Date: 2014年11月18日 14:59
Subject: [Sg-l:731] 素粒子メダル奨励賞選考結果

素粒子論グループの皆様、

2014年度（第９回）素粒子メダル奨励賞

に関して、素粒子メダル奨励賞選考委員会から選考結果報告書を戴きました
ので報告させていただきます。受賞理由については添付 PDF をご覧ください。

よろしくお願いいたします。

2014年度 素粒子論委員会 
委員長  兼村晋哉

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受賞論文：

1: Improved sphaleron decoupling condition and the Higgs coupling constants 
    in the real singlet-extended SM

    著者：冬頭 かおり、瀬名波 栄問

2: Adjoint QCD on R3 x S1 with twisted fermionic boundary conditions

    著者：三角 樹弘、金澤 拓也

3: Thermodynamics of black M-branes from SCFTs

    著者：森田 健、柴 正太郎


受賞対象者：
瀬名波 栄問 （名古屋大学、特任助教）
冬頭 かおり （名古屋大学、博士課程2年）
三角 樹弘（慶應義塾大学 日吉物理学教室、助教）
金澤 拓也（理化学研究所 iTHES 階層縦断型基礎物理学研究チーム、研究員）
森田 健 (ケンタッキー大学、PD（応募時）、静岡大学、講師（現在）) 
柴 正太郎（京都産業大学 益川塾、自然科学系博士研究員）


総評：
今回は12 件(すべて自薦)の応募がありました。
選考委員会では、各応募論文に 対して複数人の査読によるレポートを作成し、
その後委員が集まってレポートをふまえた議論を行い今回の受賞者を全員一致で決定しました。
今回は素粒子メダル奨励賞規約に定められた最大件数である3件の受賞論文を選出しました。
受賞論文以外にも優れたものがあり、選考会議ではそれぞれの論文の重要性や将来性についての
長時間にわたった議論がありました。今回の受賞者も、惜しくも受賞に至らなかった方々も、
より一層の優れた研究を継続していただくこ とを期待いたします。

選考委員長: 北野龍一郎 
選考委員: 九後汰一郎(副委員長)、小林達夫、佐藤丈、杉本茂樹、野尻伸一

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