quantumespresso:金属
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quantumespresso:金属 [2018/11/02 19:40] – [入力ファイル] koudai | quantumespresso:金属 [2021/06/27 22:04] (current) – external edit 127.0.0.1 | ||
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Line 34: | Line 34: | ||
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& | & | ||
+ | conv_thr = 1.0d-8 | ||
/ | / | ||
ATOMIC_SPECIES | ATOMIC_SPECIES | ||
Line 43: | Line 44: | ||
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- | ^変数^説明^ | + | (注意)チュートリアル計算のため、k点数が非常に少ないです。Alの場合は本当は 16 16 16 くらいは必要です。 |
- | |occupations |金属を計算する場合、smearingとすることによって状態を広がりを持ったものにすることができます。| | + | |
- | |smearing | + | ^変数^初期値^説明^ |
- | |degauss|広がりの幅(単位はリュードベリ)。 k点が多ければ広がりの幅は小さくできますが、k点が少ないと大きめにとる必要があります。 広がりを大きくした場合は計算の精度も落ちますが、mvやmpではそれらもある程度回避できます。| | + | |occupations|なし |
+ | |smearing | ||
+ | |degauss | ||
ここでsmearingに指定されているmpというのは | ここでsmearingに指定されているmpというのは | ||
Line 74: | Line 77: | ||
the Fermi energy is 8.2893 ev | the Fermi energy is 8.2893 ev | ||
- | バンド構造の計算方法は前節のSiの場合と同じです。 フェルミ・エネルギーは上で得られた値を用います。 | + | バンド構造の計算方法は前節のSiの場合と同じです。 |
+ | **ただし occupations, | ||
+ | フェルミ・エネルギーはSCF計算で得られた値を用います。 | ||
- | Alの場合、電子配置は[Ne]3s23p1で価電子数が3なので、スピンの縮退も考慮して2本目のバンドの半分まで電子が詰まっています。 | + | Alの場合、電子配置は [Ne] 3s2 3p1 で価電子数が3なので、スピンの縮退も考慮して2本目のバンドの半分まで電子が詰まっています。 |
つまり、最低2本あればよいのですが、普通、バンドは伝導バンドと複雑に入り交じっているので、バンドの数を多めに見積もる必要があります。 | つまり、最低2本あればよいのですが、普通、バンドは伝導バンドと複雑に入り交じっているので、バンドの数を多めに見積もる必要があります。 | ||
もし金属であるにもかかわらず入力ファイルにnbndが指定されていなければ、価電子帯のバンド数に、それの20%(最低4)を足したものが nbnd に自動的に指定されます。 | もし金属であるにもかかわらず入力ファイルにnbndが指定されていなければ、価電子帯のバンド数に、それの20%(最低4)を足したものが nbnd に自動的に指定されます。 | ||
quantumespresso/金属.1541155219.txt.gz · Last modified: 2021/06/27 22:00 (external edit)