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quantumespresso:構造緩和 [2018/11/26 18:06] koudai [概要] |
quantumespresso:構造緩和 [2020/03/24 11:25] koudai [擬ポテンシャルについて] |
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* vc-relax計算は原子位置の緩和も同時に行っています。ほとんどの場合は同時緩和はうまくいかないので、先にrelax計算を行った上でvc-relaxを実行しましょう。 | * vc-relax計算は原子位置の緩和も同時に行っています。ほとんどの場合は同時緩和はうまくいかないので、先にrelax計算を行った上でvc-relaxを実行しましょう。 | ||
- | * vc-relax計算で構造緩和を行うとき、計算に必要なパラメータは最初の格子定数と原子位置の計算から出したものを使い続けます。収束するまでvc-relax計算を繰り返してください。 | + | * vc-relax計算で構造緩和を行うとき、計算に必要なパラメータは最初の格子定数と原子位置の計算から出したものを使い続けます。結果が変わらなくなるまでvc-relax計算を繰り返してください。 |
* conv_thrが大きいと、出力ファイルに" | * conv_thrが大きいと、出力ファイルに" | ||
* 構造緩和の結果、結晶が別の対称性になってしまう場合、プログラムが以下のエラーを出して止まってしまいます。その場合は& | * 構造緩和の結果、結晶が別の対称性になってしまう場合、プログラムが以下のエラーを出して止まってしまいます。その場合は& | ||
Line 163: | Line 163: | ||
====== 金属の場合 ====== | ====== 金属の場合 ====== | ||
- | 金属の場合はFermi面の情報が必要ですので、 | + | 金属の場合はフェルミ面の情報が必要ですので、& |
occupations=' | occupations=' | ||
- | を使用してください。 | + | を追加してください。 |
- | このときのk点は、原点を含む | + | |
- | K_POINTS automatic | + | |
- | 12 12 12 0 0 0 | + | |
- | などとします。 | + | |
* http:// | * http:// | ||
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+ | ====== 擬ポテンシャルについて ====== | ||
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+ | 一般に構造最適化で得られた格子定数は、PZ型などのLDA計算では過小評価され、PBE型などのGGA計算では過大評価されます。 | ||
+ | 最近ではPBEを改善したPBESOLという交換相関ポテンシャルが実験の格子定数をよく再現するということで、構造最適化計算に使われることが多いです。 |