Unix C プログラミング入門
高崎金久(京都大学)
- 参考書
- 演習用資料
参考書
UNIX・OSについて
- 山口加紀監修「UNIX Super Text」(上・下)(技術評論社)
注釈:UNIXの基礎からシステム管理にいたるまで網羅的に解説している.
なお, 最近この本の改訂新版(過去10年間の技術的進展が盛り込まれている)
が出版された.
- 清水謙多郎「オペレーティングシステム」(岩波書店,情報処理入門コース)
注釈:OS全般について基礎的な概念を解説している.
C言語について
- 椋田 實「はじめてのC」(技術評論社)
注釈:「はじめてのC」という本は沢山出ているが,
これがそのはしりとも言うべき本. 内容的にむだがなく, 安心して読める.
- B.W. カーニハン,D.M. リッチー「プログラミング言語C」第2版)(共立出版)
注釈:C言語のバイブルとも言うべき本である.
プログラミングやデータ構造・アルゴリズムについて
ある程度知識がないと, この本の記述はかなり難しく感じられるだろう.
- 土居範久「基礎C言語」(岩波書店、情報処理入門コース)
注釈:教科書風に書かれた入門者向けの本.
アルゴリズムとデータ構造について
- 筧 捷彦「基本プログラミング」(岩波書店,情報処理入門コース)
注釈:アルゴリズムとデータ構造に関する基礎的概念を解説している.
プログラムの記述に Ada 風の言語を使っているのでわかりにくいかもしれない.
- 茨木俊英「Cによるアルゴリズムとデータ構造」(昭晃堂)
注釈:さまざまなアルゴリズムとデータ構造を詳しく解説している.
プログラムの記述にC言語を用いている.
参考書を選ぶ基準について
ここに掲げた参考書以外にも UNIX, C言語についての本はたくさんあるので,
自分に向いている本を選んで読んでも構わないが, この演習では
カーニハンとリッチーの本に代表される文字・数値データ中心の
プログラミングを学ぶ(グラフィックスやネットワークは
扱わない)ので, そのような内容を扱った本を選ばれたい.
演習用資料
- 1章:Unixシステムの使い方の基礎
(抜粋)
- 2章:はじめてのCプログラミング
- 3章:整数演算,制御構造,数値データの入出力
- 4章:実数演算,数学函数,数値データの入出力
- 5章:配列変数と繰り返し処理
- 6章:関数の定義と呼び出し
- 7章:文字列(テキスト)の処理
- 8章:ファイル入出力の処理
- 9章:ポインターとメモリー管理
- 10章:構造体