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wien2k:scf計算 [2017/10/28 16:29] koudai [k点数の変更] |
wien2k:scf計算 [2018/07/15 21:40] koudai |
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作業ディレクトリTiCを作成し、その中で作業します。 | 作業ディレクトリTiCを作成し、その中で作業します。 | ||
+ | 作業ディレクトリ名は必ずプロジェクト名と同じにします。 | ||
ターミナルを立ち上げて、次のように入力します。 | ターミナルを立ち上げて、次のように入力します。 | ||
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基本的には質問に答えていくだけで完了します。 | 基本的には質問に答えていくだけで完了します。 | ||
- | SPHERE RadIIやRMTの設定はとりあえず無視で。 | + | SPHERE RadIIやRMTの設定はとりあえずデフォルトのままで。 |
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Line 123: | Line 124: | ||
実際にWIEN2kを使った第一原理計算を行うときは、対話形式でstructファイルを作成するよりもCIFファイルから生成することが多くなると思います。 | 実際にWIEN2kを使った第一原理計算を行うときは、対話形式でstructファイルを作成するよりもCIFファイルから生成することが多くなると思います。 | ||
- | 上記のサイトからCIFファイルをダウンロードし、作業ディレクトリに保存します。 | + | 上記のサイトからCIFファイルをダウンロードし、ファイル名をTiC.cifに変更して作業ディレクトリに保存します。 |
用意ができたら、プログラムcif2structを使ってstructファイルに変換します。 | 用意ができたら、プログラムcif2structを使ってstructファイルに変換します。 | ||
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- | \ cif2struct | + | $ cif2struct |
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- | 5910091.structというファイルができますので、適当な名前に変更しておきます。 | + | これで入力ファイルTiC.structができます。 |
+ | ただし、このままだとマフィンチン半径$R_{\rm MT}$が正しく設定されていないので計算します。 | ||
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- | $ mv 5910091.struct | + | $ setrmt_lapw TiC |
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+ | マフィンチン半径が正しく設定された入力ファイルTiC.struct_setrmtというファイルができるので、さきほどの入力ファイルに上書きします。 | ||
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+ | $ mv -f TiC.struct_setrmt | ||
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Line 161: | Line 169: | ||
これで準備が整いましたので、計算を実行します。 | これで準備が整いましたので、計算を実行します。 | ||
プログラムrun_lapwを使用します。 | プログラムrun_lapwを使用します。 | ||
- | structファイル名などの指定は、プログラムが自動で見つけてくれるので不要です。 | ||
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