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wien2k:軌道ポテンシャル [2020/07/03 11:57] koudai [計算方法] |
wien2k:軌道ポテンシャル [2020/07/03 12:08] koudai [概要] |
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* バンド計算では電子相関の効果が無視されるため、一般にバンドギャップを過小評価してしまいます | * バンド計算では電子相関の効果が無視されるため、一般にバンドギャップを過小評価してしまいます | ||
* 相関の効果を取り入れることができ、計算コストがもっとも安いのが、軌道ポテンシャルを手で入れる方法です | * 相関の効果を取り入れることができ、計算コストがもっとも安いのが、軌道ポテンシャルを手で入れる方法です | ||
+ | * 特にd電子系やf電子系といった局在が強い系に対して有効です。 | ||
* 組み合わせる手法によってLDA+U法、あるいはGGA+U法とも呼ばれます | * 組み合わせる手法によってLDA+U法、あるいはGGA+U法とも呼ばれます | ||
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* NiO.indm | * NiO.indm | ||
* 2行目: +Uを入れる原子の数 | * 2行目: +Uを入れる原子の数 | ||
- | * 3,4行: +Uを入れる原子のインデックス(NiO_AFM.structで確認。Ni1の場合は1、Ni2の場合は2になっているはず)、+Uをいれる軌道の数(今回はd軌道の1つ)、+Uを入れる軌道の種類(d軌道ならl=2) | + | * 3,4行: +Uを入れる原子のインデックス(NiO.structで確認。Ni1の場合は1、Ni2の場合は2になっているはず)、+Uをいれる軌道の数(今回はd軌道の1つ)、+Uを入れる軌道の種類(d軌道ならl=2) |
* 5行目: LDA+Uは 0 0 で固定。詳しくはUser' | * 5行目: LDA+Uは 0 0 で固定。詳しくはUser' | ||
-12.0 Emin cutoff | -12.0 Emin cutoff | ||
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* k点数やUをかえて再度実行するときは、ブロイデン法の履歴を削除しなくてもオプション -NI をつけるだけで十分です。 | * k点数やUをかえて再度実行するときは、ブロイデン法の履歴を削除しなくてもオプション -NI をつけるだけで十分です。 | ||
- | * Uを変更するときは | + | * Uを変更するときは |