|compphys|

● Gnuplot でグラフを書いてみよう (Lesson04)

赤い文字の部分を打ち込んで下さい。
(コマンド・プロンプトの部分 (ap1 : の部分)は login のたびに異なります。 )

詳しい説明については gnuplot についての説明のページ を見て下さい。


  1. まず、プログラムをコンパイルして、走らせてみましょう。 (計算実行例)

  2. 次に、prog04.dat ができているかどうか、 確かめましょう。
      ap1: less prog04.dat
      1.00000000000000000        1.00000000000000000       0.0                      
      1.01000000000000001        1.00499999999999989       0.124378879109432461E-004
      1.02000000000000002        1.00997524752475232       0.247536885444876731E-004
      1.03000000000000003        1.01492610658124627       0.369500720243109981E-004
      1.04000000000000004        1.01985293234134944       0.490296227924069683E-004
      1.05000000000000004        1.02475607143914438       0.609948431844475891E-004
      1.06000000000000005        1.02963586225552128       0.728481568212924202E-004
      1.07000000000000006        1.03449263519068890       0.845919118288573912E-004
      1.08000000000000007        1.03932671292522483       0.962283838983335471E-004
      1.09000000000000008        1.04413841067024893       0.107759779193861149E-003
      1.10000000000000009        1.04892803640726839       0.119188237116762963E-003
      1.11000000000000010        1.05369589111821060       0.130515832936772824E-003
      1.12000000000000011        1.05844226900613037       0.141744580294034250E-003
      ....
    
    less は、ファイルを簡単に見る場合に 使えるコマンドです。先に進む場合はスペース、終る場合は q をタイプして下さい。

  3. さて、gnuplot でグラフを書いてみます。 まずは、簡単な場合からやってみましょう。
    ap1: gnuplot
    
            G N U P L O T
            Unix version 3.7
            patchlevel 0
            last modified Thu Jan 14 19:34:53 BST 1999
    
            Copyright(C) 1986 - 1993, 1998, 1999
            Thomas Williams, Colin Kelley and many others
    
            Type `help` to access the on-line reference manual
            The gnuplot FAQ is available from
                    
    
            Send comments and requests for help to 
            Send bugs, suggestions and mods to 
    
    
    Terminal type set to 'x11'
    gnuplot> plot sin(x) 
    


    このように、
    plot 関数
    とすることにより、関数のグラフをかくことが出来ます。

  4. 次に、皆さんが計算した結果をグラフにしてみます。
    gnuplot> plot "prog04.dat" 
    


    このように、
    plot "ファイル名"
    とすることにより、ファイルの1カラム目、2カラム目を (x,y) とする グラフをかくことが出来ます。

  5. 上のグラフは正しい解 () に似ていますが、本当にあっているかどうかは、重ねてかくと分かりやすい ですね。
    gnuplot> plot "prog04.dat", sqrt(x) 
    


    本当に重なっていました。つまり、正しく微分方程式が解けていることが わかったのです。
    このように、
    plot "ファイル名", 関数, ....
    とすることにより、グラフを重ねて描くことが出来ます。
  6. ここでいったん、gnuplot を終ります。
    gnuplot> quit 
    
    そして、これまでの操作をまとめて行なうためのファイルを 作ってみましょう。 prog04.plt という名前のファイルに、 次のように書いてみて下さい。
          plot "prog04.dat", sqrt(x)
          pause -1
    
    pause 整数 は、整数秒だけ「待て」という命令です。 この整数が負の場合には、何かキーを打つまではグラフは消えません。 そして、このスクリプト・ファイル(操作をまとめたファイル)で グラフを描いてみましょう。
          ap1: gnuplot prog04.plt
    
    先程とおなじグラフが見えたでしょうか? "gnuplot ...." とした Window にもどり、return (enter) key を押せば グラフは消えます。 ここまで出来れば、今日の練習は終りです。 出来なかった人は次を見て下さい。
  7. プログラムがうまく動かない場合は、とりあえずデータをコピーして グラフを書いてみましょう。
    • cp /www1/s-0007/PRINT/lesson04/prog04.dat .
      (計算結果のデータを今いる directory (.) にコピー)
    • cp /www1/s-0007/PRINT/lesson04/prog04.plt .
      (スクリプトファイルを今いる directory (.) にコピー)
    • ls
      a.out*       prog04.dat   prog04.f     prog04.plt      ....
      	
      (prog04.dat, prog04.plt があることを確認)
    • gnuplot prog04.plt