近年の観測の進展を契機とし、惑星形成の現場である原始惑星系円盤に関する研究は著しい発展をみせてきた。すばる望遠鏡やALMA望遠鏡による観測は、原始惑星系円盤が持つ詳細な物理・化学構造を明らかにしつつある。理論研究においても、数値シミュレーションの進展や理論モデルの洗練により、原始惑星系円盤の構造、進化過程についての理解が進んできた。そこで本研究会では、原始惑星系円盤を集中的に取り扱って議論を行うことで、研究分野全体を俯瞰する。ここ数年で積み重ねられた最新の研究成果を整理・共有し、次に解決すべき課題を洗い出すことを目的とする。
京都大学基礎物理学研究所
湯川記念館1F パナソニック国際交流ホール
2017年7月10日(月)-12日(水)
(7/10は午後からセッション開始予定です)
橋本淳 (国立天文台/ABC) 「原始惑星系円盤における近赤外線高分解能偏光観測」
塚本裕介 (鹿児島大学) 「原始惑星系円盤の形成進化過程」
國友正信 (名古屋大学) 「原始惑星系円盤の散逸過程:理論と観測の現状」
高橋実道 (工学院大学) 「原始惑星系円盤におけるリング・ギャップ構造形成」
古家健次 (筑波大学) 「原始惑星系円盤内の揮発性物質:観測とモデル」
塚越崇 (茨城大学) 「ALMAによる原始惑星系円盤の観測」
田崎亮 (東北大学) 「ダスト光学特性に基づく原始惑星系円盤の観測解釈」
小野智弘 (京都大学), 田崎亮 (東北大学), 野津翔太 (京都大学)
秋山永治 (国立天文台), 片岡章雅 (国立天文台), 塚越崇 (茨城大学)
奥住聡 (東京工業大学), 武藤恭之 (工学院大学), 佐々木貴教 (京都大学)
小野智弘 (京都大学), 野津翔太 (京都大学), 田崎亮 (東北大学)
佐々木貴教 (京都大学), 猪口睦子 (京都大学), 石澤祐弥 (京都大学)
山中陽裕 (京都大学)
本研究会は京都大学基礎物理学研究所から旅費補助の援助を受けています。
旅費補助申込 : 2017.6.5
口頭発表申込 : 2017.6.5
ポスター講演申込: 2017.6.26
懇親会申込 : 2017.6.26
研究会 : 2017.7.10~12
ppds2017 - at - yukawa.kyoto-u.ac.jp