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quantumespresso:phonon:フォノンの計算

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quantumespresso:phonon:フォノンの計算 [2020/11/20 02:26]
koudai [X点のフォノン]
quantumespresso:phonon:フォノンの計算 [2021/06/27 22:04] (current)
Line 57: Line 57:
  
 ^変数^初期値^説明^ ^変数^初期値^説明^
-|tr2_ph|1.0d-12|フォノンの計算の収束条件。経験的に1.0d-14を使ったほうがよい+|tr2_ph|1.0d-12|フォノンの計算の収束条件。経験的に1.0d-14を使ったほうがよい| 
-|prefix|pwscf|SCF計算で使用したプレフィックスと同じにする+|prefix|pwscf|SCF計算で使用したプレフィックスと同じにする| 
-|epsil|.false.|誘電率を計算する。Γ点の計算に必要。ただし.true.にする場合は、半導体かつΓ点の計算でないとエラーが出る+|epsil|.false.|誘電率を計算する。Γ点の計算に必要。ただし.true.にする場合は、半導体かつΓ点の計算でないとエラーが出る| 
-|outdir|./|出力ファイルの場所。| +|outdir|./|出力ファイルの場所。SCF計算のものと同じにする
-|fildyn|matdyn|結果であるdynamical matrixを出力するファイル名|+|fildyn|matdyn|結果であるdynamical matrixを出力するファイル名|
  
   * 金属の場合は、epsil=.false.として、計算するk点を 0.01 0.0 0.0 のようにΓ点から少しずらしてやるとうまくいきます。   * 金属の場合は、epsil=.false.として、計算するk点を 0.01 0.0 0.0 のようにΓ点から少しずらしてやるとうまくいきます。
Line 119: Line 119:
 </file> </file>
  
-Γ点のフォノンは q->0 の極限で定義されます。lpermは q=(q(1), q(2), q(3)) に沿って q->0 の極限をとることを指定します。+  * Γ点のフォノンは q->0 の極限で定義されます。lpermは q=(q(1), q(2), q(3)) に沿って q->0 の極限をとることを指定します。 
 +    * Si.phG.inで波数を 0.01 0.0 0.0 とした場合はasrおよびlpermの行を削除して q(1) = 0.01 としてください。 
 +  * asrはacoustic sum ruleの略で、'simple'にするとΓ点で音響フォノンの振動数がゼロになるようにします。デフォルトは'no'(何もしない)です。このほか、次のものが指定できます 
 +    * zero-dim ... 分子の計算で使います 
 +    * one-dim ... 1次元系の計算(カーボンナノチューブなど)に使います 
 +    * crystal ... simpleよりも計算精度があがりますが、その分コストも増えます。simpleでうまく行かない場合はこちらにします。
  
 実行は次のようにします。 実行は次のようにします。
Line 187: Line 192:
   dyn ='Si.dynX',   dyn ='Si.dynX',
   filxsf = 'dynmatX.axsf'   filxsf = 'dynmatX.axsf'
-  asr ='no' 
 / /
 </file> </file>
quantumespresso/phonon/フォノンの計算.1605806813.txt.gz · Last modified: 2021/06/27 21:59 (external edit)