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quantumespresso:respack [2020/08/12 21:09] koudai [インプットファイル] |
quantumespresso:respack [2020/08/13 18:23] koudai [概要] |
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* 誘電関数から求まる動的物理量(電子エネルギー欠損スペクトル、光学伝導度、反射率) | * 誘電関数から求まる動的物理量(電子エネルギー欠損スペクトル、光学伝導度、反射率) | ||
* 制限乱雑位相近似 (constraint random-phase approximation, | * 制限乱雑位相近似 (constraint random-phase approximation, | ||
- | * cRPAの理論はこちらのテキストの7章を参照してください https:// | + | * cRPAの理論はこちらのテキストの7章を参照してください |
+ | * https:// | ||
* 日本語および英語のマニュアルでは使用例とその結果が充実しているので、初心者でも特に困ることはないと思います | * 日本語および英語のマニュアルでは使用例とその結果が充実しているので、初心者でも特に困ることはないと思います | ||
* https:// | * https:// | ||
+ | * メモリを非常に多く使うため、普通の計算機ですとユニットセルに原子が10個くらいの物質が限界かと思われます。スパコンを使えば20個くらいは行けるのではないかと思います | ||
* f電子系やスピン軌道相互作用がある系には非対応 | * f電子系やスピン軌道相互作用がある系には非対応 | ||
- | * 擬ポテンシャルはノルム保存型のものにのみ対応しています。例えば以下のサイトのものを使用してください | + | * 擬ポテンシャルはノルム保存型のものにのみ対応しています。例えば以下のサイトからダウンロードできます |
- | * http:// | + | * http:// |
+ | * https:// | ||
Line 144: | Line 147: | ||
たとえばPWscfの入力ファイルが prefix.scf.in だった場合、次のようにします。 | たとえばPWscfの入力ファイルが prefix.scf.in だった場合、次のようにします。 | ||
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- | $ mpirun -n 12 < prefix.scf.in > prefix.scf.out | + | $ mpirun -n 24 < prefix.scf.in > prefix.scf.out |
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* 既約k点の情報が必要なので、SCF計算 (ネームリスト< | * 既約k点の情報が必要なので、SCF計算 (ネームリスト< | ||
Line 181: | Line 184: | ||
$ mpirun -n 2 calc_chiqw < respack.in > LOG.chiqw | $ mpirun -n 2 calc_chiqw < respack.in > LOG.chiqw | ||
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- | * OpenMPとMPIのハイブリッドです。OMP_NUM_THREADSおよびMKL_NUM_THREADSにMPIの1スレッドあたりのOpenMP並列数を指定してください | + | * OpenMPとMPIのハイブリッド計算を行います。OMP_NUM_THREADSおよびMKL_NUM_THREADSにMPIの1スレッドあたりのOpenMP並列数を指定してください |
* MPI_num_qcommには、すべてのqで計算するときに、いくつの点を同時に並列計算を行うかを指定します | * MPI_num_qcommには、すべてのqで計算するときに、いくつの点を同時に並列計算を行うかを指定します | ||
* MPI_num_proc_per_qcommには、qの各点の計算に使用するスレッド数を指定します | * MPI_num_proc_per_qcommには、qの各点の計算に使用するスレッド数を指定します | ||
* MPIのプロセス数は MPI_num_proc_per_qcomm * MPI_num_qcomm に一致させます | * MPIのプロセス数は MPI_num_proc_per_qcomm * MPI_num_qcomm に一致させます | ||
* この計算に一番時間がかかります | * この計算に一番時間がかかります | ||
- | * バンドの数、カットオフ、k点数、ユニットセルの体積に比例して非常に多くのメモリを消費します。普通の計算機ですとユニットセルに原子が10個くらいの物質が限界かと思われます(それ以上になる場合はスパコンの利用を検討してください)。 | + | * バンドの数、カットオフ、k点数、ユニットセルの体積に比例して非常に多くのメモリを消費します |
* 観測される物理量としての光学応答を調べたければ通常のRPAを、相互作用パラメータを求めたければ制限RPAを使用します。それぞれ収束に必要なパラメータは異なるので注意してください。 | * 観測される物理量としての光学応答を調べたければ通常のRPAを、相互作用パラメータを求めたければ制限RPAを使用します。それぞれ収束に必要なパラメータは異なるので注意してください。 | ||