生がこの言葉を口に出すごとに 僕の心の中で湯飲みがポコポコよみがえっておりました。) だから、僕のアトムは失敗を挙げるときりがないが、よくやった方なのであろう。 多くのものを得ることができた。正直言ってとても疲れている。 絶妙の充実感と疲労がある。そして少なくともこれだけは言える:

アトムにきて良かった。

この素晴らしい制度は是非ともこれからも存続させていってほしいと 僕は心から願っている。そしてこのアトム日記が、これからの新アトムの 方々にちょっとでも役に立てば非常にうれしい。しかしこの日記ははっきりいって 「文章長すぎ&細かすぎ」である。もしかしたら役に立つ事柄だけまとめて 「はじめてのアトム」 ( cf.)としてHPに載せるかも知れない。 僕はこんなことを言って 実行したことがほとんどなく、信用度ゼロ発言になっているかもしれないが、 とにかく僕はアトム支持者である。そして、このような超充実アトムライフ が実現したのは、この制度が存在するということに加えて、周りの方々の 暖かい!!!激励とヘルプがあったからなのだ!(いやまじで、まじっすよ。 みなさん!)本当にいろいろ気を遣って頂いたり、コーヒーなどごちそうに なったりして、またいろいろ分からないことを親切に教えて頂いたりした。 スタッフのみなさん、事務室、図書室のみなさん、PD、学生のみなさん、管理人さん、 本当にどうもありがとうございました。 今僕の心の中にはナイアガラの滝のごとく感謝の涙が流れております! ア、アトムは、アトムは…、永遠に不滅です!!!!!(超感動)

さて現実にもどると、プロシーディングの原稿 (約10ページ分)の締め切りが明日までであった。 現在夜の10時過ぎである。 手元のファイルにはまだタイトルしか書かれていない! 人生最大のピンチがまたしても押し寄せてきた。アトムはつらいぜ!


9月20日(木)

さて、本当に最後の日がやってきてしまった。 プロシーディングは昨日?の夜中3時まで作成したが、 逆にページが多くなり過ぎて、 しかも図がコンパイルできず、 とりあえず応急処置をとって提出した。 あとはチェックアウト、鍵の返却、図書の返却(図書館利用証の返却も)、 不要な計算用紙のリサイクル(地下一階)、などを行うだけだ。 荷物は昨日の夜中にコンビニから東京に送った。それにしても荷物が 多くなってしまっていて入らない。

昨日は何とかオチがついたので、この日記も心置きなく終了することが できそうだ。(昨日はオチをどうするか結構悩んでおりました…。) 明日からはまた新たなドラマが始まる。アトムは毎日がドラマであった。 出会い、そして別れ、数々の試練、数々の感動、…。 それらが今度は東京で味わえる!アトムの心ある限り…。

手続きも全て終えた。最後にもう一度思い出の詰まったこの湯川記念館を 目に焼き付けようと見上げたものの、景色がにじんでよく見えない…。 コンタクトを付け忘れてました。(カポッ、カポッ)

約一ヶ月に及んだアトム日記は、今日2001年9月20日で最終回です (cf.)。 sg-lでアナウンスに流れていたかもしれませんが、9月22日から 学会です。今まで私を支えてくださったみなさん、 共同研究・議論 をしてくださった方々、 本当に有難うございました。

『アトム日記』を書き続けたこの一ヶ月間は、 私の今までの人生の中で一番早く過ぎた一ヶ月 だと感じます。 一番刺激を受け、一番人生が変わった月だと思います。

<中略…>

これまでアトム日記を読んでくださったみなさま、 有難うございました。 homepageにカウンターを設置して以来、その上がる早さが物凄いので、 とても不思議に思っておりました。 今週はクライマックスということもあってか、 一日40ヒッツを超えるアクセスがあり、いったい誰が読まれて いるのだろうと、不安も感じておりましたが、ともかく最後までこの 筆不精の私が書き続けることができたのは、ひとえにみなさんのおかげであり ます。みなさん、有難うございました!

アトムに来てよかった!

みなさんに日本で(あれ?)お会いできる日を楽しみにしています。

新世紀アトム はま中

<------- 完 ------->


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