日本物理学会若手奨励賞候補者(理論核物理領域)の選考に関する規約

                       核理論委員会

1.理論核物理領域では、日本物理学会若手奨励賞を従来の核理論新人論文賞に
替わるものと考え、「日本物理学会若手奨励賞(核理論新人論文賞)」と呼称する。

2.日本物理学会若手奨励賞の理論核物理領域の候補者は、核理論委員会で
募集と選考を行う。

3.応募者は日本物理学会会員で学位取得後7年以内の核理論懇談会正会員とする。
ただし、出産、育児により研究を中断する等の事情がある場合は年数制限を緩和する
ことがある。

4.論文賞であるので論文に対しての授賞である。単一の論文を基本とするが、
シリーズ論文も考慮に入れる。レフェリー付き雑誌に掲載された論文から選ぶ。
応募締切日に掲載決定であれば良い。論文の掲載年は問わない(数年前の論文
であっても良い)。単著、共著のどちらでも良い。

5.新人賞であっても努力賞や奨励賞ではない。論文の内容の高さで判定する。

6.選出する候補者の人数は、日本物理学会で定められた領域ごとの受賞者の
上限(注1)を超えないものとする。一つの論文で複数の候補者という
ことは有り得る。

7.応募は自薦、他薦のどちらかによる。

8.候補者の選考に際し、必要なら選考委員を核理論懇談会の会員の中から若干
名追加しても良い。

9.受賞者には日本物理学会から賞状が授与される。

10.受賞者は日本物理学会の年次大会で講演を行う。

付: 応募締め切りは年度毎に核理論委員会で定め、募集要項に明記する。
応募締切後、核理論委員会で候補者の選考を行い、結果を日本物理学会に報
告する。日本物理学会理事会での決定後に受賞者を発表する。
付: 過去に自薦または他薦で応募した論文で再度応募することを妨げない。

付則
・この規定は、平成18年8月29日から施行する。
・平成20年9月22日の山形大学における核理論懇談会総会において付則を
一部改訂した。
・平成22年9月12日の九州工大における核理論懇談会総会において3を
一部改訂した。
・平成25年3月28日の広島大学における核理論懇談会総会において3を
一部改訂した。

受賞者の上限(注1)
注1:2011年度までは2名、2012年度は3名である。