========================================================================= 研究会「コンパクト連星合体からの重力波・電磁波放射とその周辺領域」   1st circular ========================================================================= 標記の研究会を下記の通り2015年2月12 14日に開催いたします。 研究会は下記の招待講演に加え、関連する分野からの一般講演を募集します。 研究会ホームページ http://www2.yukawa.kyoto-u.ac.jp/~yuichiro.sekiguchi/EM2014/EM2014.html 参加希望の方は以下の申込みフォームを切り取って、以下にお送り下さい。 宛先:sekig _@_ yukawa.kyoto-u.ac.jp ( _@_ を @ に) 締切:12月15日(月) (旅費補助あり)      1月 9日(金) (旅費補助なし)     ===== 申込みフォーム =================== 1. 氏名 : 2. 所属 : 3. 職/学年 : 4. メールアドレス : 5. 旅費補助 : 依頼する、依頼しない   6. 懇親会 2/13 : 参加する、参加しない 7. 講演希望 : 有、無 (口頭のみ) 8. 講演タイトル : 9. 講演内容 : (200字程度) ========================================= 発表枠・財源には限りがあります。ご希望に添えない場合は容赦ください。 みなさまのご参加をお待ちしております。 (世話人代表・京大基研) 関口雄一郎 ========================================================================= ========================================================================= 日時 2015年2月12日(木) 14日(土) 場所 京都大学 基礎物理学研究所 湯川記念館パナソニック国際交流ホール アクセス方法 http://www.yukawa.kyoto-u.ac.jp/contents/guide/map.html 趣旨  連星中性子星やブラックホール・中性子星連星の合体(コンパクト天体連星合体)は  もっとも有望な重力波源であり、2016年頃からの運用開始が予定されている第2世代の  重力波検出器(advanced LIGO、advanced VIRGO、KAGRA)によって、重力波が直接 検出されることが期待されている。 重力波信号は極めて微弱であるため、検出の信頼 度及び効率を高めるために、 重力波に付随する電磁波対応天体を同時観測することが 求められている。  しかし、どのような電磁波放射が付随する可能性があり、それをどのようにして観測す  るのかに関する研究は未だ萌芽的であり、今後推進して行くべき重要課題である。連星  合体において期待される電磁波放射現象は、超新星爆発をはじめとする高エネルギー天  体現象における放射現象と類似する点も見られるため、両分野の研究者が協力して研究  をすすめるべき課題も多いが、その連携はこれまでのところ十分とは言えない。  さらに、コンパクト天体連星合体は、鉄よりも重い、金やウランなどの重元素の起源と  しても注目を集めている。これは、従来主要サイトと考えられていた超新星爆発では  r過程が効率的に進行しないことが近年の研究によって示唆されているためである。  連星合体におけるr過程元素合成の詳細を明らかにすることは、元素の起源のみならず、  重力波の電磁波対応天体の観点からも重要である。  これらに鑑み、本研究会ではコンパクト天体連星合体を軸として、幅広い分野(連星  合体計算、γ線バースト、超新星爆発、r過程元素合成計算、銀河の化学進化、金属欠  乏星の観測、突発天体の光学/近赤外観測、X・ガンマ線観測、重力波観測)から研究 者を集め、これまでの成果を紹介・整理し、数年後に迫った重力波観測と電磁波観測 の共同研究体制の構築に向けた議論を行う。  招待講演者    中性子星連星合体  : 関口雄一郎(京大基研) BH・中性子星連星合体: 木内建太(京大基研) γ線バースト     : 井岡邦仁(KEK) 超新星爆発     : 前田啓一(京大) r過程元素合成    : 和南城伸也(理化学研究所) 金属欠乏星観測   : 青木和光(国立天文台) 銀河の化学進化   : 石丸友里(国際基督教大学) 重力波観測     : 安東正樹(東京大) 突発天体観測    : 田中雅臣(国立天文台) X・ガンマ線観測   : 河合誠之(東工大) 共催  HPCI戦略プログラム:分野5「物質と宇宙の起源と構造」  基盤研究(A)「数値相対論による重力波源の研究」(代表 柴田大)  新学術領域研究「重力波天体の多様な観測による宇宙物理学の新展開」(代表 中村卓史)         計画研究A05「理論的研究」(代表 田中貴浩) 世話人  関口雄一郎 (京都大学)    柴田大   (京都大学)    田中貴浩  (京都大学)    中村卓史  (京都大学)    田中雅臣  (国立天文台)   井岡邦仁  (KEK)    和南城伸也 (理化学研究所)