素粒子論グループの皆様、 2022 年度(第 17 回)素粒子メダル奨励賞に関して、 素粒子メダル奨励賞選考委員会から選考結果報告書を戴きましたので 報告いたします。受賞理由については添付 PDF をご覧ください。 よろしくお願いいたします。 2022年度 素粒子論委員会 委員長 津村浩二 ======================================= 第 17 回(2022年度)素粒子メダル奨励賞 選考結果報告書 第 17 回素粒子メダル奨励賞の授賞論文として、以下の 3 編を選出したことを報告いたしま す。 2022 年度素粒子メダル奨励賞選考委員会: 北野龍一郎(委員⻑)、中山和則(副委員⻑)、⻄岡辰磨、⻄村淳、波場直之、米倉和也 授賞論文:Deriving on-shell open string field amplitudes without using Feynman rules Prog. Theor. Exp. Phys. 2022 013B06 著者:増田 暢、松永 博昭 授賞論文:Jackiw-Teitelboim quantum gravity with defects and the Aharonov-Bohm effect JHEP 05 (2021) 026 著者: Eric Mefford、鈴木 健太 授賞論文:On Longevity of I-ball/Oscillon JHEP 03 (2017) 122 著者: 向田享平、瀧本真裕、山田將樹 【受賞対象者】(所属は応募時) 増田 暢 氏(Czech Academy of Sciences、 研究員) 松永 博昭 氏(京都大学 基礎物理学研究所、 研究員) 鈴木 健太 氏(京都大学 基礎物理学研究所、特定研究員 ) 向田 享平 氏(KEK、助教) 山田 將樹 氏(東北大学、助教) * Eric Mefford氏、瀧本真裕氏は、 素粒子論グループ会員でないため、授章対象としない。 【総評】 今回は13件(すべて自薦)の応募がありました。選考委員会では、各応募論文の査読を複数の委員が担当し、その報告を踏まえた議論をオンラインで行いました。委員の専門分野 を超えた論文に関しては後日外部の専門家の意見を伺いました。その意見を参考にしつつ、 候補に上がった論文を委員全員で再度査読し、全員一致で今回の授賞論文3件を選出いた しました。素粒子理論の様々な領域からレベルの高い論文が応募されており、授賞論文以外 にも優れた論文がありました。来年度以降も、若手研究者の自信作の応募が継続することを期待しております。