趣旨
素粒子論グループでは、sg-l をはじめとする複数のメーリングリスト(*)を運用して います。特に sg-l に関しては会員間のみならず研究室の非会員にも配信することを 推奨し、この分野の研究者にとって欠かせない情報交換の手段となっています。しか しながら、インターネットをその基盤にもつ以上、我々のメーリングリストもネット 上の様々な問題(ウイルス、クラッキング、スパム、中傷メール等々)と無縁ではあ りません。最近では、掲示板その他のネット上のシステムの管理責任や利用者の情報 倫理に関わる様々な問題について、明文化された規程やガイドラインを策定すること で速やかに対処することが求められています。
このような背景の下に、素粒子論グループが運用するメーリングリストにも、 管理責任や情報倫理の規定を含む、運用規程を設けることが必要であると判断 し、ここにその規程案を上程致します。この規程は、いわば本則にあたるもの で必要最低限のことを定めてあります。実際の運用にあたって必要になる細か な決まりや手続き等は、内規や実施細則という形でML管理委員会を中心に定 めていきます。
ML管理委員会への連絡先
sg-l-owner@yukawa.kyoto-u.ac.jp (スパ厶対策のため一部の文字を全角にしています。実際の送信の際は 半角に直してください。)
お願い:sg-l メーリングリストは素粒子論グループ(SG)の会員によって 構成されています。SGへの登録はSG事務局が扱っています。 また、ntj-l メーリングリストは、個人での登録になっています。 sg-l メーリングリストについての技術的な質問等については、SG事務局 にお問い合わせ下さい。基研の計算機室への問い合わせはご遠慮ください。
運用規程
[1]素粒子論グループの運用するメーリングリスト(以下MLという)は、素粒子論
グループ会員(以下会員という)間での研究・教育またはそれらの支援のために
必要な情報交換を通じて、素粒子論グループの活動の周知と活性化をはかること
を目的とする。
[2]本規程は、[1]の目的を達成するため、会員がMLを利用するにあたって遵守すべ
き事項および安全で信頼できるMLの円滑な運用に必要な事項を定める。
[3]MLに関わる問題に遅滞なく対処するため、素核理論協議会の下にML管理委員
会をおく。
[4]ML管理委員会は、次の事項を任務とする。
(1)MLの運用・管理
(2)ML利用上発生した問題の通報・クレームの受付
(3)ML利用上発生した問題の調査と処置
[5]会員はML上もしくはMLに対して次の行為をしてはならない。
(1)法令に反すること
(2)故意にウイルス等を流布させること
(3)MLサーバに対する攻撃・侵入
(4)MLの運用を妨害する行為
(5)以下の[6]に相当するメールの発信
[6]会員は次に掲げる情報をMLに発信してはならない。
(1)本人以外を装った発信
(2)知的財産権・肖像権を侵害する情報
(3)差別・誹謗中傷・名誉棄損にあたる情報
(4)プライバシーを侵害する情報
(5)公序良俗に反する情報
(6)研究・教育を妨害する情報
(7)虚偽情報
(8)守秘義務のある情報
(9)他人の信書(メール等)の承諾を得ない転送・引用
(10)その他ML管理委員会が不適切と判断する情報
[7]ML管理委員会は、本規程に定める遵守事項に反すると疑われる行為があった
場合には、事前に通知することなく直ちに該当する情報をアーカイブから削除
し、その行為をおこなった者のMLに対するメール発信を緊急に停止する措置
をとることができる。
[8]ML管理委員会が[7]の処置を行った場合は、その事実の簡潔な報告を速やかに
当該ML上で行うこととする。
[9]ML管理委員会から処置を受けた者は、該当する処置に関して素核理論協議会に
異議申し立てを行うことができる。
[10]本規程に定めるもののほか、MLの運用・管理および問題の対処に必要な事項は、
ML管理委員会で定める。
[11]素粒子論グループおよびその委員会は、MLの利用上生じたいかなる被害・損害に対しても、
一切の責任を負わないこととする。
(*1)2004年9月29日(於 高知大学朝倉キャンパス)の素核合同総会で承認。 (sg-l/2592)
2004 Nov. 25