Volume 19-3
湯川秀樹先生の初めての一般講演
大久保 茂男
素粒子論研究・電子版 Vol. 19 (2014) No. 3
(編集部で巻号の表記法を統一した結果、素粒子論研究・電子版 Vol. 19 (2015) No. 3 の表記に変わりました)
2020年3月17日受理
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概要
湯川秀樹先生は大阪帝国大学助教授で31歳の秋、その名と中間子論が一般の世に知られる前に、徳島の中学の深井源治校長に依頼され、はじめての一般向けの講演を中学生に対して行った。その記録を深井源治校長は湯川先生に送付し、湯川先生が大事に保管していたことがこのほどわかった。湯川先生の最初の社会的活動である。講演受諾の経緯、講演の内容、定年退官後の両氏の講演に対する述懐などが紹介される。
キーワード
湯川秀樹、四国の秋、中間子論、科学の社会還元、はじめての一般講演、渦の音、徳島中学講演、深井源治校長
変更点
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