GCOE研究集会「宇宙ジェットのエンジンとしてのブラックホールとその進化」

2010年2月25日(木)-26日(金)   基礎物理学研究所K206

会議の主旨

現在の宇宙物理学における最大の謎の一つが宇宙に普遍的に見られるジェット現象を起こすメカ
ニズムである。活動銀河核やガンマ線バーストなどの天体現象ではジェットの速度が光速の99
%を超えるような相対論的なジェットが引き起こされており、その中心エンジンはブラックホー
ルや中性子星に関係していると考えられているものの、具体的にどのようにして相対論的なジェ
ットが作られているかはよくわかっていない。またジェットの機構をジェットや降着円盤の観測
から検証することも重要であろう。ブラックホールの性質と観測量との間の関連を調べておくこ
とは、観測からジェットの機構への手がかりを得ることや、ブラックホールの性質を探っていく
ためには重要であると考えられる。銀河中心にあるような巨大なブラックホールはどのようにで
きるかはよくわかっていないが、その進化は銀河の進化にも重要な寄与をしていると考えられて
いる。またその活動性は銀河中の星形成とも密接に関わっていると考えられており、現在最も研
究が活発な分野の一つとなっている。
本研究会の目的は、学生やPDが主体となってこれらブラックホールをめぐる天体物理学的な研究
について意見交換を密に行い、既存の理論的な研究を包括的に吟味しその解明に向けて新たなア
イデアおよび方向性を模索することにある。またブラックホールの性質とジェットや降着円盤と
の関連、ブラックホールの成長と銀河形成への影響など関連分野での天体物理学的な問題点を整
理し、若い人々で集まって集中的に議論を行うことで、既存の問題の解決をはかり、新たな領域
を開拓していくことを目指す。
この研究会は京都大学グローバルCOEプログラム「普遍性と創発性から紡ぐ次世代物理学」からのサポートを受けて行なわれます。

主なテーマ

参加登録について

研究会への参加は当日まで受け付けます。
講演の申し込みを希望される方は2010年1月31日(日)までに世話人にメールをお願いします。
また若干名の学生に旅費の補助が可能です。希望される学生も2010年1月31日(日)までに世話人にメールをお願いします。
ただしご希望に添えるとは限りません。

プログラム

参加者リスト

招待講演者

関口雄一郎 (国立天文台)
高橋労太 (理化学研究所)
川勝望 (国立天文台)

世話人

村瀬孔大 (京都大学)、 武藤恭之 (京都大学)、 諏訪雄大 (東京大学)、 孝森洋介 (大阪市立大学)、

問合せ先

村瀬 孔大
京都大学基礎物理学研究所
メール:kmurase __AT__ yukawa.kyoto-u.ac.jp