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wien2k:scf計算

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wien2k:scf計算 [2020/03/27 11:41]
koudai [ジョブの一時停止]
wien2k:scf計算 [2020/03/28 18:41]
koudai [k点数の変更]
Line 123: Line 123:
 ===== CIFファイルからstructファイルを生成する方法 ===== ===== CIFファイルからstructファイルを生成する方法 =====
  
-実際にWIEN2kを使った第一原理計算を行うときは、対話形式でstructファイルを作成するよりもCIFファイルから生成することが多くなると思います。+実際にWIEN2kを使った第一原理計算を行うときは、対話形式でstructファイルを作成するよりも、結晶構造データの統一フォーマットであるCIFファイルから生成することが多くなると思います。
 上記のサイトからCIFファイルをダウンロードし、ファイル名をTiC.cifに変更して作業ディレクトリに保存します。 上記のサイトからCIFファイルをダウンロードし、ファイル名をTiC.cifに変更して作業ディレクトリに保存します。
  
Line 189: Line 189:
 |-cc|なし|電荷の収束。単位はe。指定しなければ電荷の収束はチェックされないが、見ておいたほうが無難| |-cc|なし|電荷の収束。単位はe。指定しなければ電荷の収束はチェックされないが、見ておいたほうが無難|
 |-ec|0.0001|エネルギーの収束。単位はRy。デフォルトだと少し荒い| |-ec|0.0001|エネルギーの収束。単位はRy。デフォルトだと少し荒い|
-|-i|100|SCF計算を行うときの、繰り返し回数の最大値。|+|-i|40|SCF計算を行うときの、繰り返し回数の最大値。40回だと足りないこともあるので少し多めに。|
  
 他のオプションはフラグ-hで確認できます。 他のオプションはフラグ-hで確認できます。
Line 221: Line 221:
 </code> </code>
  
-再び計算を実行するには、オプション-NIをつけて run_lapw を実行します。+再び計算を実行するには、フラグ-NIをつけて run_lapw を実行します。
  
 <code> <code>
 $ run_lapw -cc 0.0001 -ec 0.00001 -NI $ run_lapw -cc 0.0001 -ec 0.00001 -NI
 </code> </code>
- 
-case.broydX を削除せずに run_lapw を実行した場合は、60秒後に自動で削除してSCF計算がスタートします(その間にジョブのキャンセルが可能です)。 
  
 全エネルギーやフェルミ準位(半導体の場合はギャップ)が、k点数に対して収束しているか必ず確認しましょう。 全エネルギーやフェルミ準位(半導体の場合はギャップ)が、k点数に対して収束しているか必ず確認しましょう。
 +
 +
 +
 +====== SCF計算結果の保存 ======
 +
 +構造最適化前のstructファイルや計算結果のファイルを残しておきたい場合は save_lapw を使用します。
 +例えば original というディレクトリに保存しておきたい場合は次のようにします。
 +
 +<code>
 +$ save_lapw -d original
 +</code>
 ====== ジョブの一時停止 ====== ====== ジョブの一時停止 ======
  
wien2k/scf計算.txt · Last modified: 2023/04/23 19:47 by koudai