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quantumespresso:respack [2020/08/01 02:57] koudai [分極関数の計算] |
quantumespresso:respack [2020/08/01 03:07] koudai [計算の収束] |
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* この計算に一番時間がかかります | * この計算に一番時間がかかります | ||
* バンドの数、カットオフ、k点数、ユニットセルの体積に比例して非常に多くのメモリを消費します。普通の計算機ですとユニットセルに原子が10数個くらいの物質が限界かと思われます。 | * バンドの数、カットオフ、k点数、ユニットセルの体積に比例して非常に多くのメモリを消費します。普通の計算機ですとユニットセルに原子が10数個くらいの物質が限界かと思われます。 | ||
- | * 光学応答を調べたければ通常のRPAを、相互作用パラメータを求めたければ制限RPAを使用します。それぞれ収束に必要なパラメータは異なるので注意してください。 | + | * 観測される物理量としての光学応答を調べたければ通常のRPAを、相互作用パラメータを求めたければ制限RPAを使用します。それぞれ収束に必要なパラメータは異なるので注意してください。 |
===== 相互作用の計算 ===== | ===== 相互作用の計算 ===== | ||
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次の手順で収束させます(flg_calc_type=1としてEELSの結果をプロットするのが便利です) | 次の手順で収束させます(flg_calc_type=1としてEELSの結果をプロットするのが便利です) | ||
- | - 多めの数のnbndでSCF計算を実行する(フェルミ準位より50eV程度上のバンドが入るくらい) | + | - 多めの数のnbndでSCF計算を実行する(最初は非占有状態のバンドが50本くらいになるか、あるいはフェルミ準位より2,30eV程度上のバンドが入るくらいで試すと良い) |
- | - N_CALC_BANDを増やし、分極関数を収束させる。足りなくなったらnbndを増やしたSCF計算を再び行う | + | - (制限RPAの場合)相互作用の大きさを求めたい軌道のワニエ基底を計算する。 |
- | - Ecut_for_eps | + | - N_CALC_BAND に関して分極関数を収束させる。足りなくなったらnbndを増やしたSCF計算を再び行う |
+ | - Ecut_for_eps | ||
- SCF計算でk点数を増やし、分極関数を収束させる | - SCF計算でk点数を増やし、分極関数を収束させる | ||