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quantumespresso:フォノンの状態密度と分散 [2020/11/20 01:11] koudai [固有振動モードの可視化] |
quantumespresso:フォノンの状態密度と分散 [2020/11/20 01:21] koudai [注意] |
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==== 固有振動モードの可視化 ==== | ==== 固有振動モードの可視化 ==== | ||
- | * [[http:// | + | * [[http:// |
ホームディレクトリに戻り、Githubから必要なソフトをダウンロードします | ホームディレクトリに戻り、Githubから必要なソフトをダウンロードします | ||
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< | < | ||
$ cd phononwebsite-gh-pages | $ cd phononwebsite-gh-pages | ||
- | $ python setup.py install --user | + | $ python setup.py install --user |
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Line 186: | Line 186: | ||
prefixの部分はなんでも良いです。 | prefixの部分はなんでも良いです。 | ||
* 結晶の基本並進ベクトル CELL_PARAMETERS を指定している場合は、ボーア半径で指定してください。 | * 結晶の基本並進ベクトル CELL_PARAMETERS を指定している場合は、ボーア半径で指定してください。 | ||
- | * 原子位置 (ATOMIC_POSITIONS) は分率座標 (crystal) で指定してください。(Si.scf.outなどSCF計算の出力を見ると書いてあります) | + | * 原子位置 (ATOMIC_POSITIONS) は分率座標 (crystal) で指定してください。 |
そして次のコマンドを実行します。 | そして次のコマンドを実行します。 | ||
Line 196: | Line 196: | ||
さきほどダウンロードしたディレクトリの中にある phononwebsite-gh-pages/ | さきほどダウンロードしたディレクトリの中にある phononwebsite-gh-pages/ | ||
- | * エネルギー分散をクリックすることで、そのエネルギーに対応する固有振動モードを見ることができます | + | * エネルギー分散をクリックすることで、そのエネルギーに対応する固有振動モードのアニメーションを見ることができます |
* 振動のアニメーションを保存したい場合は Export movie の [gif] をクリックすると録画が開始します。 | * 振動のアニメーションを保存したい場合は Export movie の [gif] をクリックすると録画が開始します。 | ||
===== 注意 ===== | ===== 注意 ===== | ||
- | 構造が不安定な系では、対応するモードのフォノンの波数が負になる。 | + | 構造が不安定な系では、対応するモードのフォノンの波数が複素数になります(出力ファイルは負の周波数で表現されます)。 |
- | もし有限温度で構造相転移があるのであれば、pw.xで計算する際に& | + | これは簡単にはフォノンのバネ定数が負になってしまう(つまり変形したほうがエネルギー的に安定)ことに対応します。 |
- | 1[Ry]=158000[K]なので、例えばdegaus=0.001とすれば158Kで構造が安定か調べることができる。 | + | |
- | (ただし、pw.x計算の際にk点の数はかなりたくさん必要になる) | + | もし有限温度で構造相転移があるのであれば、pw.xで計算する際に& |
+ | 1[Ry]=158000[K]なので、例えばdegaus=0.001とすれば158Kで構造が安定か調べることができます。 | ||
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+ | (ただし、pw.x計算の際にk点の数はかなりたくさん必要になります) | ||