作用素環論を用いた非平衡統計力学へのアプローチを紹介しま す。作用素環論には、無限系を扱うことが出来るという長所が ある一方解析には数学的な困難が伴います。しかし最近の研究 で少しずつ結果が出てきています。本講演では、そのような最 近の進展についてお話したいと思います。