平成18年度九州大学応用力学研究所 研究集会
非線形波動現象における
基礎理論、数値計算および実験のクロスオーバー

プログラム

研究代表者:西成 活裕 (東大・工)

日時:2006年11月6日 〜 11月8日
場所:九州大学筑紫地区総合研究棟(C-CUBE) 1F 筑紫ホール 

赤字で書かれた講演は特別講演です.

11月6日(月)

13:00-13:30 Computation of high order pull-back transformations for algebraic Painleve VI solutions
Raimundas Vidunas(九大・理)
13:30-14:00 渦輪を用いた渦のつなぎ変え実験
松村直樹(横浜国立大・物理情報工)
(休憩)
14:15-14:45 時間差分間隔の規格化と超離散化
岩尾昌央(東大・数理)
14:45-15:45 分岐制御による非線形現象の制御と利用の実際
藪野 浩司(筑波大学大学院システム情報工学研究科)
(休憩)
16:00-16:30 周期箱玉系の逆散乱法
国場敦夫(東大・総合文化),高木太一郎(防衛大・応物), 竹野内晃(東大・総合文化)
16:30-17:00 極低温原子気体における非線形ダイナミクス
佐々成正(日本原子力研究開発機構)
17:00-17:30 From canonical bilinear forms to bi-hamiltonian structures
ウイロックス ラルフ(東大・数理)

11月7日(火)

9:30-10:00 確率的に拡張された交通流セルオートマトンの相転移ライン導出
酒井 聡士(龍谷大・理工),西成 活裕(東大・工),飯田 晋司(龍谷大・理工)
10:00-11:00 パターン・ダイナミクスの数理モデリングとシミュレーション
柳田達雄(北海道大学 電子科学研究所)
(休憩)
11:15-11:45 弾性棒の運動に対する変分原理と進行波解
福本 康秀(九大・数理)
11:45-12:15 Wigner formula of rotation matrices and quantum walks
宮崎玄洋(中大・理工),香取眞理(中大・理工), 今野紀雄(横浜国大・工)
(休憩)
13:30-14:30 球と多面体のあいだの形:合金中の微細な粒子の形状に関する考察
尾中 晋(東京工業大学大学院総合理工学研究科)
(休憩)
14:45-15:15 2+1次元多成分長波短波共鳴相互作用
及川正行(九大・応力研),太田泰広(神戸大・自然),丸野健一(The University of Texas-Pan American)
15:15-15:45 Laurent双直交多項式の持つ組合せ論的側面について:Schroeder路を用いた行列式の計算と漸化式の導出
上岡修平(京大・情報)
15:45-16:15 新しい型のソリトン方程式
広田良吾(早稲田大学名誉教授)、太田泰広(神戸大・自然)
(休憩)
16:20-17:00 パネルディスカッション
「非線形研究における基礎理論、数値計算および実験のクロスオーバー」について
パネリスト
 加藤 毅(京都大学 理学部数学科)
 藪野 浩司(筑波大学 システム情報工学研究科)
 柳田 達雄(北海道大学 電子科学研究所)
 中村 佳正(京都大学 大学院情報学研究科)
 梶原 健司(九州大学 大学院数理学研究院)
司会 西成 活裕(東京大学 大学院工学系研究科)
17:10-18:30 ポスターセッション
18:30 懇親会 & ベストポスター賞表彰

11月8日(水)

