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  <物理と対称性> クォークから進化まで
(四六判 丸善 坂東昌子著)


 これは、愛大の学生である文系の林君や村上君に読んで貰いながら完成した本です。初めての単著で1冊を仕上げたのですが、今見ると「もっと優しくおもしろくかけたのになあ」と思うところがたくさんあります。でも、何人かの人から「おもしろい」といって貰って満足です。そのうちまた書評を載せるつもりですが、とりあえず、日経サイエンスに出た藤井先生の書評は(ちょっと誉めすぎですが)、とても私が言いたかったことがわかって下さっていて嬉しかったです。

【書評】日経サイエンス(1999.12)


  <性差の科学>
(A5判 ドメス出版 坂東昌子・功刀由起子編)


 これは、愛知大学の総合科目で取り組んだ材料をもとにして、できた本で、同僚の功刀先生と一緒に、苦労して作り上げたのを思い出します。この本は、自然科学的な観点から「性差」をできるだけ科学的、客観的な立場を貫いて論じてみようとしました。ジェンダー論など、社会的文化的性差の話が多いなかで、ちょっとユニークな本ですので、興味のある方は是非読んでみて下さい。この本は、元文部大臣の赤松良子先生が大変意欲的に取り組んで下さって完成したもので、「性差研究会」会長の赤松先生の貢献がとても大きいのです。内容を見ていただくとそのことがよくわかるでしょう。

【書評】「性差の科学」研究会

※購買申し込みは「性差の科学」研究会または坂東まで直接ご連絡ください


  <女性研究者は歩む> 20世紀から21世紀へ
(女性研究者の会・京都編)

 これは、つい最近完成したもので、60歳代から30歳代までの、研究者を志した何人かの女性達の、いわば記録です。草分け時代の女性達の意気込みとバイタリィティ、子供を育てながら、仕事を持って生きてきたロマンのある人生、若い女性達の夫婦の仲良く生きている姿、そんな気取らない生き方の中に、女性のこれからの人生を展望していって欲しいです。「これを読んで、私も結婚しても仕事を続けていこうと思うようになりました」といった人があります。研究者でなくても、きっと女性としての共感を持てると思いますよ。 ぜひ読んで下さい。


下の感想は、ある工学系の大学院生(博士課程)の女性の方から寄せられたものです。
このホームページを通じて本を購入する気になってくださったということもあって、ここに紹介することにします。

 この本を手にとるきっかけとなったのが、 坂東昌子先生のWebページです。就職活動や、研究室での会話を通じて今まで意識することのなかった「女性が研究を進めていく途中で突き当たる壁」を感じるようになり、女性と研究がキーワードである本を探していましたところ、”女性研究者は歩む”というタイトルが目にとまりました。早速E-mailにて注文し、届くのを楽しみに待っていました。 いろいろな世代の研究者の生き方が本音で語られており、次から次と時間を忘れて楽しくそして時には自分のことを考えながら時間を忘れて読むことが出来ました。 女性男性を問わず研究者の生き方がいきいきと描かれた本に初めて出会った気がします。研究テーマの模索、女性であるが故に受けた言葉、育児に取り組む姿、別居結婚での心がけなどなど自分の生き方を考えさせられる話題が豊富です。


 「女性だから○○できない。女性だから××だ。」 この類の言葉は私には無縁だと思っていたのですが、 大学院に入ってから耳にすることが多くなり、元気のなくなることもありました。この本を読むと、工夫をすれば研究を続けられるかもしれない、と元気な気持ちが沸いてきます。 女性であることの悩み、これからぶつかるであろう問題、 そして女性男性にかかわらず研究者としてどう生きていけば充実した人生が送れるのか。たくさんのことを考えるきっかけになりました。

 
ありがとうございます。(F)

※購買申し込みは女性研究者の会または坂東まで直接ご連絡ください


  <女性と学問と生活>
(勁草書房 坂東昌子・新山陽子・野口美智子編)

 
女性研究者のライフサイクル的観点から、その養成過程研究生活と家庭生活等を全面的に分析したもの。約50名の実態調査を統計処理し、具体的に検討した。さらにわが国の女子教育の歴史等や今後の学術研究体制のあり方等を論じた。

 これは、私が属している「女性研究者の会:京都」がまとめた、女性研究者の生活と学問についてまとめたものです。このあと、女性研究者の実状を明らかにする機運が全国的に高まり、学術会議で「女性研究者問題」を取り上げ、そして、全国的な実態を明らかにした、文部省科学研究費による「婦人研究者のライフサイクル調査」へつながっていきます。この成果をまとめた「女性研究者ー歩みと展望」などもかかわってきましたので、そういう本も追々紹介していきます。

  <理系の女の生き方ガイド>
(講談社BLUE BACKS 宇野賀津子・坂東昌子著)

 
女性研究者の最大の障害とされる結婚や子育ても、その経験を男には真似のできない強みにしてしまおう。積極的でスマートな研究生活を送っている、先輩女性研究者からの実感アドバイス。理系を目指す女性達に送る熱いエール(amazon.co.jpより抜粋しました。リンクはこちらから)。


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