日程
2009年7月2日(木) - 3日(金)
場所
京都大学基礎物理学研究所 Panasonic 国際交流ホール
概要
分子性導体では結晶の持つ大きな自由度による新奇な電子状態の創出が期待されている。 実際α-(ET)2I3ではわずか数kbarの1軸性圧力により電荷秩序絶縁体、超伝導状態を経て質量ゼロのディラック粒子が出現する。 本研究会では分子性導体における質量ゼロのディラック粒子の出現条件の解明と電子物性の新展開(新奇な層間輸送現象、強磁場下の電子相関効果、誘電応答など)をメインテーマとし、 さらにα-(ET)2I3とその関連物質の多様な物性、およびグラフェン・ビスマスなど他のディラック粒子系の研究者を招いて包括的な議論を行い、 分子性導体の電子系の特性が生み出す新しい電子状態を探索する指針を探りたい。
共催
新学術領域研究「分子配列自由度を利用した新規電子相の開拓」
前回の研究会
- 分子性ゼロギャップ物質の新物性
- 日時
- 2007年12月3日(月)〜4日(火)
- 研究会報告
- 物性研究 90-1(2008年4月号)109.
世話人
- 小林晃人 名古屋大学高等研究院
- 田嶋尚也 理化学研究所
- 森成隆夫 京都大学基礎物理学研究所
- 鈴村順三 名古屋大学理学研究科
- 遠山貴己 京都大学基礎物理学研究所
お問い合わせ
小林晃人: akito_at_slab.phys.nagoya-u.ac.jp(_at_をアットマークに置き換えてください)