基研 2004年度前期研究会 ご案内
 

場の量子論2004

2004年7月13日(火)− 16日(金)

参加申込〆切 5月28日(金)必着

表記研究会を下記の日程と内容で開催致します:


    日程:平成16年7月13日(火)− 7月16日(金)
    場所:京都大学基礎物理学研究所

この研究会は、「場の理論」と「弦理論」及びその周辺の幅広いトピックを採り 上げて研究報告と討論を行い、研究の進展と研究者の交流を促す事を目的として います。本研究会は文部科学省科学研究費 特定領域研究(B)「超弦理論と場の理 論のダイナミクス」(代表:二宮正夫)から援助を受けています。

場の量子論は素粒子の相互作用や様々な物性現象を記述する理論として幅広く 用いられ基礎物理学の根幹をなしています。 一方で、その非摂動論的な性質 に関しては多くの問題が残されており、活発に研究がなされています。この十 数年間、弦理論の進展と密接に関連することによって、場の量子論のダイナミ クスについての理解が深まってきましたが、今後も様々な視点や新しい考え方 に基づいて場の量子論が進展していくものと思われます。

この研究会では最近のホットトピックに関するいくつかのレビューを含む講演 と一般講演とを組み合わせた形を取り、関連する分野で現在活躍中の方のみな らず、これから研究を始めようとする方に対しても有益となるよう企画する予 定です。また、ポスター講演のセッションも設ける予定です。ふるって御応募 下さい。


具体的なテーマとしては、次の様なものを考えています:

1. 超弦理論、超重力理論における新展開:

行列理論、M 理論、pp-wave、 time-dependent backgrounds、tachyon凝縮、弦の場の理論、 AdS/CFT 対応、ブレーンワールド、等

2. ゲージ理論における新展開:

Dijkgraaf-Vafa conjecture、 非可換時空上のゲージ理論、格子カイラルゲージ理論、 超対称ゲージ理論の双対性、等

3. 可解系、物性系:

位相的場の理論、共形場理論、可解格子模型、物性論、等

4. 場の量子論における非摂動的手法:

双対性、繰り込み群、S-D 方程式、位相的配位、等

5. これら以外の関連する分野の方の応募を歓迎します。

また、レビューを含む講演のテーマは現在検討中です。


      研究会への参加および講演を希望される方は、以下のページからお申し込み下さい。

          参加の申込み

          参加登録内容の訂正/取り消し(締め切り後はできません)

      締め切りは 5月28日(金) です。

なお、発表形式(口頭発表またはポスターセッション)については、ご希望に添 えない場合もあります。講演時間の調整や旅費の配分とあわせて世話人に御一任 下さい。又、講演要旨及び講演内容はホームページにてオンライン公開する予定 ですので講演希望者はその旨御了承下さい。

また、 宿泊手配は各自でお願い致します。 基礎物理学研究所周辺の宿泊施設は、 こちら をご覧下さい。 なお、北白川学舎は満室となりました。

祇園祭の日程と重なっているため、宿舎の予約は早めにすることを お薦めします。


  世話人

  粟田 英資(名古屋大)、石川 洋(東北大)、今村 洋介(東京大)、
  太田 信義(大阪大)、加藤 光裕(東京大)、国友 浩(基研)、
  坂本 眞人(神戸大)、佐藤 勇二(筑波大)、杉本 茂樹(基研)、
  橋本 幸士(東京大)、浜田 賢二(KEK)、
  高橋 智彦(奈良女大、連絡責任者)