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quantumespresso:respack

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quantumespresso:respack [2020/08/12 21:13]
koudai [概要]
quantumespresso:respack [2020/08/14 13:19]
koudai [インプットファイル]
Line 8: Line 8:
     * https://www.cond-mat.de/events/correl11/      * https://www.cond-mat.de/events/correl11/ 
   * 日本語および英語のマニュアルでは使用例とその結果が充実しているので、初心者でも特に困ることはないと思います   * 日本語および英語のマニュアルでは使用例とその結果が充実しているので、初心者でも特に困ることはないと思います
-    https://sites.google.com/view/kazuma7k6r+  メモリを非常に多く使うため、普通の計算機ですとユニットセルに原子が10個くらいの物質が限界かと思われます。スパコンを使えば20個くらいは行けるのではないかと思います 
   * f電子系やスピン軌道相互作用がある系には非対応   * f電子系やスピン軌道相互作用がある系には非対応
-  * 擬ポテンシャルはノルム保存型のものにのみ対応しています。例えば以下のサイトのものを使用してください +  * 擬ポテンシャルはノルム保存型のものにのみ対応しています。例えば以下のサイトからダウンロードできます 
-    * http://www.pseudo-dojo.org/+    * http://www.pseudo-dojo.org/ ... optimized norm-conserving Vanderbilt PPs 
 +    * https://www.quantum-espresso.org/pseudopotentials/hartwigesen-goedecker-hutter-pp ... Hartwigesen-Goedecker-Hutter PPs
  
  
Line 116: Line 117:
 &param_chiqw &param_chiqw
   Ecut_for_eps           = 3.6d0,   !o: 分極関数のカットオフ (Ry) 記述がなければSCF計算のecutwfcの値の1/10になる   Ecut_for_eps           = 3.6d0,   !o: 分極関数のカットオフ (Ry) 記述がなければSCF計算のecutwfcの値の1/10になる
-  Num_freq_grid          = 70,      !o: 計算周波数の総数+  Num_freq_grid          = 70,      !o: 計算周波数の総数(メッシュは log ω に対して切られる)
   N_CALC_BAND            = 50,      !o: 分極計算で考慮されるバンドの総数。SCF計算のnbndの数よりも小さくする。記述がなければSCF計算のnbndの値になる   N_CALC_BAND            = 50,      !o: 分極計算で考慮されるバンドの総数。SCF計算のnbndの数よりも小さくする。記述がなければSCF計算のnbndの値になる
   MPI_num_proc_per_qcomm = 2,       !o: コミュニティ当たりのプロセス数。MPIを使用する際に指定   MPI_num_proc_per_qcomm = 2,       !o: コミュニティ当たりのプロセス数。MPIを使用する際に指定
Line 145: Line 146:
 たとえばPWscfの入力ファイルが prefix.scf.in だった場合、次のようにします。 たとえばPWscfの入力ファイルが prefix.scf.in だった場合、次のようにします。
 <code> <code>
-$ mpirun -n 12 < prefix.scf.in > prefix.scf.out+$ mpirun -n 24 < prefix.scf.in > prefix.scf.out
 </code> </code>
   * 既約k点の情報が必要なので、SCF計算 (ネームリスト<nowiki>&control</nowiki>内で<nowiki>calculation='scf'</nowiki>とする計算) の直後にRESPACKを使った計算をする必要があります   * 既約k点の情報が必要なので、SCF計算 (ネームリスト<nowiki>&control</nowiki>内で<nowiki>calculation='scf'</nowiki>とする計算) の直後にRESPACKを使った計算をする必要があります
Line 187: Line 188:
   * MPIのプロセス数は MPI_num_proc_per_qcomm * MPI_num_qcomm に一致させます   * MPIのプロセス数は MPI_num_proc_per_qcomm * MPI_num_qcomm に一致させます
   * この計算に一番時間がかかります   * この計算に一番時間がかかります
-  * バンドの数、カットオフ、k点数、ユニットセルの体積に比例して非常に多くのメモリを消費します。普通の計算機ですとユニットセルに原子が10個くらいの物質が限界かと思われます(それ以上になる場合はスパコンの利用を検討してください)。+  * バンドの数、カットオフ、k点数、ユニットセルの体積に比例して非常に多くのメモリを消費します
   * 観測される物理量としての光学応答を調べたければ通常のRPAを、相互作用パラメータを求めたければ制限RPAを使用します。それぞれ収束に必要なパラメータは異なるので注意してください。   * 観測される物理量としての光学応答を調べたければ通常のRPAを、相互作用パラメータを求めたければ制限RPAを使用します。それぞれ収束に必要なパラメータは異なるので注意してください。
  
Line 242: Line 243:
 omega_max=200 omega_max=200
  
 +set logscale x
  
  
quantumespresso/respack.txt · Last modified: 2024/02/03 18:42 by koudai