第1回「女性研究者のリーダーシップ」研究会のお知らせ
この研究会は、愛知大学研究助成金による研究プロジェクト「女性研究者のリーダーシップ研究」の活動の一環として行われるものです。公開研究会ですので、興味のある方はどうぞご連絡下さい。
研究会への参加は大いに歓迎いたしますので、ご遠慮なくお越し下さい。
今回のテーマは、特に「科学と戦争」について重点を置いています。
記
時:12月5日午後3時から5時
ところ:愛知大学車道校舎(場所は追ってお知らせします)
話題提供:川島慶子先生(名古屋工業大学)
タイトル「マリー・キュリーにとっての戦争・革命」
女性科学者は戦争とどう向き合ってきたか、は、大変興味深い疑問です。
例えば、ハーバーというドイツの化学者は「ハーバーボッシュ法」という空気中
の窒素固定法でノーベル賞をもらった化学者ですが、その後ドイツの毒ガス兵器開発に協力したのですが、その妻も化学者でした。そして夫の兵器製造協力をやめるよういい続けて
最後には自殺してしまいます。このような極端な例はさておいても、原爆製造に関わった物理学者の多くが悩みつついろいろな生き方をしてきました。もし、マリー・キュリーが生きていたら、どういっただろう、と考えさせられます。あの時代に中でのマリー・キュリーに光を当てて、川島先生に語っていただこうと思います。ついでにリーゼ・マイトナーとかいろいろな女性科学者が登場するかもしれません。そういう人についてもちょっとだけ話をしていただけるということです。マイトナーについてのDVDがあるので(残念ながらフランス語なのですが解説していただけるとのこと!)見せていただけるとのことです。DVDで展示可能な部屋を用意しますので、興味のある方はどうぞご遠慮なくおいでください。
なお、引き続き、今後の研究会では、以下の話題を取り上げることにしています。
河辺一郎「現代の戦争と平和・・20世紀を省みる(仮題)」
太田明「正義と戦争ーアンスコムをめぐって」
坂東昌子「マンハッタン計画と女性科学者」
功刀由紀子「女性研究者とサイエンスコミュニケーション」
愛知大学共同研究助成金「女性研究者のリーダーシップ」
研究班代表 坂東昌子
共同担当 功刀由紀子