User Tools

Site Tools


自作クラスタ計算機:mpiによる並列計算

Differences

This shows you the differences between two versions of the page.

Link to this comparison view

Both sides previous revision Previous revision
Next revision
Previous revision
自作クラスタ計算機:mpiによる並列計算 [2020/03/09 13:54]
koudai [概要]
自作クラスタ計算機:mpiによる並列計算 [2023/12/26 23:43] (current)
koudai [ハードウェアの確認]
Line 2: Line 2:
  
   * 実際にMPIを用いたノード内およびノード間の並列計算を行います   * 実際にMPIを用いたノード内およびノード間の並列計算を行います
-  * 事前にOpenMPI, MPICH2, Intel MPIなどのMPIライブラリを管理ノードにインストしてください+  * 事前にOpenMPI, MPICH2, Intel MPIなどのMPIライブラリを管理ノードでビルドし、NFSよって計算ノドと共有してください -> [[数値計算ライブラリ:OpenMPI]] 
 +  * /homeディレクトリはNFSサーバによって、管理ノードと計算ノードで共有されているとします
  
 ====== 準備 ====== ====== 準備 ======
Line 15: Line 16:
     * 出てきた数字がCPUあたりのコア数になります      * 出てきた数字がCPUあたりのコア数になります 
   * スレッド数<code>$ cat /proc/cpuinfo | grep "processor"</code>   * スレッド数<code>$ cat /proc/cpuinfo | grep "processor"</code>
-    * 表示される行数が スレッド数 = CPU数 × CPUあたりのコア数 に対応します。通常は論理コア数と物理コア数は等しいですが、Hyper-Threadingが有効の場合は論理コア数が物理コア数の2倍になります。  +    * 表示される行数が スレッド数 = CPU数 × CPUあたりのコア数 に対応します。通常は論理コア数と物理コア数は等しいですが、Intel Hyper-Threadingが有効の場合は論理コア数が物理コア数の2倍になります。  
-      * Hyper-Threadingは見かけ上のコア数が2倍になる技術であり、並列計算プログラムで並列化効率が良い場合は逆に計算速度が著しく低下します。これは1つの物理コアに2つのジョブが投入されてしまうために発生します +      * Hyper-Threadingは見かけ上のコア数が2倍になる技術です。2つのプロセスを1つのCPU物理コアで実行するとき、効率よくリソースを割り振ります 
-      * スレッドごとの計算の重さのバランが著しく悪く1つのスレッドの計算が終わっているのに別のスレッドの計算は続いていというような場合にのみ有効です +      * OpenMPやMPIを使った並列計算をするときに物理コア数以上プロセ数を割り当ててもトータルの計算速度にほとんどご利益(遅くなこともあ)こが多いです 
-      * よくわからない場合は、BIOSを使ってHyper-Threadingをオフにするか、MPIでのジョブ投入時に並列数を物理コア数以下にすることが望しいで+      * BIOSからHyper-Threadingをオフにすることもできます
  
  
自作クラスタ計算機/mpiによる並列計算.1583729679.txt.gz · Last modified: 2021/06/27 21:58 (external edit)