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wien2k:軌道ポテンシャル

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wien2k:軌道ポテンシャル [2020/07/03 11:55]
koudai 作成
wien2k:軌道ポテンシャル [2020/07/03 12:08]
koudai [概要]
Line 3: Line 3:
   * バンド計算では電子相関の効果が無視されるため、一般にバンドギャップを過小評価してしまいます   * バンド計算では電子相関の効果が無視されるため、一般にバンドギャップを過小評価してしまいます
   * 相関の効果を取り入れることができ、計算コストがもっとも安いのが、軌道ポテンシャルを手で入れる方法です   * 相関の効果を取り入れることができ、計算コストがもっとも安いのが、軌道ポテンシャルを手で入れる方法です
 +  * 特にd電子系やf電子系といった局在が強い系に対して有効です。
   * 組み合わせる手法によってLDA+U法、あるいはGGA+U法とも呼ばれます   * 組み合わせる手法によってLDA+U法、あるいはGGA+U法とも呼ばれます
  
Line 23: Line 24:
     * NiO.indm     * NiO.indm
       * 2行目: +Uを入れる原子の数       * 2行目: +Uを入れる原子の数
-      * 3,4行: +Uを入れる原子のインデックス(NiO_AFM.structで確認。Ni1の場合は1、Ni2の場合は2になっているはず)、+Uをいれる軌道の数(今回はd軌道の1つ)、+Uを入れる軌道の種類(d軌道ならl=2)+      * 3,4行: +Uを入れる原子のインデックス(NiO.structで確認。Ni1の場合は1、Ni2の場合は2になっているはず)、+Uをいれる軌道の数(今回はd軌道の1つ)、+Uを入れる軌道の種類(d軌道ならl=2)
       * 5行目: LDA+Uは 0 0 で固定。詳しくはUser's Guideの7.10節<file - NiO_AFM.indm>       * 5行目: LDA+Uは 0 0 で固定。詳しくはUser's Guideの7.10節<file - NiO_AFM.indm>
 -12.0         Emin cutoff -12.0         Emin cutoff
Line 31: Line 32:
  0 0          r-index,(l,s) index  0 0          r-index,(l,s) index
 </file> </file>
-    * NiO_AFM.inorb+    * NiO.inorb
       * 1行目: nmodはLDA+U計算なら1、natorbは+Uする原子の数、 iprは1にすれば出力がより詳細になる       * 1行目: nmodはLDA+U計算なら1、natorbは+Uする原子の数、 iprは1にすれば出力がより詳細になる
       * 2行目: 変更不可       * 2行目: 変更不可
Line 54: Line 55:
 </code> </code>
     * k点数やUをかえて再度実行するときは、ブロイデン法の履歴を削除しなくてもオプション -NI をつけるだけで十分です。     * k点数やUをかえて再度実行するときは、ブロイデン法の履歴を削除しなくてもオプション -NI をつけるだけで十分です。
-    * Uを変更するときは NiO_AFM.inorb を直接編集してください。+    * Uを変更するときは NiO.inorb を直接編集してください。
  
  
  
wien2k/軌道ポテンシャル.txt · Last modified: 2021/06/27 22:04 (external edit)