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quantumespresso:構造緩和 [2018/02/25 22:19] koudai [注意] |
quantumespresso:構造緩和 [2018/03/05 01:20] koudai [格子定数の構造緩和] |
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構造緩和計算では、calculation=' | 構造緩和計算では、calculation=' | ||
- | etot_conv_thr 構造緩和の各ステップで、エネルギーの変化がこの値よりも小さくなったときに収束したと判断する。デフォルトは1.d-4だが、経験的にはもう少し厳しいほうが良い。 | ||
- | forc_conv_thr 構造緩和の各ステップで、原子に加わる力の変化がこの値よりも小さくなったときに収束したと判断する。デフォルトは1.d-3だが、経験的にはもう少し厳しいほうが良い。 | ||
- | エネルギーのカットオフecutwfcは普段よりも多めにとっておきます。 | + | |etot_conv_thr|1.d-4|構造緩和の各ステップで、エネルギーの変化がこの値よりも小さくなったときに収束したと判断する。実際の計算ではデフォルトの値から徐々に小さくしていって得られた原子位置の収束を見る。| |
+ | |forc_conv_thr|1.d-3|構造緩和の各ステップで、原子に加わる力の変化がこの値よりも小さくなったときに収束したと判断する。こちらも収束を見るのを忘れないように。| | ||
また、relax計算の際は& | また、relax計算の際は& | ||
- | 原子位置について、原点にあるSiは動いてほしくないので、座標の最後に0 0 0を付け加えます。 | + | 原子位置について、原点にあるSiは動いてほしくないので、座標の最後に0 0 0を付け加えます。 |
+ | 第3成分だけ動いて欲しい場合は0 0 1とします。 | ||
+ | 何も指定していなければ1 1 1となります(すべての方向に動ける)。 | ||
実行は次のようにします。 | 実行は次のようにします。 | ||
Line 135: | Line 137: | ||
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- | もともと基本並進ベクトルが格子定数を単位としてa(1)=(-0.5, | + | もともと基本並進ベクトルが格子定数を単位としてa(1)=(-0.5, |
===== 注意 ===== | ===== 注意 ===== |