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wien2k:scf計算 [2019/01/26 01:21] koudai [計算の設定の初期化] |
wien2k:scf計算 [2019/01/26 01:51] koudai [計算の設定の初期化] |
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SCF計算に入る前に、計算の設定の初期化をおこないます。 | SCF計算に入る前に、計算の設定の初期化をおこないます。 | ||
- | ほとんどの場合はデフォルトのままでよいですが、ここではk点数だけを設定しましょう。 | + | ここではk点数とRKmaxを設定しましょう。 |
- | k点数を増やせば計算の精度はあがりますが、計算時間もかかるようになります。 | + | k点数やRKmaxを増やせば計算の精度はあがりますが、計算時間もかかるようになります。 |
- | 最終的にほしい物理量がk点数に対して収束しているか、確認する必要があります。 | + | 最終的にほしい物理量がこれらのユーザー側が設定した量に対して収束しているか確認する必要があります。 |
- | ここではk点数を2000にしてみましょう(ちなみにデフォルトは1000です)。 | + | なお、RKmaxは波動関数のカットオフを決めます。原子の種類によって必要な大きさが異なるので、選び方は http:// |
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+ | ここではk点数を1000に、RKmaxを7.5にしてみましょう。 | ||
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- | $ init_lapw -b -numk 2000 | + | $ init_lapw -b -numk 1000 -rkmax 7.5 |
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- | ここでオプション-bはバッチモードで、これをつけることで指定のもの以外はすべてまとめてデフォルトの値に設定されます。 | + | ここでオプション -b はバッチモードで、これをつけることで指定のもの以外はすべてまとめてデフォルトの値に設定されます。 |
- | 他の設定はオプション-hにより参照できます。 | + | 他の設定はオプション -h により参照できます。 |
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実行後、いろいろなファイルができますが、計算の経過や重要な情報は TiC.scf で確認できます。 | 実行後、いろいろなファイルができますが、計算の経過や重要な情報は TiC.scf で確認できます。 | ||
- | 今回は金属なのでフェルミエネルギーが出力されています。 | + | |
- | 半導体であればエネルギーギャップがわかります。 | + | $ grep ": |
+ | $ grep ": | ||
+ | $ grep ": | ||
これで電子状態が得られましたので、これをもとに状態密度やバンド分散などを計算することになります。 | これで電子状態が得られましたので、これをもとに状態密度やバンド分散などを計算することになります。 | ||
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計算の収束を見るために、k点数を変更したいとします。 | 計算の収束を見るために、k点数を変更したいとします。 | ||
- | 再び init_lapw を走らせると、すべての設定が初期化されますので(今はすべてデフォルトなのでさほど問題ないですが)、k点数だけ変更するために x_lapw kgen を使います。 | + | 再び init_lapw を走らせると全ての設定が初期化されますので(今は全てデフォルトなのでさほど問題ないですが)、k点数だけ変更するために x_lapw kgen を使います。 |
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