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--- quantumespresso:並列計算 [2020/03/09 20:43]
koudai [手順]
+++ quantumespresso:並列計算 [2021/06/27 22:04] (current)
@@ Line 6: / Line 6: @@
 ====== 手順 ======
+===== MPI =====
 MPIを使って並列化計算をしたい場合は、次のように実行します。
 <code>
-$ mpirun -n 2 pw.x < case.scf.in > case.scf.out
+$ mpirun -np 2 pw.x < case.scf.in > case.scf.out
 </code>
-はMPIプロセスの数です。 使用しているCPUの最大スレッド数を超えない値を設定します。
+-npによりMPIプロセスの数を指定します
+===== OpenMP =====
+もしコンパイル時にOpenMPを許可していた場合、スレッド数は環境変数OMP_NUM_THREADSのものが使われます。
+以下のようにして確認できます
+<code>
+$ echo $OMP_NUM_THREADS
+</code>
+OMP_NUM_THREADSは1つのCPU当たりのコア数を超えないようにします。
+例えば12スレッドのOpenMP並列で実行する場合は次のようにします
+<code>
+$ export OMP_NUM_THREADS=12
+$ pw.x < case.scf.in > case.scf.out
+</code>
+===== MPI+OpenMPのハイブリッド実行 =====
+例えばMPIで2プロセスを生成し、各プロセスで12スレッドのOpenMP並列を行う場合、次のようにします。
+<code>
+$ export OMP_NUM_THREADS=12
+$ mpirun -n 2 pw.x < case.scf.in > case.scf.out
+</code>
-もしコンパイル時にOpenMPを許可していた場合、MPIプロセスあたりのスレッド数がCPUあたりのスレッド数と同じになるように設定されます（pw.xを実行したときの出力ファイルの最初の方に、どれだけのコアを使うかが出力されます）。
+===== wf_collect =====
-ですので、プロセス数はコンピュータに搭載されているCPUの数と一致させます。
-scf計算やbands計算などといった計算ごとに並列数が異なる場合は、&controlに次のオプションを追加します。
+scf計算やbands計算などといった計算ごとに並列数が異なる場合は、入力ファイルの&controlに次のオプションを追加します。
 <file>
@@ Line 25: / Line 47: @@
 並列計算をするときは常につけておくと安全です。
+（ver.6.3以降はデフォルトでtrueになったのでなくても大丈夫です）

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