素粒子論グループの皆様、 2024年度(第19回)素粒子メダル奨励賞に関して、 素粒子メダル奨励賞選考委員会から選考結果報告書を戴きましたので報告させていただきます。 受賞理由については添付PDFをご覧ください。 よろしくお願いいたします。 2024年度 素粒子論委員会 委員長 丸 信人 =================== 第19回素粒子メダル奨励賞の授賞論文として、以下の3編を選出したことを報告いたします。 2024年度素粒子メダル奨励賞選考委員会: 高橋史宜(委員長),遠藤基(副委員長),阿部智広,佐藤亮介,永田夏海,丸信人 受賞論文:“Determining wave equations in holographic QCD from Wilsonian renormalization group,” Physical Review D106 2022 126003. 著者: Fei Gao (Fei Gao)、山田 雅俊 (Masatoshi Yamada) 受賞論文:Suppression of Higgs mixing by “quantum Zeno effect”, European Physical Journal C 83 (2023) no. 6, 498. 著者: 桜井 亘大 (Kodai Sakurai)、殷 文 (Wen Yin) 受賞論文:"Non-invertible duality defect and non-commutative fusion algebra,” JHEP 12 (2023) 062 著者: 名古屋 雄大 (Yuta Nagoya)、嶋守 聡一郎 (Soichiro Shimamori) 【受賞対象者】(所属は応募時) 山田 雅俊 氏(吉林大学、テニュアトラック副教授) 桜井 亘大 氏(東北大学、特任研究員) 殷 文 氏(東北大学、助教) 嶋守 聡一郎 氏(大阪大学、博士後期課程1年) *Fei Gao氏および名古屋 雄大氏は素粒子論グループ会員でないため、授賞対象としない。 総評: 今回は6件(すべて自薦)の応募がありました。各応募論文に対して複数の選考委員が査読を行い、 適宜外部の専門家にも意見を伺いました。それらの報告にもとづいてオンラインの委員会を開催しました。 そこで候補として上がった論文を選考委員会で再度査読し、全員一致で今回の3件の論文に対する授賞を決定しました。今回の応募は6件と例年に比べ少なめでした。 質の高い論文であっても惜しくも授賞に至らなかった場合もありますので、 来年度以降も引き続き,若手研究者の方には自信作を積極的に応募して頂ければと思います。