賞、人事公募、応募不首尾歴
賞や人事公募に応募して不首尾に終わったことは何度もあります。人間というのは見栄っ張りなので成功例ばかり書きたがりますが、よくよく考えると、失敗例の方が若い人には参考になるのではないかと歳を重ねて気がつきました。そこで失敗例をいずれ全て列挙しようと思っていますが、とりあえず失敗と成功の回数を書いておきます。失敗は多いので、書き漏れがある可能性が高いです。失敗例はもっと多いに違いないです。なお海外の公募に応募したことはありません。ドイツのポストは、基本的には誘いによるものです(審査はありました)。
- 今まで人事公募に応募して失敗した回数:7回
- 今まで人事公募に応募して成功した回数:1回(現職の時のみ)。
助手、助教授にはありがたい先生たちのおかげで職につくことができました。今でも感謝の言葉しかありません。基研は公募でしか人を取らないので、公募で成功した唯一の例となっていますが、実はそれまでに2度落選しています。一番の理由は、研究者としてされなかったことだと思いますが、あえて勘ぐれば他にもいろいろと事情は勝手に推測できます。
- 今まで賞に応募して(推薦していただいて)失敗した回数:9回
- 今まで賞に応募して(推薦していただいて)成功した回数:6回。ただし、N-Y賞とJSPS賞は、受賞以前に1度づつ、N-K賞は2度不首尾に終わっている。
というわけで、成功例よりも失敗例の方が、当然、多いです。成功した場合についても、一度で成功したことはほとんどありません。純粋に研究を評価されたというよりも粘り勝ちかも知れません。なおこれら以外にも、一度DC学振に応募して落ちています。
日本人が評価する研究というのには特徴があると思います。また、日本人の好む性格には強い特徴があると思います。そういうわけで不利益を被る人はいると思いますが、粘りととにかく実力を養うことが重要かもしれません。
また、世界に出れば評価の基準など全く違う可能性があるので、これからは世界に出て行くことも重要だと思います。
みなさん、くじけずに頑張りましょう。