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Volume 16

2014年1月16日発行
    1 - 一般相対論の量子化に関する対応論的研究 堀尚一(金沢大学名誉教授)
  1. 論文
    1 - 一般相対論の量子化に関する対応論的研究
    素粒子論研究・電子版 Vol 16 (2014) No 1
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    一般相対論は等価原理(重力=加速度)に基づいています。 この時連続微分可能な加速度の存在を仮定しています。しかし場の量子論には連続微分可能な加速度は存在しません。従ってアインシュタイン方程式は古典近似に於いてのみ成立します。
    アブストラクト
  2. 2 - 調和関数展開による3次元分配関数の計算 今村洋介(東京工業大学)
  3. 講義ノート
    2 - 調和関数展開による3次元分配関数の計算
    素粒子論研究・電子版 Vol 16 (2014) No 2
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     このノートは2012年10月26日~28日に京都大学物理教室で行った集中講義「M2-ブレーンとChern-Simons理論」の講義ノートのうち3次元の分配関数の計算に関する部分を整理したもので、3次元N=2超対称理論における分配関数の計算について、指数定理を用いない、調和関数展開による方法に限って解説する。
    アブストラクト
    超対称性、局所化、分配関数、指数、3次元
    キーワード
  4. 3 - 時間とエネルギーの不確定性関係―腑に落ちない関係 谷村省吾(名古屋大学大学院情報科学研究科)
  5. 論文
    3 - 時間とエネルギーの不確定性関係―腑に落ちない関係
    素粒子論研究・電子版 Vol 16 (2014) No 3
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    量子測定理論の観点から,時間とエネルギーの不確定性関係の簡潔な定式化と無理のない解釈を提示する.とくに,アインシュタインとボーアの論争の題材となった「光子箱」のパラドクスを再検討し,妥当と思われる解釈を提案する.
    アブストラクト
    不確定性関係,時間,エネルギー,量子測定理論,光子箱,自然幅,崩壊幅
    キーワード
  6. 4 - 第36回素粒子論グループ四国セミナー 日置善郎(徳島大学総合科学部)
  7. 研究会報告YITP-S-13-04
    4 - 第36回素粒子論グループ四国セミナー
    素粒子論研究・電子版 Vol 16 (2014) No 4
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    第36回素粒子論グループ四国セミナーの概要ならびにプログラムの報告
    アブストラクト
    四国セミナー
    キーワード
  8. 5 - 素粒子論研究Vol.16 「時間とエネルギーの不確定性関係- 腑に落ちない関係」に対するコメント 堀田昌寛(東北大学大学院理学研究科)
  9. 論文
    5 - 素粒子論研究Vol.16 「時間とエネルギーの不確定性関係- 腑に落ちない関係」に対するコメント
    素粒子論研究・電子版 Vol 16 (2014) No 5
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    谷村氏による記事に対するコメント。アインシュタインの光子箱の思考実験から相互作用時間とエネルギー移動量の不確定性関係が導かれるという谷村氏の主張は、誤解を招く表現になっている。
    アブストラクト

