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wien2k:scf計算 [2017/10/28 01:44] koudai |
wien2k:scf計算 [2017/10/28 01:58] koudai [計算の設定の初期化] |
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- | ここでオプション-bはバッチモードで、これをつけることで指定のもの以外はすべてデフォルトの値に設定されます。 | + | ここでオプション-bはバッチモードで、これをつけることで指定のもの以外はすべてまとめてデフォルトの値に設定されます。 |
- | なお、他の設定はオプション-hにより参照できます。 | + | 他の設定はオプション-hにより参照できます。 |
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Line 163: | Line 163: | ||
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- | $ run_lapw -ec 0.0001 -cc 0.0001 | + | $ run_lapw -ec 0.0001 -cc 0.0001 |
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ここでオプション-ecはエネルギーの収束で、オプション-ccは電荷の収束です。 | ここでオプション-ecはエネルギーの収束で、オプション-ccは電荷の収束です。 | ||
デフォルトはエネルギーの収束しか見ませんが、電荷の収束も見ておいたほうが無難です。 | デフォルトはエネルギーの収束しか見ませんが、電荷の収束も見ておいたほうが無難です。 | ||
+ | また、オプション-iで最大何回までSCF計算を行うかを指定できます。 | ||
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他のオプションはオプション-hで確認できます。 | 他のオプションはオプション-hで確認できます。 | ||
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- | 実行後、いろいろファイルができますが、重要なのはTiC.scfです。 | + | 実行後、いろいろなファイルができますが、計算の経過や重要な情報はTiC.scfで確認できます。 |
今回は金属なのでフェルミエネルギーが出力されています。 | 今回は金属なのでフェルミエネルギーが出力されています。 | ||
- | 半導体であればギャップサイズが出力されます。 | + | 半導体であればエネルギーギャップがわかります。 |
これで電子状態が得られましたので、これをもとに状態密度やバンド分散などを計算することになります。 | これで電子状態が得られましたので、これをもとに状態密度やバンド分散などを計算することになります。 | ||
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- | なお、case.broydXを削除しなかった場合は、60秒後に自動で削除してSCF計算がスタートします(その間にジョブのキャンセルが可能です)。 | + | なお、case.broydXを削除せずにrun_lapwを実行した場合は、60秒後に自動で削除してSCF計算がスタートします(その間にジョブのキャンセルが可能です)。 |