自発的対称性の破れや保存則などにより、空間一様な中立モー ドを持つ系は偏在する。このような系では、空間周期的な散逸 構造形成が阻まれ、超臨界に時空カオス、乱流へ至る場合があ る。これは、空間周期モードが、中立モードの側帯にある長波 長の減衰モードと、非線形相互作用するためである 。液晶対流系での実験をはじめ、諸種の系で研究されているが 、未解決課題も多い。本講演では、モデル系としNikolaevskii 方程式を挙げ、Review と Progress Report を行う。 DT, Phys Rev E 71, 025203(R) (2005). DT, Prog of Theor Phys Suppl 161, 119 (2006). H.Sakaguchi and DT, Phys Rev E 76, 025201(R) (2007). DT, H.Azuma, and H.Kasahara, RIMS Kokyuroku Bessatsu, in press.