====== 概要 ====== * WSL2を使ってUbuntuをインストールします。作業の前にWindows Updateを行ってください。 * Windows 10 May 2020 (version 2004) を使用しました ====== 手順 ====== 現在はWSL1をインストール後、WSL2にアップデートする方式になっているようです ===== Ubuntuのインストール ===== - スタートボタンを右クリックして、[Windows PowerShell(管理者)]を選択します - WSLを有効化します PS C:\WINDOWS\system32> Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Windows-Subsystem-Linux - Microsoft Storeで Ubuntu を検索してインストールします * Ubuntuとだけ書かれたものは、最新版のUbuntuがインストールされます。通常はこちらを選択してください。 * Ubuntuの後ろにバージョン名が入っているものは、そのバージョンの Ubuntu がインストールされます。 - PowerShellから仮想マシンの実行を許可し、パソコンを再起動します PS C:\WINDOWS\system32> Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName VirtualMachinePlatform この操作を完了するために、今すぐコンピューターを再起動しますか? [Y] Yes [N] No [?] ヘルプ (既定値は "Y"): - 再びPowerShell(管理者)を開きます - インストールされたUbuntuはWSL1ですので、これをWSL2にアップグレードします PS C:\WINDOWS\system32> wsl --set-version Ubuntu 2 * 上でUbuntuのバージョンを指定してインストールした場合は wsl --set-version Ubuntu-18.04 2 などとします * 「Windows の仮想マシン プラットフォーム機能を有効にして、BIOS で仮想化が有効になっていることを確認してください。」と表示された場合は、いったんコンピュータを終了し、BIOSから仮想化のメニューを探して有効にしてください。 * WSLのカーネルの更新を求められたら https://aka.ms/wsl2kernel に行って更新してください - バージョンがWSL2になっているか確認します PS C:\WINDOWS\system32> wsl -l -v NAME STATE VERSION * Ubuntu Stopped 2 PowerShellはもう使いませんので閉じてください。 ===== Ubuntuの初期設定 ===== - スタートメニューからUbuntuを選んで起動します - 初回起動時にUbuntuで使うユーザー名とパスワードを入力します。WSL内で起動するUbuntuで使用するものであり、Windowsのユーザー名とパスワードとは別物です Installing, this may take a few minutes... Please create a default UNIX user account. The username does not need to match your Windows username. For more information visit: https://aka.ms/wslusers Enter new UNIX username: # ユーザー名を入力します Enter new UNIX password: # パスワードを入力します Retype new UNIX password: # パスワードを再入力します passwd: password updated successfully Installation successful! To run a command as administrator (user "root"), use "sudo ". See "man sudo_root" for details. - システムをアップデートします $ sudo apt update $ sudo apt upgrade * 再起動を要求された場合はいったんウィンドウを閉じて、再度開いてください。 - タイムゾーンを日本に変更します $ sudo dpkg-reconfigure tzdata * Asia -> Tokyo を選択してください ===== 日本語環境 ===== 表示を日本語にしたい場合は、次の設定を行ってください - 日本語環境に必要なパッケージをインストールします $ sudo apt install language-pack-ja-base language-pack-ja - 日本語用のマニュアルをインストールします $ sudo apt install manpages-ja manpages-ja-dev - 表示を日本語に変更します。 $ sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF-8 $ source /etc/default/locale