<女性研究者は歩む>
20世紀から21世紀へ
(女性研究者の会・京都編)
これは、つい最近完成したもので、60歳代から30歳代までの、研究者を志した何人かの女性達の、いわば記録です。草分け時代の女性達の意気込みとバイタリィティ、子供を育てながら、仕事を持って生きてきたロマンのある人生、若い女性達の夫婦の仲良く生きている姿、そんな気取らない生き方の中に、女性のこれからの人生を展望していって欲しいです。「これを読んで、私も結婚しても仕事を続けていこうと思うようになりました」といった人があります。研究者でなくても、きっと女性としての共感を持てると思いますよ。
ぜひ読んで下さい。
下の感想は、ある工学系の大学院生(博士課程)の女性の方から寄せられたものです。
このホームページを通じて本を購入する気になってくださったということもあって、ここに紹介することにします。
この本を手にとるきっかけとなったのが、 坂東昌子先生のWebページです。就職活動や、研究室での会話を通じて今まで意識することのなかった「女性が研究を進めていく途中で突き当たる壁」を感じるようになり、女性と研究がキーワードである本を探していましたところ、”女性研究者は歩む”というタイトルが目にとまりました。早速E-mailにて注文し、届くのを楽しみに待っていました。
いろいろな世代の研究者の生き方が本音で語られており、次から次と時間を忘れて楽しくそして時には自分のことを考えながら時間を忘れて読むことが出来ました。
女性男性を問わず研究者の生き方がいきいきと描かれた本に初めて出会った気がします。研究テーマの模索、女性であるが故に受けた言葉、育児に取り組む姿、別居結婚での心がけなどなど自分の生き方を考えさせられる話題が豊富です。
「女性だから○○できない。女性だから××だ。」 この類の言葉は私には無縁だと思っていたのですが、 大学院に入ってから耳にすることが多くなり、元気のなくなることもありました。この本を読むと、工夫をすれば研究を続けられるかもしれない、と元気な気持ちが沸いてきます。
女性であることの悩み、これからぶつかるであろう問題、 そして女性男性にかかわらず研究者としてどう生きていけば充実した人生が送れるのか。たくさんのことを考えるきっかけになりました。
ありがとうございます。(F)
※購買申し込みは女性研究者の会または坂東まで直接ご連絡ください
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