Volume 17

2014年3月25日発行
    1 - 基研研究会「熱場の量子論とその応用」 研究会報告 浅川正之(大阪大)、 飯田圭(高知大)、 一瀬郁夫(名工大)、 稲垣知宏(広島大、代表)、 江尻信司(新潟大)、 大西明(京大)、 奥村雅彦(原子力機構)、 北沢正清(阪大、連絡責任者)、 阪上雅昭(京大)、 橘基(佐賀大)、 中村祐介(早稲田大学)、 野中千穂(名古屋大)
  1. 基研研究会研究会報告YITP-W-13-13
    1 - 基研研究会「熱場の量子論とその応用」 研究会報告
    素粒子論研究・電子版 Vol 17 (2014) No 1
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     本研究会「熱場の量子論とその応用」は、熱場の理論を道具とする、さまざまな分野の研究者が集まる分野横断型研究会である。前身のモレキュール型研究会から数えて19回目の開催となり、今回も素粒子・原子核・宇宙物理から統計物理・物性物理・量子光学まで、幅広い分野の方々に参加していただいた。  BNL、CERNで行われている重イオン衝突実験に関連した話題をはじめ、冷却フェルミ原子、宇宙論、格子QCD、ゲージ・重力対応など、最近 話題の多種多様な講演を盛り込み、熱場の理論に関する活発な議論が行われた。活発な議論で研究会を盛り上げてくださった参加者の皆さんに感謝するとともに、基研からのサポートに対しても深く感謝したい。
    アブストラクト
    熱場の量子論
    キーワード
  2. 2 - 時間とエネルギーの不確定性関係II.― 非可換性の視点から 谷村省吾(名古屋大学大学院情報科学研究科)
  3. 論文
    2 - 時間とエネルギーの不確定性関係II.― 非可換性の視点から
    素粒子論研究・電子版 Vol 17 (2014) No 2
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    素粒子論研究・電子版Vol. 16 (2014) No. 5 において堀田昌寛氏は私の前回の論文に対して批判的なコメントを寄せているが,それは堀田氏自身の誤解に基づくコメントと思われる.本稿では,堀田氏の誤解を解くべく,前論文よりも詳細な解説を述べる.また,対象系と測定系の間の相互作用時間とエネルギー移動量の不確定性関係にとっては,孤立系のハミルトニアンと相互作用ハミルトニアンの非可換性が本質的であることを強調しつつ,いくつかのモデルを詳述する.
    アブストラクト
    不確定性関係,時間,エネルギー,非可換性
    キーワード
  4. 3 - 素粒子論研究Vol.17 「時間とエネルギーの不確定性関係II. - 非可換性の視点から」に対するコメント 堀田昌寛(東北大学大学院理学研究科)
  5. 論文
    3 - 素粒子論研究Vol.17 「時間とエネルギーの不確定性関係II. - 非可換性の視点から」に対するコメント
    素粒子論研究・電子版 Vol 17 (2014) No 3
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    谷村省吾, 「時間とエネルギーの不確定性関係II.-非可換性の視点から」, 素粒子論研究電子版Vol.17 (2013) No. 2に対するコメント。
    アブストラクト
  6. 4 - 研究会「場の理論と弦理論」 畔柳 竜生 (Harvard大), 大川 祐司 (東大総文), 加藤 光裕 (東大総文), 国友 浩 (京大基研), 酒井 忠勝 (名大理/KMI, 連絡責任者), 坂本 眞人 (神戸大), 杉本 茂樹 (IPMU), 高柳 匡 (京大基研), 立川 裕二 (東大理), 橋本 幸士 (阪大理/理研), 浜中 真志 (名大多元), 細道 和夫 (京大基研), 山口 哲 (阪大理), 吉田 健太郎 (京大理)
  7. 研究会報告
    4 - 研究会「場の理論と弦理論」
    素粒子論研究・電子版 Vol 17 (2014) No. 4
    HTML
    基研研究会「場の理論と弦理論」 開催日時: 2013年8月19日 ~ 2013年8月23日 開催場所: 京都大学基礎物理学研究所 湯川記念館       パナソニック国際交流ホールおよび会議室(Y206,Y306)
    概要
  8. 5 - QCDにおけるクォークの閉じ込めとカイラル対称性の自発的破れの関係の研究土居孝寛(京都大学大学院理学研究科)
  9. 修士論文
    5 - QCDにおけるクォークの閉じ込めとカイラル対称性の自発的破れの関係の研究
    素粒子論研究・電子版 Vol 17 (2014) No. 5
    PDF
    カラーの閉じ込めやカイラル対称性の自発的破れ等の低エネルギー領域のQCDが示す非摂動的現象は、クォーク・グルーオンの多体系としてのハドロンを理解する上で必要不可欠な現象である。カラーの閉じ込めとカイラル対称性の自発的破れそれぞれの非摂動的現象も興味深いが、その関係性もまた興味深い研究対象である。 本研究の目的は、数値的にだけではなく解析的にもlow-lying Dirac mode が閉じ込め現象にとって本質的ではない事を示す事である。まず、時間方向の周期境界条件を課した時間方向の格子サイズが奇数の格子を用いてPolyakov loopとDirac modeを直接結ぶ解析的な関係式を導出する。Polyakov loopは閉じ込めの代表的なオーダーパラメータであり、low-lying Dirac modeはカイラル対称性の自発的破れに関する最も重要なモードであるから、この関係式に基づいてクォークの閉じ込めとカイラル対称性の自発的破れの関係を議論する事ができる。この関係式より、low-lying Dirac mode はPolyakov loop の値にほとんど寄与しない事が示唆され、実際の数値解析でも確認できた。また、数値解析のため、Kogut-Susskind formalismを時間方向の格子サイズが奇数の格子でも適用可能にするために一般化した。
    概要

