素粒子原子核理論ポスドクフォーラムの主旨



1 ポスドクフォーラムの趣旨、目的、及び発足の経緯

 博士の学位はとったが、定職についていない人のことを、ここではポス ドクと呼ぶ。日本学術振興会特別研究員のように研究、生活資金を得て いる者も、研究生、研修生として大学、研究所などに授業料などを納め ながら研究を続けている者も含む。
 近年の大学院重点化構想やポスドク一万人計画により、大学院生や ポスドクの数は急増した。一方、大学、研究所の助手のようなアカデミッ クな職の数はむしろ減少の傾向にあり、このままでは多くのポスドクが 就職できない。素粒子、原子核理論の分野では、もともと多くの研究者 がポスドクとして研究に従事していたので、この問題はますます深刻で ある。
 ポスドクフォーラムは、このような切迫した厳しい状況をのりきるために、 当事者であるポスドク自身が主体となって、ポスドクの間で意見交換をし、 しかるべき機関にはたらきかけるための、ポスドクの会である。ポスドクフ ォーラムは、ポスドク制度の整備や、就職問題への対策を目的としてい る。
 ポスドクフォーラムは、1998年秋の物理学会のとき、素核理論総会 にて発足した。ポスドクフォーラムと素粒子論グループとの関係は、はっ きりとは決まっておらず、検討課題として残っている。
 
2 ポスドクフォーラムの組織

 ポスドクフォーラムにポスドク委員会を設ける。ポスドク委員会は数名の ポスドク委員及び会計からなる。ポスドク委員会には、権限もなければ、 責任をおうこともなく、また仕事の負担をおう義務もない。ただ、対外的窓 口として外部からの連絡窓口の役割と、ポスドクフォーラム内部のまとめ 役をする。従って、ポスドク委員はポスドクフォーラムの現状を把握してい ることが必要でる。
 1999年度は、
ポスドク委員:二瓶武史(高エ研)、久保晴信(東工大)、
会計     :淺川恵理(お茶大)、
が担当する。
 2000年度は、
ポスドク委員:橋本 道雄(東北大学)
会計     :淺川恵理(お茶大)、
が担当する。

3 会員制度

 現在は、素粒子論グループの学生会員(1000円の会費を払っている 人)ならだれでも、自由にポスドクフォーラムの会員に入会、脱会ができる。 入会方法はこのホームページにかいてあるので、ご覧いただきたい。
 将来的には、分野や身分の枠をはずし、さらには、若手三者のように会 員制度をなくす方向に進むべきかもしれない。

4 活動、意思決定

 活動、意志決定に関しては、ポスドクフォーラムの会員は皆対等である。 会員のうち誰かが活動を提案し、数名の有志がワーキンググループを作 るなどし、それを中心にして、みんなで議論し、それに基づいて実行に移 す。
 会員がどの程度、その問題に興味をもっているのか、賛成しているのか を把握するため、ネットワーク上で投票するようなシステムを作ることを検 討している。
 意志決定の基準を、多数決にすると少数意見が無視され、全員一致に すると何も行動できなくなってしまう。そこで「誰かが不利益を被るなどの 反対意見があれば、やらない。多くの人が無関心だが、ある程度の数の 人が賛成なら、そのことを考慮しつつ、行動する。」としよう。
 会員以外の方の意見も考慮にいれるので、遠慮なく発言して頂きたい。
 そうすると会員の意味が曖昧になってしまうが、やはり活動の中心にな る人は必要であろう。また、外部の人から見たとき、その会の主体がわか りやすく、対外的に交渉するときなど会員数というのはある程度の力を持 つものであるから、当面は会員制度を続けていきたい。

5 最後に

 3、4の会員制度、意思決定の方法については、今確定せずに、活動し ながら流動的に決めていくのがいいと思われる。

                  (文責 青木一、 1999年3月25日)

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