GNUPLOT
は定評のあるフリーのプロット用アプリケーションです。
(Gnuplot is a command-line driven interactive function plotting utility
for UNIX, MSDOS, and VMS platforms.)
ちなみに GNUPLOT の GNU は Free Software Foundation (FSF) とは
全く関係ないそうです。
山賀正人さんが、
GNUPLOT の日本語化・機能拡張パッチをつくっておられます。
このパッチにより
LaTeX-like な数式処理($\alpha$ でαが出力できる、等)や、
グラフ中への日本語出力が可能になります。
Windows NT/95 版は山賀さんのページにバイナリがあるので、
オリジナルよりもそちらのほうが便利でしょう。
以下このページでは山賀さんのパッチのことを「山賀パッチ」と
書きます。
基本的なことがらに関しては、
TECHNO PRESS
の『使いこなす GNUPLOT』(大竹つよし著)がわかりやすいです。
GNUPLOT 付属のヘルプはコマンドごとにまとまっているので、
「どんなことができるのかなあ」「こんな機能はないのかなあ」
といった場合にはあまり役に立ちません。
(もちろんコマンドのオプションを調べるときなどには非常に役立ちます。
ユーザーズマニュアルでなくリファレンスマニュアルなのでしょう。)
比較的最近 GNUPLOT に組み込まれた機能(multiplot 等)は上記
『使いこなす GNUPLOT』には載っていないので、
付属のヘルプを見たほうが良いです。
UNIX 版のヘルプよりも
Windows 版のヘルプのほうがユーザーインターフェース的に
便利のような気がします(もちろん内容は同じなのですが)。
当然ではありますが、山賀パッチにより付加された機能
(LaTeX-like な数式処理等)に関しては
山賀パッチ付属のマニュアルを読みましょう。
(山賀さんのページにもいろいろな形式でマニュアルが
置かれています。)