小説

 

喜嶋先生の静かな世界 森博嗣 講談社文庫 2022/1/7記

山登りで一緒になった方に薦められて読む。物理学を学ぶ大学院生を視点とした研究生活に関する小説。「自伝的小説」とあるように業界の内部事情もよく表現されており、あっという間に読めてしまった。理系の大学院生活の雰囲気を知りたい方にも丁度よい気がする。

下町ロケット - 池井戸潤 (2016/12/1*)

直木賞受賞作。映画化もされているらしい。これは、私が慶應にポスドクとして在籍していた当時、日吉駅前にある中華屋でランチを食べていた時に相席となった見知らぬおじさんから薦められた本。その方には良い本も教えていただいた上にはランチもおごってもらってしまった。有り難い出会いだった。図書館にはなかったため京都に来てからネットで見つけて買って読んでみた。リアリティに富んだ描写で、若干業界の近さも感じて読んで楽しかった。

ハツカネズミと人間と - ジョン スタインベック (John Steinbeck) (2016/12/1*)

友人に薦められて読む。人物や自然の描写が情景が浮かぶ程に丁寧。

コンビニ人間 - 村田沙耶香 (2016/12/1*)

芥川賞受賞作。「ハツカネズミと人間と」を読もうとしてネットで買おうとしたついでに見つけ、書名を知っていたので買って読んでみた。純粋に面白かったが、正直いろいろひどいとも思った。