Volume 18

2014年9月11日発行
    1 - 剽窃事件顛末記中西襄
  1. エッセイ
    1 - 剽窃事件顛末記
    素粒子論研究・電子版 Vol 18 (2014) No. 1
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    1999年,筆者は自分の著書の剽窃事件を体験した.当時の記録に基づいてその一部始終をまとめてみた.明らかな不正の存在を巡って人々がどのように振る舞うか,興味ある人間模様を見ることができる.
    アブストラクト
  2. 2 - Instantons and monopoles in terms of ADHM/Nahm construction村中大地
  3. 2 - Instantons and monopoles in terms of ADHM/Nahm construction
    素粒子論研究・電子版 Vol 18 (2014) No. 2
    PDF
    Yang-Mills理論のラグランジアンからはインスタントンやモノポールといった様々なソリトン解が導かれる.それらは当初,自己双対/Bogomolny方程式にアンザッツを課すことで場当たり的に解かれていたが,後に発表されたADHM/Nahm構成法によって系統的に求められるようになった.ADHM/Nahm構成法ではインスタントンやモノポールの持つ情報はすべてADHM/Nahmデータに集約される.また,特にNahm構成法からはTP_1と呼ばれる空間に住むスペクトル曲線の概念が導かれ,それらの対称性を考察することで正多面体の対称性を持つ高度なモノポールを構成することもできる.さらに,ADHM/Nahm構成法は周期性を持つインスタントンであるcaloronにも応用され,いくつかの新たな解が発見されつつある.この記事では,そのようなADHM/Nahm構成法に関する基礎的な知識について,初学者向けに解説する.
    アブストラクト
    インスタントン、モノポール、caloron、ADHM構成法、Nahm構成法
    キーワード
  4. 3 - 2013年度 原子核三者若手夏の学校 素粒子論パート/場の理論 講義中村 純(広島大学 情報メディア教育研究センター)、金沢大学理論物理学研究室(河内比花留 後藤弘光 藤田哲也 松崎功志 八十山朋彦 魚井英生 遠山国也 松田命 安井慎一郎 柏瀬翔一 山田雅俊)
  5. 講義録
    3 - 2013年度 原子核三者若手夏の学校 素粒子論パート/場の理論 講義
    素粒子論研究・電子版 Vol 18 (2014) No. 3
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    この講義録は2013年度原子核三者若手夏の学校で行われた中村純氏による格子ゲージ理論に関する講義(素粒子パート/場の理論) をまとめたものです。この講義では格子ゲージ理論の基礎と中村氏が開発されている Lattice Tool Kit の基本的な使い方について述べられています(有限温度、有限密度の章は時間の都合上省略されています)。
    アブストラクト
    夏の学校講義録
    キーワード
  6. 4 - 山口さんと相転移亀淵迪
  7. 4 - 山口さんと相転移
    素粒子論研究・電子版 Vol 18 (2014) No. 4
    PDF
    敬愛する先輩山口さんの米寿を祝し、この一文を捧げます
    アブストラクト

Volume 19

2015年3月9日発行
    1 - 素粒子理論の宇宙論への適用に関する疑問中西襄
  1. 1 - 素粒子理論の宇宙論への適用に関する疑問
    素粒子論研究・電子版 Vol 19 (2014) No. 1
    PDF
    ビッグバン宇宙論によれば,宇宙は最初非常に高温だったが,膨張するに従い次第に冷えたとされる.この際,相転移が起きて,対称性が高い状態から自発的に素粒子の標準理論で記述されるような対称性の低い状態に移行したという解説がよくなされる.だが,これは場の量子論的にきちんと定式化された理論に基づく主張なのであろうか.どなたかこの件に関する原理的疑問に答えて頂けないものだろうか.
    アブストラクト
  2. 2 - 超弦理論における時空のコンパクト化木村 哲士
  3. 総説、講義ノート
    2 - 超弦理論における時空のコンパクト化
    素粒子論研究・電子版 Vol 19 (2014) No. 2
    PDF
    これは平成26年(2014年)10月14日から16日にかけて実施した茨城大学大学院での集中講義用のノートである。このノートでは、1985年以来のヘテロティック弦理論におけるCalabi-Yau空間を用いたコンパクト化という、超弦理論ではもはや古典的ともいうべきコンパクト化の議論を行う。超弦理論における時空のコンパクト化では超対称変換と幾何学に深い関係があるため、超対称性とKilling方程式、特殊ホロノミー群多様体なども合わせて紹介する。ここまでは標準的な教科書でも紹介しているテーマだが、さらに最終章では2014年現在の発展を紹介する。
    アブストラクト
    超弦理論、コンパクト化、Calabi-Yau空間、フラックスコンパクト化
    キーワード
  4. 3 - 湯川秀樹先生の初めての一般講演大久保茂男
  5. 3 - 湯川秀樹先生の初めての一般講演
    素粒子論研究・電子版 Vol 19 (2014) No. 3
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    湯川秀樹先生は大阪帝国大学助教授で31歳の秋、その名と中間子論が一般の世に知られる前に、徳島の中学の深井源治校長に依頼され、はじめての一般向けの講演を中学生に対して行った。その記録を深井源治校長は湯川先生に送付し、湯川先生が大事に保管していたことがこのほどわかった。湯川先生の最初の社会的活動である。講演受諾の経緯、講演の内容、定年退官後の両氏の講演に対する述懐などが紹介される。
    アブストラクト
    湯川秀樹、四国の秋、中間子論、科学の社会還元、はじめての一般講演、渦の音、徳島中学講演、深井源治校長
    キーワード
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