9:30-10:00 回り込みと壁・障害物の効果による人の移動流量の変化
柳澤 大地, 西成 活裕(東大・工)
10:00-10:30 黒微分とDS方程式のはなし
井ノ口順一(宇都宮大・教育)
(休憩)
10:45-11:15 確率量子化の手法で導かれる確率過程と非線形シュレディンガー方程式
矢嶋徹(宇都宮大・工),宇治野秀晃(群馬高専)
11:15-11:45 Connection matrices for ultradiscrete linear problems
Chris Ormerod(The University of Sydney)
11:45-12:15 液体シートのマランゴニ現象を表す二つの非線形方程式
吉永隆夫,菅健太郎(阪大・基礎工)
(休憩)
13:30-14:30 力学系からのパターン形成とファミリーの繰り返し写像
加藤 毅(京都大学理学部数学科)
(休憩)
14:45-15:15 Calogero-Moser模型の超可積分離散化 -- Surisの可積分離散化との比較
宇治野 秀晃(群馬高専),Luc Vinet(Univ. Montreal), 矢嶋 徹(宇都宮大・工),吉田 春夫(国立 天文台)
15:15-15:45 ボトルネックによる渋滞形成
只木進一、山元祥平、日永田泰啓(佐賀大・総合情報基盤センター)
15:45-16:15 超離散KdV方程式のベックルント変換について
礒島 伸(青山学院・理工),久保 奨(総務省統計局),村田 実貴生(東大・数理),薩摩順吉(青山学院・理工)
(休憩)
16:25-16:55 バスルートモデルとクラスター形成の解析
友枝 明保, 西成 活裕(東大・工)
16:55-17:25 1/f noise の生成
佐藤 陽輝、石渡信吾、渡辺慎介(横浜国立大・物理情報工)

ポスターセッション(11月7日 17:10-18:30)

最も優れたポスターは「ベストポスター賞」として懇親会にて表彰されます。賞品もあり!

  1. 経路積分に基づく音場(おんば)解析の試み
    小柳慎一郎(九州大学大学院芸術工学研究科)
  2. Nahm 方程式の q-離散化とその解析
    中村 厚(北里大学理学部),鎌田 勝(木更津高専)
  3. 特異値分解を用いた画像分解における特異値クラスタを緩和するアルゴリズム
    笹田昇平(同志社大学工学研究科),近藤弘一(同志社大学工学部),岩崎雅史(JST, SORST),中村佳正(京都大学情報学研究科)
  4. Bスプラインガラーキン法による数値シミュレーション
    杉本昌平(同志社大学工学研究科),近藤弘一(同志社大学工学部)
  5. Lie Symmetry を用いたくりこみ群の方法の差分方程式系への応用
    巌佐正智, 野崎一洋(名古屋大学大学院理学研究科)
  6. 等方的なBZ反応セルオートマトンについて
    西山了允,時弘哲治(東大数理),田中宏志(島根大総合理工)
  7. シンプレクティック変換で不変なソリトン方程式
    土田 隆之(岡山光量子科学研究所)
  8. 超離散QRT系の性質と拡張Newton多角形の形状との対応
    坂元 琢治(東京大学大学院総合文化研究科)
  9. 対面ニ体流における異常現象
    飯塚剛(愛媛大学理工学研究科)
  10. 3粒子系戸田ポテンシャルと軌道の関係
    河辺哲次(九州大学大学院芸術工学研究院)
  11. ソリトン理論を用いた1次元弾性体離散モデルのシミュレーション
    崔大宇(東京大学工学部航空宇宙工学科)
  12. 空中に浮遊した液滴表面の固有振動数について
    榎 祐作、井上 道雄(東京大学大学院工学系研究科)
  13. 離散確率過程とq-超幾何関数
    何 健志(立教大学大学院)
  14. 超幾何関数の関数等式と算術調和平均
    榊 武史(立教大学大学院)
  15. 冨松-佐藤解のLegendre多項式表現に関する考察
    島崎朋之(立教大学大学院)
  16. 確率共鳴に基づいた温度制御
    小泉 一弥 、石渡 信吾(横浜国立大学工学府)
  17. 出入口付近でトラップされるキンクの運動
    光藤哲也、早川尚男(京都大学基礎物理学研究所)
  18. 密度変化に伴う車線占有率の逆転現象関係についてのシミュレーション
    山田 剛(東京大学航空宇宙工学科)
  19. 織込部における交通流シミュレーション
    西 遼佑(東京大学航空宇宙工学科)
  20. 踏み切りで一時停止は必要か?
    西成 活裕、友枝 明保(東京大学大学院工学系研究科) 原田義昭(自民党衆議院議員)