This shows you the differences between two versions of the page.
Both sides previous revision Previous revision Next revision | Previous revision Next revision Both sides next revision | ||
quantumespresso:respack [2020/08/14 13:26] koudai [RESPACK 20200113 + Ubuntu 18.04] |
quantumespresso:respack [2020/08/17 18:38] koudai [概要] |
||
---|---|---|---|
Line 8: | Line 8: | ||
* https:// | * https:// | ||
* 日本語および英語のマニュアルでは使用例とその結果が充実しているので、初心者でも特に困ることはないと思います | * 日本語および英語のマニュアルでは使用例とその結果が充実しているので、初心者でも特に困ることはないと思います | ||
- | * メモリを非常に多く使うため、普通の計算機ですとユニットセルに原子が10個くらいの物質が限界かと思われます。スパコンを使えば20個くらいは行けるのではないかと思います | + | * メモリを非常に多く使うため、普通の計算機ですとユニットセルに原子が10個くらいの物質が限界かと思われます。スパコンを使えば20個くらい行けるかもしれません |
* f電子系やスピン軌道相互作用がある系には非対応 | * f電子系やスピン軌道相互作用がある系には非対応 | ||
* 擬ポテンシャルはノルム保存型のものにのみ対応しています。例えば以下のサイトからダウンロードできます | * 擬ポテンシャルはノルム保存型のものにのみ対応しています。例えば以下のサイトからダウンロードできます | ||
Line 57: | Line 57: | ||
- QuantumESPRESSO の pw.x によるSCF計算 | - QuantumESPRESSO の pw.x によるSCF計算 | ||
- RESPACKの calc_wannier による最局在ワニエ関数の計算。事前にSCF計算が必要 | - RESPACKの calc_wannier による最局在ワニエ関数の計算。事前にSCF計算が必要 | ||
- | - RESPACKの calc_chiqw による誘電関数の計算。事前にワニエ関数の計算が必要 | + | - RESPACKの calc_chiqw による誘電関数の計算。cRPAを使う場合は事前にワニエ関数の計算が必要 |
- RESPACKの calc_w3d による直接相互作用の計算。事前にcalc_chiqwのcRPA計算が必要 | - RESPACKの calc_w3d による直接相互作用の計算。事前にcalc_chiqwのcRPA計算が必要 | ||
- RESPACKの calc_j3d による交換相互作用の計算。事前にcalc_chiqwのcRPA計算が必要 | - RESPACKの calc_j3d による交換相互作用の計算。事前にcalc_chiqwのcRPA計算が必要 | ||
Line 187: | Line 187: | ||
* MPIのプロセス数は MPI_num_proc_per_qcomm * MPI_num_qcomm に一致させます | * MPIのプロセス数は MPI_num_proc_per_qcomm * MPI_num_qcomm に一致させます | ||
* この計算に一番時間がかかります | * この計算に一番時間がかかります | ||
- | * バンドの数、カットオフ、k点数、ユニットセルの体積に比例して非常に多くのメモリを消費します | + | * バンドの数、エネルギーカットオフ、k点数、ユニットセルの体積に比例して非常に多くのメモリを消費します |
* 観測される物理量としての光学応答を調べたければ通常のRPAを、相互作用パラメータを求めたければ制限RPAを使用します。それぞれ収束に必要なパラメータは異なるので注意してください。 | * 観測される物理量としての光学応答を調べたければ通常のRPAを、相互作用パラメータを求めたければ制限RPAを使用します。それぞれ収束に必要なパラメータは異なるので注意してください。 | ||
+ | * 一般に、通常のRPAの方が計算コストが大きいです | ||
===== 相互作用の計算 ===== | ===== 相互作用の計算 ===== |