第1回(1999年度)核理論新人論文賞 授賞者(順不同、所属は当時のもの) ・延与 佳子 (高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所 田無分室) 博士取得: 1996年 3月 (京都大学) タイトル: "Variation after Angular Momentum Projection for the Study of Excited States Based on Antisymmetrized Molecular Dynamics" 著者: Y. Kanada-En'yo 発行雑誌: Physical Review Letters 81 (1998) 5291. ・萩野 浩一 (Institute for Nuclear Theory, University of Washington Seattle, USA) 博士取得: 1998年 3月 (東北大学) タイトル: "Role of anharmonicities of nuclear vibrations in fusion reactions at subbarrier energies" 著者: K. Hagino, N. Takigawa, and S. Kuyucak 発行雑誌: Physical Review Letters 79 (1997) 2943. ・林垣 新 (京都大学基礎物理学研究所) 博士取得: 1998年 3月 (新潟大学) タイトル: "J/Psi-Nucleon Scattering Length and In-medium Mass Shift of J/Psi in QCD Sum Rule Analysis" 著書:Arata Hayashigaki 発行雑誌: Progress of Theoretical Physics 101 (1999) 923. ・望月 優子 (理化学研究所RIビーム科学研究室) 博士取得: 1998年 3月 (東京大学) タイトル: "Dynamics of Exotic Nuclear Rod Formation for the Origin of Neutron Star Glitches" 著者: Y. Mochizuki, T. Izuyama, and I. Tanihata 発行雑誌: Astrophysical Journal 521 (1999) 281.
第一回目である事も在り多くの応募論文が在りました。厳正に論文の審査を行い 最終的に上記の論文が選ばれました。論文の内容については、秋の物理学会分科会の 原子核理論の分野で受賞者による特別講演があります。さらに、賞状の授与を 核理論懇談会の席で行います。 皆さん、御協力有り難う御座いました。
核理論委員会(1999年7月24日、[ntj-l 127])