ニュース

  • 2024年3月4日: イスラエルのワイツマン科学研究所のProcaccia教授を招いて第4回定例会議を開催予定
  • 2023年10月2日: 吉井究さんが日本流体力学会 年会2023年にて若手優秀講演表彰を受賞
  • 2023年11月8日: 第3回定例会議を開催予定
  • 2023年9月14日: Chatterjeeさん、髙田さん、早川教授の論文Physics Worldで紹介
  • 2023年8月31日: Chatterjeeさん、髙田さん、早川教授の論文がPhysical Review LettersのEditors' Suggestionとして出版 (京都大学のプレスリリース京都大学基礎物理学研究所の記事EurekaAlert!の記事
  • 2023年8月10日: 研究代表者の早川教授がLOCに加わっている9IDMRCSが開催
  • 2023年8月10日: 研究代表者の早川教授がLOCに加わってStatphys 28が東京で開催。早川教授は川崎恭治のメモリアルトークを発表
  • 2023年7月13日: 研究代表者の早川教授らが国際研究集会"Perspectives on Non-Equilibrium Statistical Mechanics: The 45th Anniversary Symposium of Yamada Science Foundation"を2023年の8月3日~8月5日の日程で京都大学基礎物理学研究所にて開催
  • 2023年4月27日: 井嶋大輔さん、吉井究さんが2023年春季大会 日本物理学会学生優秀発表賞を受賞
  • 2023年1月1日: 丸岡敬和さんがポスドクとして本プロジェクトに参加
  • 2022年11月1日: 第2回定例会議をハイブリッド形式で開催
  • 2021年12月3日: 第1回定例会議をハイブリッド形式で開催
  • 2021年11月30日: Amit Kumar Chatterjeeさんがポスドクとして本プロジェクトに参加
  • 2021年10月22日: 髙田智史さんが第16回(2022年)日本物理学会若手奨励賞(領域11)を受賞
  • 2021年4月9日: このプロジェクトが科研費の基盤Bに採択されたことに伴い、ホームページを公開
  • 概要

    従来、周期駆動した際に幾何学的位相によって生じるカレントは論じられてきたが、その熱機関への応用はなかった。 また駆動された粉体やコロイド等の非熱的な系の研究は個別論として研究されてきたが、その普遍性を追求する視点が乏しかった。 その背景から、周期駆動した際の微小系の熱機関の理論を進展させて、幾何学的位相及びその生成カレントの役割を明らかにすることと、 駆動された非熱的な散逸多体系の非平衡相転移を統一的な視点から理論解析を行う事が本研究の目的である。 本研究では、マルコフ過程の理論等を駆使して熱機関の理論を明らかにする。 また非熱的な系の解析は固体ベース及び液体ベースの理論を駆使して非平衡固液相転移の理論を構成すると同時にその際に現れる異常な緩和現象の機構を明らかにする。 本研究の実行を通して広いクラスの駆動非平衡系へ新しい物理的視点を与えるだけで無く広範な応用に有用な情報を与える事が目的となっている。

    研究課題番号

    21H01006

    研究種目

    基盤研究(B)

    研究期間

    令和3~5年度

    研究者

    研究代表者
     早川 尚男
     京都大学基礎物理学研究所
     エフォート: 50%

    研究分担者
     大槻 道夫
     大阪大学基礎工学研究科
     エフォート: 15%

    研究分担者
     齊藤 国靖
     京都産業大学理学部
     エフォート: 10%

    研究分担者
     髙田 智史
     東京農工大学工学研究院
     エフォート: 15%

    ポスドク (~2023年12月)
     丸岡 敬和
     京都大学基礎物理学研究所

    ポスドク (~2022年6月)
     Amit Kumar Chatterjee
     京都大学基礎物理学研究所
     (2022年7月~2023年11月 京都大学基礎物理学研究所 研究員)