Subject: [ss2001: 162] modified bill about the balance carried forward
Date: Fri, 10 Aug 2001 07:59:31 +0900
From: azuma @ gauge.scphys.kyoto-u.ac.jp

拝啓 2001年度役職校の皆様 遅くなりまして申し訳ありませんが、繰越金問題に関する議案書の訂正版 を送付させて頂きます。議案書の訂正版は以前の議案書の内容を前提として 書いたものであり、以前の議案書と併せてご参照下さい。 敬具 ---------------------------------------------------------------------- 京都大学大学院 理学研究科 物理学第二教室 素粒子論研究室 博士課程1年 東 武大 Website: http://www-gauge.scphys.kyoto-u.ac.jp/~azuma/index.html E-mail: azuma @ gauge.scphys.kyoto-u.ac.jp ---------------------------------------------------------------------- \documentclass[11pt]{jarticle} \setlength{\topmargin}{0cm} \setlength{\headheight}{0cm} \setlength{\headsep}{0cm} \setlength{\oddsidemargin}{0cm} \setlength{\evensidemargin}{0cm} \setlength{\textheight}{23cm} \setlength{\textwidth}{14cm} \setcounter{secnumdepth}{2} \begin{document} {\Large \bf \begin{center} {\huge \bf 議案「繰越金問題」(訂正版)} \end{center}} 京都大学ではこの問題について、議案提出後も 援助団体の意向を聞いたり、内部で援助団体に対する方針を議論したりしてきた。 その結果、議案を提出してから夏の学校三者総会までの間に、 この問題の対処方法に関して当初提出していた議案とは 大幅に異なった方針に方向転換をすることになった。 以下の訂正版は、三者総会で示した京都大学の方針を 総会終了後に議案書の形に焼き直したものである。 % %繰越金の適正金額 \section{繰越金の適正金額} % まず初めに、三者若手の繰越金額の適正金額について共通見解を作っておきたい。 これは、総会における以後の議論を明確にすること、 および援助団体に事情を説明する際に三者若手側の繰越金の適正金額に関する 共通認識を示せた方がよいと思われるためである。また、今回のような事態を 避けるためにも適正金額に関する認識を定めることは必要である。 京都大学では \begin{itemize} \item 三者若手の繰越金適正金額は100万〜150万円程度 \end{itemize} という金額を提案する。 理由は以下のとおりである。 \begin{itemize} \item 三者若手の年間予算が約200万円であり\footnote{ホテル代は合計約700万 円であり、これも合わせると約900万円である。} この金額より多額を保持していても無意味かつ危険。 また、援助団体の理解を得るのも困難。 \item ホテルの前金(2001年は10万円)等、三者若手を運営する際の 運営資金にあてるための繰越金が数十万円のオーダーで必要。 \item 現在、三者若手は一団体あたり50万円程度の規模で 二団体から援助を受けているが、 この援助金額は決して安定しているわけではない。 援助を受けられなくなった場合などに、数年オーダーで安定した運営を 行うためには、100万円程度の繰越金はあった方がよい。 \item 100万〜150万円という繰越金額であれば、 対外団体からの理解も得られそうである。 \end{itemize} \noindent {\bf 承認事項:} 三者若手予算の繰越金適正額は100万〜150万円程度である。 % %繰越金の存在の公表 \section{繰越金の存在の公表} % 京都大学では、繰越金問題に関する援助団体の意向を伺うべく 幾らかのスタッフの方と連絡を取ってきた。 ところが、素粒子論グループの若手ワーキンググループのスタッフの方に 連絡を行った際、こちらのミスにより、 \noindent {\bf 「あくまでも京都大学の個人的な問い合わせとして相談したかった。」} \noindent という意向をうまく伝えることができず、 \noindent {\bf 「三者若手の総意として、 素粒子論グループに正式な問い合わせが行われた。」} ものと受けとられてしまった。 このため、繰越金問題は素粒子論委員会の場で議論されることになり、 現在援助団体のかなり多くのスタッフの方の間でこの問題が知られることに なってしまった。 このため、改訂前の議案書でも承認事項としてあげた、 「繰越金の存在を援助団体に対し全額公表すること」という項目は 事実上そうせざるを得ない状況にある。 そこで、この項目については事後承認という形で承認して頂きたい。 \\ \noindent {\bf 承認事項:} 「繰越金の存在を援助団体に対して事実上公表してしまったこと」 に対する事後承認。 \\ なお、このような交渉上のミスを犯したことは京大の過失であり、 迷惑をかけた皆様には深くお詫び致します。 % %今後の方針 \section{今後の方針} % 京都大学では、議案書提出以後も、援助団体の意向を聞いてきた。 その結果、以前提出した議案の内容のような方針では 援助団体の理解が得られそうにないことが分かった。また、多額の繰越金を保 持していながら援助をさらに申請することは、筋の通らない主張でもある。 そこで、京都大学では、改めて以下の方針を提案する。 \begin{itemize} \item 今年は基研、素Gへの援助申請は行わない。 ただし、例年援助申請を行っている場には出向き、事情説明のための発表は行う。 \item 2002年の収入不足分約100万円には繰越金をあてる。 これにより、2002年の夏の学校終了後には繰越金は180万円まで減額される。 \item 2003年以降のことは、今後の援助団体との交渉がどのように進むかが 極めて不透明であるため、この場では決めない。 \item 以上はあくまでも現段階での方針であり、今後の交渉次第で 事情はいくらでも変わりうる。 \end{itemize} なお、これらの項目はあくまでも方針であるため、 議決ではなく承認を頂きたい。 \\ \noindent {\bf 承認事項:} 上に掲げた、京都大学の援助団体との交渉方針。 \\ \noindent (文責:北澤 正清/京都大学) \end{document}