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● Unix の環境を整備しよう。


directory と通常の file は

ls -F
とすれば、最後に / がついているものが directory、 ついていないものが通常の file なのですが、 いちいち ls -F とするのは面倒です。 また、プログラム a.outを実行するのに、いつでも
./a.out
(./ は現在の directory を表すので、 現在の directory の a.out という ファイルを実行せよ、という意味)とするのも面倒です。 また、Fortran のエラーメッセージで現れる行数を上から数えるのも 面倒ですね。

ここでは、 環境設定についての Homepage (エイリアスとコマンドパスについての解説) と mule の 説明ページ を参照して、

の 3 つの環境整備を行いましょう。


  1. まず、自分のホーム directory に戻る。
    cd

  2. mule を立ち上げて、環境設定ファイル .cshrcを編集する。
    mule .cshrc &
    (mule をすでに立ち上げている場合は、 C-x C-f (Open File) で ~/.cshrc を開く。)

  3. このファイルの最後に、次の一行を加える。
    alias ls 'ls -F'
    (他の行は消さないようにして下さい。 また、行を付け加えた後、改行しておいて下さい。)

  4. 次に、set path=... の部分に ./ (ドットとスラッシュとスペース) を追加する
    set path=(/usr/local/bin /usr/gnu/bin /usr/bin/X11 $path )
    --> set path=(./ /usr/local/bin /usr/gnu/bin /usr/bin/X11 $path )

  5. 編集を終り、環境を新しくする。
    source .cshrc

  6. 確かめてみましょう。 まず、directory はスラッシュ(/) つきで見えますか? (実行ファイルは * つきに なります。)
    ls
    Mail/ lesson01/ lesson02/ a.out* ....

  7. 次に、先週出来ている(はずの)実行ファイル a.out を走らせてみましょう。 単に a.out で(最初に ./ をつけずに) 動きますか?
    a.out
    ....

  8. mule で行数を表示させましょう。
    C-x C-f (file open) で mule の環境ファイル .emacs (ドット emacs) を開いて下さい。
    (mule は MUlti Lingal Emacs の略で、emacs というのが editor の本来の名前です。)

  9. このファイルの最後に次の一行を付け加える。 (他の行は消さないようにして下さい。 また、行を付け加えた後、改行しておいて下さい。)
    (line-number-mode 1)

  10. いったん mule を終了 (C-x C-c) して、 Fortran program を開いてみましょう。 下の黒の帯の部分に L2 ... のように行数が表示されていますか?

  11. Fortran のプログラムをカラフルに表示させたい場合は、 mule の 説明ページ を参考にして .emacs を改良してみましょう。

6, 7, 10 の3つが出来ていれば OK です。