藤 博之(平成19年度−平成20年度)
これまでの研究経過
藤の研究では、主に位相的弦理論とM理論に関する研究を行った。M理論に関する研究では、寺嶋氏、山崎氏と共同で、オービフォルド空間上でのM2-ブレインの作用を構築し、その古典的モジュライ空間を考察した。一方,位相的理論の研究においては、Dijkgraaf氏と共同で、Jones多項式に対する体積予想と位相的開弦理論の関係を考察し、その成果を国内外の研究集会にて発表した。
代表的な成果発表
<雑誌論文>
- H. Fuji, S. Terashima, and M. Yamazaki,
"A New N=4 Membrane Action via Orbifold", Nucl. Phys. B810: 354-368 (2009).
<学会発表>
- H. Fuji,
"Volume Conjecture and Topological String", Workshop on Geometry and Integrability, University of Melbourne, Feb 13, (2008).
- H. Fuji,
"Volume Conjecture and Topological String", Mini-workshop on Mirror Symmetry, 北海道大学数学教室, Feb 2, (2008).